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クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

上原彩子+河村尚子+チョ・ソンジン饗宴コンサートを聴く~サントリーホール

2016年02月09日 07時08分16秒 | 日記

9日(火)。昨日は朝から喉が痛むので「やられたかな」と思い、近くの内科に行って診てもらいました。幸い風邪の初期の症状で、大したことはないと言われ安心しました その割には5種類もの薬を出され、本当にこんなに薬を飲む必要があるんだろうか?と疑ってしまいました 病院と調剤薬局が結託して不必要な薬を出して点数稼ぎをしているのではないか、といつも思います そりゃ、飲みますよ。早く良くなりたいから ということで、わが家に来てから499日目を迎え、久々にドアップで登場のモコタロです

 

          

               ちい~っす 寒いねえ 元気にしてる?

 

  閑話休題  

 

昨日は、夕食に「豚ロールの照り焼き」「生野菜とシラスのサラダ」「インゲンのお浸し」を作りました 「豚ロール~」は料理本に「豚こま切れ肉」と書いてあり、果たして「こま切れ肉」でジャガイモとニンジンの角切りをロール出来るのかな?と不審に思ったのですが、やってみなければ分からないな、と思い直して豚のこま切れを買ってきました

パックから肉を取り出してみると、思った通り「細かく」「切れて」いて、とても野菜を巻くことなど出来ません しかたないので、もう一度お店に行って豚のバラ肉を買ってきました。わたしゃ、いったい何を信じたらいいんだい? 料理本にも困ったものです

 

          

 

  も一度、閑話休題  

 

昨夕、サントリーホールで「浜松国際ピアノアカデミー第20回開催記念コンサート」を聴きました プログラムは①モーツアルト「ピアノ・ソナタ第12番K332」(河村尚子)、②ラフマニノフ「前奏曲ト長調」(上原彩子)、③同「ピアノ・ソナタ第2番変ロ長調」(同)、④ショパン「ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調」(チョ・ソンジン)、⑤モーツアルト「2台のピアノのためのソナタ ニ長調K448」(上原、河村)、⑥ラフマニノフ「6手のためのワルツとロマンス」(上原、河村、チョ)です

 

          

 

自席は1階5列30番、右ブロック左から3つ目です。会場は9割方埋まっている感じでしょうか 開演時間を少し過ぎたところで、浜松国際ピアノアカデミー音楽監督・中村紘子がステージに登場、開会のあいさつをしました

「このアカデミーは1996年に第1回を開いて今年が21年目になるが、途中1年の空白があるので今回が20回記念となる 第1回目は海外に広く呼びかけたところ、ベトナムからの参加者があったが、少し弾いては止め、また弾いては止めていたので、どうしたのかと声を掛けると泣いていた 理由を訊くと『自国にはこんなに素晴らしいピアノがない。初めてこのピアノで弾いてみて、こんなに美しい音がするのかと感動した』と言う。また、第2回目はウクナイナからの参加者があったが、グリッサンドを弾かせたら、ピアノを端から端まで指で流していくのではなく、一音一音弾いていたので『どうして、そんな面倒くさい弾き方をするの?』と訊いたら、『自国の音楽院のピアノはボロくてグリッサンドが出来ない 先生から、一音一音弾くように言われた』という答えだった。それから時代は変わった。今日出演する韓国のチョ・ソンジン君は初めてこのアカデミーに参加した時は15歳になっていなかった。それが2009年の第14回の時に最年少で第1位を獲得した そして昨年10月に開催された第17回ショパン国際ピアノ・コンクールでは優勝するまでに至った(以下省略)。今日は最後までゆっくりとお楽しみください

中村紘子という人は文章が抜群に上手いのですが、話も上手です 約11分話しましたが、聴衆の心を引き付ける話術を持っています

さて、1曲目はモーツアルト「ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調K332」です ステージ中央にはスタインウェイが威容を誇っています。青緑色のステージ衣装に身を包まれた河村尚子がにこやかに登場し、ピアノに向かいます

この曲の初版は1784年にK330、K331とともにウィーンのアリタリア社から出版されていますが、どこで作曲されたのかは定かでないようです 私はこの曲がとても好きで昔から良く聴いていました。自席からは河村尚子の指使いが見えない代わりに、演奏する時の彼女の顔の表情が良く見えます 彼女の特徴は、曲想に合わせて顔つきが千変万化することです 楽しい曲想の時は楽しげな顔を、悲しい曲想の時は悲しげな顔をして演奏します。逆に言えば、顔の表情がそのまま演奏に表れているように感じます。感情表現が豊かな人です。個性豊かな素晴らしい演奏でした

ピアノが入れ替わります。スタインウェイが舞台左サイドに引っ込められ、右サイドからヤマハがセンターに移動します 上原彩子が白を基調とした(6日のクラシカル・プレイヤーズ東京の公演の時と同じ)衣装で登場し、ピアノに向かいます 彼女は3歳からヤマハ音楽教室に通っていたということから、ヤマハを使うのでしょうね

ラフマニノフの「前奏曲ト長調」と「ピアノ・ソナタ第2番」を弾きます。「前奏曲ト長調」を優雅に弾き終わったかと思ったら、続けて「ピアノ・ソナタ第2番」の演奏に移りました 第1楽章「アレグロ・アジタート」はその名の通り、人の心を煽るような主題で開始されますが、これが効果的でした まるで前の曲と一体となって1つの曲を聴いているような気になります

上原彩子は小柄ですが、小さな身体のどこからあんなダイナミックな音楽が生まれるのか?と不思議に思います プライベートでは彼女は3人の子供の母親ですが、地に根付いた底力を感じます ”ぶれない演奏”と言ったら良いでしょうか。感動しました

 

          

 

休憩後の最初はショパン・コンクール優勝者チョ・ソンジンによるショパン「ピアノ・ソナタ第2番」です 今回の出演が決まった時は、まだショパン・コンクールの前だったと思います。ピアノはスタインウェイを使用します

第1楽章冒頭部分を聴いた時、これは今まで聴いたどの演奏とも違う、と感じました どう表現すれば良いのか分かりませんが、強いて言えば「エモーショナル」な演奏です 第3楽章の”葬送行進曲”も、弱音なのに力がある、というか、主張があります なるほど、これがショパン・コンクール優勝の実力か、と納得しました

次はモーツアルトの「2台のピアノ・ソナタ ニ長調K448」です。この曲は、「頭が良くなる曲」として一時、話題になりましたね 2台のピアノが向かい合わせに配置されます。向かって左にスタインウェイ(河村)、右にヤマハ(上原)です 楽しい曲なので、弾いている二人も楽しそうです。とくに第2楽章などは、お互いに目と目で合図しながら、「良い曲ですねぇ」「こんな曲が弾けるなんて幸せですね」「楽しく弾いて、お金までもらっちゃっていいんでしょうか」などとピアノで会話をしているような感じです 見ている方にとっても、実に楽しい演奏でした

最後はラフマニノフの「6手のためのワルツとロマンス」です 「6手だからピアノが2台で、1台が1人で、もう1台が2人連弾だろうか、などと考えていたら、何とヤマハのピアノ1台に椅子が3つ並べられました。これにはビックリしました 3人が登場し配置に着きます。低音部から上原、河村、チョの順に腰をかけます

自席からは演奏中の指使いが見えないのですが、どうも2人ないし3人の手が交差しているようです。3人はとても楽しそうです

実に充実したコンサートでした。初めて聴いたチョ・ソンジンは予想通りの個性派ピアニストだったし、上原彩子は6日に聴いた古楽器による演奏も良かったけれど、グランドピアノを、とくに重低音を思う存分鳴らす演奏もさらに良かったと思います

 

          

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