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クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

オペレッタは楽しい!~新国立オペラでヨハン・シュトラウス2世「こうもり」を観る / 東京交響楽団「モーツァルト・マチネ」の4回セット券を取る~ミューザ川崎

2018年01月19日 08時10分22秒 | 日記

19日(金)。わが家に来てから今日で1206日目を迎え、トランプ米大統領が17日 同氏が「最も腐敗し、偏見に満ちた主要メディア」と考える「フェイクニュース賞」を発表した というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

               「フェイクニュース賞」だったらトランプ大統領のツイッターが最も相応しくね?

 

                     

 

昨日は、夕食に「アジの開き」を焼き、「生野菜とタコのサラダ」と「マグロの山掛け」を作りました アジは千葉県勝浦市在住の大学時代の友人S君が送ってくれた逸品です。持つべきものは友だちです

 

     

 

                     

 

東京交響楽団の「モーツァルト・マチネ」の次期シーズン券をWeb会員先行発売で取りました このコンサートはミューザ川崎で年4回開かれる約1時間の公演で、ラインナップは次のようになっています

 

     

 

     

 

チケット代は@3,500円ですが、4回セットでは11,000円です 今回は 今 クラシック界で話題のソプラノ田中彩子さんのコンサート・アリアに期待しています 会場がミューザ川崎なので東京都内の公演よりも交通費が高くつきますが、モーツアルトを聴くためなら仕方ありません

 

                     

 

昨夕、初台の新国立劇場「オペラパレス」で、ヨハン・シュトラウス2世の喜歌劇「こうもり」を観ました 出演は、アイゼンシュタイン=アドリアン・エレート、ロザリンデ=エリーザベト・フレヒル、フランク=ハンス・ペーター・カンマーラー、オルロフスキー公爵=ステファニー・アタナソフ、アルフレート=村上公太、ファルケ博士=クレメンス・ザンダー、アデーレ=ジェニファー・オローリン、フロッシュ=フランツ・スラ―ダ、イーダ=鵜木絵里、ブリント博士=大久保光哉。管弦楽=東京交響楽団、合唱=新国立劇場合唱団、バレエ=東京シティ・バレエ団、指揮=アルフレート・エシュヴェ、演出=ハインツ・ツェドニクです

 

     

 

舞台はウィーン郊外。アイゼンシュタインは顧問弁護士の不手際で禁固刑を受け大憤慨している しかし、悪友ファルケに誘われ、妻のロザリンデには刑務所へ出頭すると偽り、変装してオルロフスキー公爵邸の夜会に出掛ける そこで仮面の美女を 妻と気づかず口説く。翌朝、刑務所に出頭したアイゼンシュタインは、駆けつけた妻の浮気を疑うが、自分の浮気がばれて逆にやり込められる そこへ、この茶番劇の仕掛け人ファルケが現れ、「すべてはシャンパンのいたずら」と言って大団円を迎える

 

     

 

私が新国立オペラの「こうもり」を観るのは2006年6月、2009年1月、2011年12月、2015年1月に次いで今回が5回目です。いずれも演出はハインツ・ツェドニクによるものです

前回2015年の時もタクトをとったウィーン生まれのアルフレート・エシュヴェの指揮で序曲の演奏に入ります オケは東京交響楽団ですが、最初から素晴らしい演奏を展開します オーケストラ・ピットだと薄っぺらな演奏になりがちですが、オペレッタらしい軽快な中にも充実感のある演奏です この時点で この日の公演の成功を確信しました

アイゼンシュタインを歌ったウィーン生まれのエレートは前回も同じ役を歌っていますが、この日も絶好調でした  長年ウィーン国立歌劇場の専属歌手を務めていたのも頷けます 歌はもちろんのこと、自然な演技が素晴らしく、存在感が抜群でした

ロザリンデを歌ったオーストリア出身のエリーザベト・フレヒルは新国立オペラ初登場ですが、ウィーン・フォルクスオパーの専属歌手に相応しい見事な歌唱力と演技力です 特に第2幕でハンガリーの舞曲チャールダーシュに乗って歌う「ふるさとの調べは」は聴きものでした

オルロフスキー公爵を歌ったウィーン生まれのステファニー・アタナソフは、昨年の新国立オペラ「ばらの騎士」でオクタヴィアンを歌ったばかりのメゾソプラノですが、男装の麗人を見事に歌い演じました

日本人歌手で健闘したのはアルフレードを歌った東京音大出身の村上公太です。良く通るテノールで「ロザリンデ 命」の心情をコミカルに歌い上げました

さて、今回一番印象に残ったのはロザリンデの小間使いアデーレを歌ったアメリカ出身のジェニファー・オローリンです 前回 新国立オペラで同役を歌った時はそれほどとは思わなかったのですが、今回は歌唱力といい演技力といい、抜群の存在感を見せつけました 特に第2幕で歌う「公爵様、あなたのような方は」はアイゼンシュタインをやり込める説得力のある歌唱力でした

刑務所の看守フロシュを演じたウィーン生まれのフランツ・スラ―ダは歌手ではなく俳優で、2009年、2011年の時も同じ役で出演しましたが、今回も「ショーチュー」(焼酎)を連発し 常に酔っぱらっている看守を洒脱に演じ 喝さいを浴びました

ツェドニクの演出で、何回観ても笑ってしまうのは、アイゼンシュタインの身代わりで牢獄に入り 歌ばかり歌っていたアルフレートが解放されるシーンです フロシュが「お前の職業は何だ?」と訊くとアルフレートは「歌手です」と答え、「どこの歌劇場と契約しているんだ?」と訊くと「新国立劇場」と答えます。するとフロシュはポケットから小銭を出してアルフレートに握らせます。「そうか、そんな安い給料でやってるのか、気の毒に」というわけです ここは爆笑のシーンですが、この日の聴衆の反応は日光の手前でした。日光の手前=今市=イマイチ、分かりますね

歌手たちの歌と演技に加えて、このオペラでもう一つ楽しいのは第2幕のオルロフスキーの館での夜会で、シュトラウスのポルカ「雷鳴と電光」に合わせて参加者が踊るシーンです   これほど楽しい音楽があるのだろうか、と思うほどウキウキし、一緒に参加したくなるほどです   この曲を聴くたびに思い出すのは、80年代中頃に神奈川県民ホールで聴いたカルロス・クライバー指揮バイエルン放送響によるコンサートでアンコールとして演奏された「雷鳴と電光」です   クライバーの華麗な指揮に見とれ、軽快そのものの演奏に聴き入りました。あの時の思い出は一生忘れません

最初にも書きましたが、この日の公演の影の貢献者はアルフレート・エシュヴェ指揮東京交響楽団です 東京フィルのオペラでの演奏は定評がありますが、東京交響楽団も どうしてどうして 捨てたものではありません オペレッタらしい明るく楽しく軽快な演奏で終始楽しむことが出来ました

もし「オペラはどうも・・・」と敬遠している人がいらっしゃったら、オペレッタから入門しては如何でしょうか。特にこの「こうもり」は理屈抜きで楽しいオペレッタです

 

     

 

さて、ここで この日の公演の直前に起こった出来事を書いておいた方が良いと思います

開演時間の午後7時になり、ほとんどの聴衆が席に着いて場内アナウンスが始まろうとしている時のことです 会場の左後方から一人の男が大声で何やら叫びながら入ってきました 「安倍首相にお渡ししました」というのが聴こえましたが、あとは何を言っているのかさっぱり分かりませんでした 皆「何事か?」とその男の方に目を向けると、左側の通路を通って最前列まで降りていき、何やら叫びながら最前列席の前を右に行ったり左に行ったりして自分を席を探している様子です。そこへ最前列左サイドからサスペンダー爺さんがやって来たのですが、その男の行動に呆気にとられて しばし立ち尽くしています 結局 その男は最前列の左から2番目の席に座りました。そこに やっと女性アテンダントがやってきたので、その男に注意するかと思いきや、男の前を素通りして行ってしまいました 「何のためにそこに行ったんだよ」と内心ツッコミを入れていたら、男性アテンダントがやってきて男に何やら話しかけていました。とくに騒ぐ様子がないと判断したのか すぐに引き上げました 大きな荷物を背負った草履履きの吊りズボン爺さんも自分の席に着きましたが、この時ばかりは自己顕示欲の塊り=サスペンダー爺さんも、その男に存在感で負けていました 春になると突然大声を出して周囲をビックリさせる人間が発生しますが、まだ春も遠い1月の寒い日に現れるのは珍しいと思います

そもそも、そういう異常な人がオペラ劇場に来ること自体 不思議に思います   しかし、考えようによっては、ヒトラーだって音楽や美術を愛好していた訳で、不思議でも何でもないのかも知れません それにしても、迷惑な人たちです

 

     

     

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