人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

来日公演が本格再開 ~ 日経「音楽回顧2022」 / シャンタル・アケルマン監督「囚われの女」を観る ~ シューベルト「アルぺジョーネ・ソナタ」がテーマ音楽のように流れる:早稲田松竹

2022年12月10日 07時02分57秒 | 日記

10日(土)。昨日の日経朝刊 文化欄に「音楽回顧2022」が掲載されていました 今年もそういう時期が来たか、と感慨深いものがあります クラシックは瀬崎久見子編集委員がコメントを書いています 超略すると次の通りです

「クラシック音楽も、会場収容人数の100%かそれに近い観客を入れるコンサートが増えた サイモン・ラトル指揮ロンドン響、クラウス・マケラ指揮パリ管、アンドリス・ネルソンズ指揮ボストン響、クリスティアン・ティーレマン指揮シュターツカペレ・ベルリンなど、海外の著名なオーケストラの来日公演も再開された 新時代に入ったと感じさせる現象がいくつもあった。20代半ばでパリ管の音楽監督に就任したクラウス・マケラをはじめとする若手の台頭があった 日本では藤田真央、反田恭平、角野隼斗ら20代の男性ピアニストが躍進した。日本のオーケストラにも変化が見られた。演奏会終了後、観客に舞台の撮影を許可するケースが増えた 観客はSNSなどに写真を投稿する。指揮者の国籍や性別の多様化も進んだ。今年から来年にかけてNHK交響楽団がイタリア人のファビオ・ルイージ、日本フィルがシンガポール出身のカーチュン・ウォンを首席指揮者に、京都市交響楽団は女性の沖澤のどかを常任指揮者に迎える 神奈川県立音楽堂がヘンデル作曲「シッラ」、新国立劇場はムソルグスキー作曲「ボリス・ゴドゥノフ」と、上演機会の少ないオペラの名作に果敢に挑んだ

今年私は、年末までに140数回コンサートを聴くことになりますが、12月31日付ブログでクラシックコンサート「今年のマイベスト10」を発表する予定です

ということで、わが家に来てから今日で2889日目を迎え、ロシアのプーチン大統領は7日、ウクライナ侵攻について、「戦争はわれわれが火ぶたを切ったのではなく、2014年にウクライナで権力を握った(親欧米派)政権が開始した」と主張した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     2014年にウクライナに侵攻して クリミア半島を併合したのはどこの国だった?

 

         

 

山形県鶴岡市に単身赴任している息子が、山形名物「ラ・フランス」を送ってくれました 3種類あって、上から「カリフォルニア」「コミス」「ラ・フランス」です 追熟期間がそれぞれ異なるので、食べごろになったらいただこうと思います

 

     

 

         

 

昨日、夕食に「チキンステーキ」と「白舞茸の味噌汁」を作りました チキンステーキは、皮パリパリ・中ジューシーに焼けました

 

     

 

         

 

早稲田松竹でシャンタル・アケルマン監督による2000年製作フランス映画「囚われの女」(カラー:117分)を観ました

シモン(スタ二スラフ・メラール)は祖母とメイド、そして恋人のアリアーヌ(シルヴィ・テスチュー)とともに豪邸に住んでいるが、アリアーヌが美しい女性アンドレ(オリヴィエ・ボナミ)と関係を持っていると信じ込み、次第に強迫観念に駆られていく

 

     

 

この映画は、マルセル・プルーストの「失われたときを求めて」の第5編「囚われの女」を基に大胆・自由に映像化した作品です

シモンの行動が異常です アリアーヌが外出すれば後をつけ、彼女の行動をいちいちチェックしなければ気が済まない 家に一緒にいればアンドレとの関係を問い詰める ほとんどストーカーと言っても過言ではない いくら金持ちでも こういう男にまとわりつかれたら、女性としては嬉しいよりも怖いと思うのではないか

さて、音楽です シモンとアリアーヌが一緒にいる2つのシーンでフランツ・シューベルト(1797ー1828)の「アルぺジョーネ・ソナタ  イ短調」の第1楽章が流れます 「アルぺジョーネ」は、1823年にウィーンのシュタウファーが開発した6弦のフレットを持つ弦楽器ですが、楽器が衰退した現在ではチェロとピアノにより演奏されます 哀愁を帯びた旋律が行き場のないシモンとアリアーヌのテーマ音楽のように流れます


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