人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

萩原麻未「ピアノ・リサイタル」、ジョナサン・ノット+東響「名曲全集」のチケットを買う

2014年03月20日 07時00分31秒 | 日記

20日(金)。昨日の朝日朝刊・文化欄に「いま、コルンゴルト~時代に埋もれた響き 魅了」という見出しの記事が載りました 筆者は朝日文化部の看板記者・吉田純子さんです。記事を超訳すると

「名前すらほとんど聞かない現代作曲家の音楽がいま、日本各地で、ほぼ同時多発的に演奏されている。第2次世界大戦をまたぎ、ウィーンや米国で活躍したユダヤ系作曲家、エ―リヒ・ウォルフガング・コルンゴルト。クローズアップされるのはなぜか。彼のオペラ「死の都」はびわ湖ホールで上演され、新国立劇場でも上演中である。31日には「東京・春・音楽祭」でその生涯と音楽を取り上げた企画公演が開かれる。5月27日には東京都交響楽団が交響曲を上演する。また、ヴァイオリン協奏曲は22日に読響が、5月に日本フィルが、7月に広島交響楽団が、10月には神奈川フィルが取り上げる。彼の器楽曲でも、とりわけ芸術的な純度が高い傑作だ 指揮者・山田和樹氏は『クリムトの絵を彷彿させる退廃美と”ジュラシック・パーク”の音楽さながらのカタルシスが、違和感なく自然に同居している』とほれ込む 実験性に富む20世紀の現代音楽は、耳に快い曲ばかりとは限らない。同時代の作曲家の作品は積極的に紹介したいが、聴衆を辟易させたくもない そんなジレンマに悩む演奏家たちが、一流の現代音楽でありながら、大衆の心をつかむ俗っぽさと華やかも兼ね備えたコルンゴルトの響きに吸い寄せらせれている

山田和樹氏も吉田純子記者も、さすがにコルンゴルトの音楽の神髄をよく捉えていると思います 現在、新国立劇場で上映中のオペラ「死の都」についてはゲネプロ(3/9)と初日公演(3/12)の様子をそれぞれ翌日のブログに書きました 

 

          

 

文中にあった3月31日(月)午後7時から上野学園石橋メモリアルホールで開かれる「東京・春・音楽祭」の「東京春祭ディスカバリー・シリーズ『E.W.コルンゴルト~二つの世界の狭間で』」は、弦楽四重奏曲第3番他が演奏されますが、内容は下のチラシの通りです もちろん私も聴きに行きます

 

          

 

これも文中にあった5月27日(火)午後7時からサントリーホールで開かれる東京都交響楽団の第771回定期演奏会は、マルク・アルブレヒトの指揮により、メンデルスゾーン「ピアノ協奏曲第1番ト短調」とコルンゴルト「交響曲嬰へ調」が演奏されます これも聴きに行きます

 

          

 

数日前にもブログに書いたとおり、私はコルンゴルトの音楽を30年以上前から聴いていますが、きっかけはウルフ・ヘルシャーのヴァイオリン独奏による「ヴァイオリン協奏曲」(1973年録音)でした。いまコルンゴルトの音楽が見直されていることはとても嬉しいです

 

          

 

  閑話休題   

 

チケットを2枚買いました 1枚は4月26日(土)午後2時からミューザ川崎で開かれる東京交響楽団の「名曲全集」第96回公演です。プログラムは①ウェーベルン「管弦楽のための5つの小品」、②シューベルト「交響曲第4番ハ短調”悲劇的”」、③ブラームス「ピアノ協奏曲第1番ニ短調」です 指揮は東響第3代音楽監督に就任したジョナサン・ノット、③のピアノ独奏は佐藤卓史です

実は、これまで東京交響楽団は①サントリーホールシリーズ、②東京オペラシティシリーズ、③ミューザ川崎「名曲全集」の3つの定期会員になっていたのですが、新年度から名曲全集は会員継続せず、プログラムによって聴く聴かないを判断することにしたのです その理由は、①土曜午後ということで、他のコンサートとダブルことが多いこと、②何だかんだ言っても、川崎は遠いということです

 

          

 

2枚目は6月27日(金)午後7時から紀尾井ホールで開かれる「萩原麻未ピアノ・リサイタル」です プログラムは①フォーレ「ノクターン第1番」、②同「ノクターン第4番」、③ドビュッシー「ベルガマスク組曲」、④同「喜びの島」、⑤ラヴェル「高雅で感傷的なワルツ」、⑥ラ・ヴァルス、⑦ジェフスキー「ウィンズボロ・コットン・ミル・ブルース」です 萩原麻未のコンサートは、知りうる限りすべて聴きに行く方針です

 

          

 

  閑話休題  

 

私はすでにコンサートの予定が入っていて行けませんが、低料金でコストパフォーマンスの高いお薦めコンサートのいくつかをご紹介します

最初は、3月31日(月)午後7時から文京シビックホールで開かれる「オーケストラの日」コンサートです プログラムは①ショスタコーヴィチ「祝典序曲」、②チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」、③ガーシュイン「ラプソディ・イン・ブルー」、④プッチーニ「マノン・レスコー」~第3幕の間奏曲、⑤ラヴェル「ボレロ」です 指揮・ピアノは渡邊一正、管弦楽はオーケストラの日祝祭管弦楽団(プロのオケ選抜)、ピアノはエリザベート王妃国際音楽コンクール優勝者アンドレイ・バラーノフ。入場料は@3,000円です

 

          

 

2つ目は4月30日(水)午後7時から東京文化会館小ホールで開かれる「多美智子 室内楽シリーズⅦ」コンサートです プログラムは①モーツアルト「ピアノ五重奏曲K.452」、②ブラームス「クラリネット・ソナタ第2番」、③ライネッケ「オーボエ、ホルン、ピアノのための三重奏曲」、④ベートーヴェン「ピアノ五重奏曲」です 演奏はピアノ:多美智子、オーボエ:小畑善昭、クラリネット:山本正治、ファゴット:井上俊次、ホルン:山本真。入場料は全自由席4,000円です

 

          

 

3つ目は6月21日(土)午後2時から池袋の東京芸術劇場で開かれる「クラシカル・プレイヤーズ東京」演奏会です プログラムは①メンデルスゾーン「夏の夜の夢」序曲、②モーツアルト「ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488」、③シューベルト「交響曲第7番”未完成”」です。指揮は有田正広、②のフォルテピアノは仲道郁代で、コンマスは新日本フィルのソロ・コンマスの豊嶋泰嗣です。オケは古楽器を使用します 入場料はS席@4000円、A席@3,000円、B席@2,000円です

 

          

 

4つ目は同じく6月21(土)午後3時から上野の東京芸術大学奏楽堂で開かれる「東京藝大チェンバーオーケストラ第23回定期演奏会」です プログラムは①エルガー「序奏とアレグロ」、②オネゲル「交響曲第2番」、③ワーグナー「ジークフリート牧歌」、④モーツアルト「交響曲第41番ハ長調K.551”ジュピター”」です 指揮は尾高忠明。入場料は全自由席@1,500円です

 

          

 

これからも、日程の関係で自分では行けないけれど、格安でお薦めのコンサートについては時々お知らせしたいと思います

 

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