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クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

岸本葉子著「エッセイの書き方 読んでもらえる文章のコツ」を読む / 村田沙耶香「コンビニ人間」、伊坂幸太郎「陽気なギャングは3つ数えろ」、米澤穂信「王とサーカス」他を買う

2018年10月18日 07時41分17秒 | 日記

18日(木)。わが家に来てから今日で1476日目を迎え、米財務省は15日、2018会計年度(17年10月~18年9月)の財政赤字が前年比17%増の7790億ドル(約87兆円)となったと発表したが、これはトランプ政権の減税による6年ぶりの赤字幅である というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

                 公約実現のための結果だけど 赤字を理由にトランプがまた攻勢をかけてくるか?

 

         

 

昨日、夕食に「豚バラ肉のエリンギ炒め」と「シメジとキャベツの中華スープ」を作りました 秋はキノコ料理がいいですね

 

     

 

         

 

性懲りもなく 本を5冊買いました   1冊目は伊坂幸太郎著「陽気なギャングは3つ数えろ」(祥伝社文庫)です 伊坂幸太郎の作品は文庫化されるたびに当ブログでご紹介してきました これは「陽気なギャングが地球を回す」(2003年)、「陽気なギャングの日常と襲撃」(2006年)に次ぐ9年ぶりのシリーズ第3作です

 

     

 

2冊目は米澤穂信著「王とサーカス」(創元推理文庫)です 米澤穂信の作品も文庫化されるたびに当ブログでご紹介してきました

 

     

 

3冊目はジェフリー・アーチャー著「嘘ばっかり」(新潮文庫)です ジェフリー・アーチャーの作品は、クリフトン年代記(第1部~第7部)をはじめ、ほとんどすべての作品をご紹介してきました この作品は15の短編から成り、前の短編集「15のわけあり小説」から7年経っての刊行となります

 

     

 

4冊目は村田沙耶香著「コンビニ人間」(文春文庫)です ご存知「芥川賞」受賞作です

 

     

 

5冊目は橋本忍著「複眼の映像 私と黒澤明」(文春文庫)です 日本で一番有名な脚本家・橋本忍氏が黒澤映画の舞台裏を描いた作品です

 

     

 

いずれも読み終わり次第、このブログでご紹介していきます

 

         

 

岸本葉子著「エッセイの書き方 読んでもらえる文章のコツ」(中公文庫)を読み終わりました。岸本葉子さんは1961年鎌倉市生まれ。東大教養学部卒。エッセイスト。会社勤務を経て中国北京に留学。著作に「がんから始まる」「生と死をめぐる断想」など多数あります

 

     

 

著者は「序章」で、「エッセイを書くことを仕事として30年ほどになるが、エッセイの方法を体系的に学ぶ機会はなかった」と告白しています そして、「これから行うのは、エッセイを書くとき、頭の中で起きていることを、自分で捉え直し、分析し、言語化し、整理する作業であり、エッセイする脳を解剖する試みとも言える」と述べています その上で、次のような章立てで話を進めていきます

第1章:テーマは連想の始動装置ー「私」と「公共」の往復運動

第2章:頭にはたらきかける文、感覚にはたらきかける文ー無意識を意識する

第3章:リスク回避と情報開示ー「自分は他者ではない」宿命を超えて

第4章:文を制御するマインドー「筆に随う」はエッセイにあらず

終  章:ひとたび脳を離れたら

すべてをご紹介するわけにはいかないので、私がこの本を読んで「なるほど」と思ったことを中心に書こうと思います

まず最初は「エッセイの基本要件」です

「エッセイとは何か。何をどのように書くものか。非常に簡単な定義だが次のようになる」として

A「自分の書きたいこと」を、

B「他者が読みたくなるように」書く

ことだと書いています

つまり「自分の書きたいことを」「自分が書きたいように書く」のではエッセイにならないということです したがって「読ませる文章でなければならない」ということになります

次に「エッセイにおける起承転結」です

「文章には起承転結があり、『結』がとても大事だと教わってきたと思う しかし、エッセイでは『転』こそが題材であり、『結』はそんなに大事ではない

これを筆者は「ある、ある、へえーっ、そうなんだ」という言葉で置き換えて説明しています 「ある、ある」が『起』『承』であり、「へえーっ」が『転』で、「そうなんだ」が『結』に当たるということです 日常会話がそうなっているとして、次の例文を提示しています

「きのうね、酔っ払って帰ってきてね、けさ家を出ようとしたら鍵がみつからないのよ」(『起』)

「もう、きのう着てた服のポケットとか鞄の中とか、あちこち引っ掻き回して探したのよ」(『承』)

「そうしたら、どこにあったと思う?なんと部屋の外、ドアの鍵穴に挿してあるじゃない。ひと晩そのまっまだったわけよ」(『転』。一番話したかったこと)

「これからは、飲み過ぎに気を付けようとあらためて思ったよ」(『結』)

非常に分かり易い例示ですね

次に「リスク回避と情報開示」の中の「文は短く」です

著者は俳画のエッセイの書き出しを例に次のように説明します

「店などにときどき飾ってありますね。ひと筆がきふうの絵に、句らしきものが添えてある。俳画というものだそう。」

「これは3つの文章から成り立っていますが、一文で続けることもできなくはない」として

「店などにときどき飾ってある、ひと筆がきふうの絵に、句らしくものが添えられているのを、俳画というそうですが・・・」

と書き、「書き出しとしてはつらい長さです。短く切りたいがために、倒置法を用います」と説明しています

自分の書いた文章を後で振り返ってみると、一文が長いことがたびたびあります そのため主語と述語が離れてしまい、意味がストレートに伝わらないこともありました 私の書いているブログは日記であってエッセイではありませんが、そのエッセンスは同じだと思います これからは岸本さんのアドヴァイスを参考に書こうと思います

以上のほか、エッセイを書く時の注意点を具体例を交えて説明しているので分かり易いと思います ブログを書いている方に特にお薦めします

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