人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

オペラパレスで「椿姫」を観て来ました

2011年02月17日 08時08分51秒 | 日記
14日(月)新国立劇場(オペラパレス)でベルディのラ・トラビアータ(椿姫)を観てきた。ヒロインのビオレッタはシエナ生まれのパトリツィア・チョーフィ。アルフレードはソウル生まれのウーキュン・キム。ジェルモンはイタリア生まれのルチオ・ガッロ。中でも際立っていたのはチョーフィ。歌はもちろん演技も素晴らしかった。「道を踏み外した女」を意味する造語であるラ・トラビアータを声と体で表現しきっていた。ミラノ・スカラ座、ウイーン国立歌劇場などでも歌ってきたというから、相当の実力者であることは間違いない。舞台は19世紀半ばのパリだが、ロンコーニの演出はその時代設定に沿った内容だった。彼の演出で椿姫を観るのは今回で3度目だと思う。そろそろ新しい演出で観てみたいとも思うが、作曲家の意図を無視した演出を押し付けられるのは論外なので、ロンコーニは許容範囲。オペラを観に行って何がいやかと言えば「まずは演出、お次は音楽」といった、変に演出家の勝手な解釈を加えた演出だ。「時代は19世紀のパリなのだが、21世紀の日本に置き換えて演出してみました」的な演出には憤りを感じる。新国立オペラは10年位前から定期会員(プレミエ=初日)になっているが、何度かありましたねぇ、そういうのが・・・・演出は「まずは音楽、お次は演出」であってほしい。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 東京藝大チェンバーオーケス... | トップ | 第1位:オペラシティコンサー... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事