人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

オッコ・カム+白尾彰+新日本フィルでニールセン「フルート協奏曲」、シベリウス「交響曲第2番」他を聴く

2018年04月14日 07時20分41秒 | 日記

14日(土)その1。わが家に来てから今日で1291日目を迎え、2014年末にナッツの出し方に激怒し、米ニューヨークの空港で搭乗機を引き返させたとして罪に問われた大韓航空の趙顕娥元副社長の妹・趙顕旼専務が3月、ソウルの同社内で広告会社と会議をした際、激高して水の入ったコップを投げつける騒ぎがあった というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

      覆水盆に返らず スピルト・ウォーター・ノーリターン 趙専務ノータリーン

 

          

 

昨日、夕食に「ウィンナとキュウリの炒め物」と「生野菜と生ハムのサラダ」を作りました 「ウィンナ~」は初挑戦ですが、簡単レシピなので上手く出来ました

 

 

          

 

昨日午後2時から、すみだトリフォニーホールで新日本フィル「アフタヌーン・コンサート・シリーズ第14回演奏会」を、7時から東京春音楽祭「郷古廉&加藤洋介 ベートーヴェン『ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会Ⅱ』」を聴きました ここでは新日本フィルのコンサートについて書きます

プログラムは①サッリネン:歌劇「宮殿」序曲、②ニールセン「フルート協奏曲」、③シベリウス「交響曲第2番ニ長調」です ②のフルート独奏は白尾彰、指揮はオッコ・カムです 

オッコ・カムは、LP時代にシベリウスと言えば彼の名前が出てくるほど代名詞的な指揮者として有名でした   1946年ヘルシンキ生まれの彼は、フィンランド国内のオケに止まらず世界中のオケに客演し、2011年からはラハティ交響楽団の音楽監督を務めています

 

     

 

コンマスは豊嶋泰嗣氏。第2ヴァイオリンの篠原英和氏と松崎千鶴さんを確認

1曲目はアウリス・サッリネン(1935~)の歌劇「宮殿」序曲です このオペラはフィンランドのサヴォンリンナ音楽祭からの委嘱を受けて1991年から93年にかけて作曲されました

演奏を聴く限り、ティンパニと低弦の重低音が印象に残るドラマティックな曲でした モーツアルトの「後宮からの誘拐」にヒントを得て作曲したというこのオペラ、観てみたいと思いました

2曲目はデンマークの作曲家カール・ニールセン(1865-1931)が1926年に書いた「フルート協奏曲」です この曲はコペンハーゲン木管五重奏団の演奏に触発されて作曲したもので、1926年10月にパリで初演されました 第1楽章「アレグロ・モデラート」、第2楽章「アレグレット・ウン・ポコ~アダージョ・マ・ノン・トロッポ~アレグレット~ポコ・アダージョ~テンポ・ディ・マルシア」の2楽章から成ります

新日本フィル創立メンバーでもある白尾彰がステージ中央にスタンバイし、オッコ・カムの指揮で第1楽章が開始されます 全体を通してひと言でいえば超絶技巧を極めた曲で、どこで息継ぎをするのか、と心配になるような息の長い旋律が続きます 白尾彰のフルートは変幻自在です 相当 演奏困難なのに、いかにも簡単に吹いているように見えるところが流石です

 

     

 

プログラム後半は、シベリウス(1865-1957)が1902年に作曲し、シベリウス自身の指揮で初演した「交響曲第2番ニ長調」です この曲は、第1楽章「アレグレット」、第2楽章「テンポ・アンダンテ、マ・ルバート」、第3楽章「ヴィヴァ―シッシモ」、第4楽章「フィナーレ:アレグロ・モデラート」の4楽章から成ります

第1楽章では豊嶋コンマス率いるヴァイオリン・セクションが殊に素晴らしい  第2楽章では低弦の不安な印象の音楽の中からファゴットが第1主題を奏でますが、この演奏が素晴らしかった 第3楽章では金子亜美のオーボエが冴えわたります 第3楽章から第4楽章にかけては続けて演奏されますが、この曲の一番の聴きどころです オッコ・カムの指揮で聴くこの楽章間の橋渡しは、広大なフィヨルドを俯瞰するかのようなスケールを感じます チューバは客演のようですが、今まで聴いた第2番の演奏の中で最も素晴らしく 存在感抜群でした

この日のプログラムはフィンランド、デンマークといった北欧の作曲家に絞ってプログラミングした公演でしたが、何の脈絡もなく3つの曲を並べるよりも一貫性があって良いと思います

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