人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

2020年度「読響アンサンブル・シリーズ」のハガキ 2通届く / 「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」、「風をつかまえた少年」を観る ~ ギンレイホール

2020年02月05日 07時24分34秒 | 日記

5日(水)。わが家に来てから今日で1954日目を迎え、11月の米大統領選でトランプ大統領に挑む野党・民主党の候補者選びの幕開けとなる中西部アイオワ州党員集会が3日夜始まった というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

      ジョーにしても バーニーにしても エリザベスにしても 決め手を欠くんだよなぁ

 

         

 

昨日、夕食に私の定番料理「ひき肉と野菜のドライカレー」を作りました ワインはお正月の帰省時に息子がお土産に持ってきてくれた山形の赤ワインです

 

     

 

         

 

読響チケットセンターから2020年度「読響アンサンブル・シリーズ」の会員先行発売のハガキが2通届きました 1通は「郵便はがき」、もう1通は「メール便」です 内容はまったく同一です「さすがは天下の読売グループがバックについているから」と言うべきでしょうか? あるいは「何が何でも同シリーズのチケットを完売したいという気持ちの表れ」と言うべきでしょうか? 私に言わせれば、「何でこんな無駄なことを平気でやるのか こんな無駄なことをやるよりも、少しでもチケット代を安くしてくれ」と思います

 

     

 

         

 

昨日、神楽坂のギンレイホールで「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」と「風をつかまえた少年」を観ました

「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」はポー・バーナム監督による2018年アメリカ映画(93分)です

中学校生活最後の1週間を迎えたケイラ(エルシー・フィッシャー)は、”クラスで最も無口な子”に選ばれてしまう 待ち受ける高校生活に不安を抱える彼女は、SNSを駆使して不器用な自分を変えようとするが、なかなか上手くいかない 高校生活が始まる前に、憧れの男の子や人気者の女の子たちに近づこうと奮闘するケイラだったが空回りするばかりだった そして、父親や友達との関りの中で、虚勢を張ることの虚しさを知るようになる

 

     

 

エイス・グレードとは8学年のこと。日本で言えば中学3年生に当たります 彼らは、生まれた時からSNSが当たり前に存在するティーンエイジャーです ケイラはSNSの動画に自分の顔をアップして、同年代に向けて「前に一歩踏み出そう」とかいろいろとアドヴァイスを語りますが、クラスメイトや父親との実生活上の経験を通して、結局 自分では何もできないし、他人にアドヴァイスをする資格などないことに気が付きます 大人になっても虚勢を張って生きている人が数多くいる中で、高校に入る前にその虚しさに気が付くケイラは賢いと思います でも、それはやるだけやって気が付いたのであって、頭で考えていただけではなかったのです よくいますね、「自分はやれば何でもできる。やらないだけだ」という人が はっきり言います。そういう人は何もできません クールなケイラを見習って自覚してほしいと思います

 

         

 

「風をつかまえた少年」はキウェテル・イジョフォー監督による2018年イギリス・マラウイ合作映画(113分)です

2001年、アフリカの最貧国のひとつマラウイを大干ばつが襲う 14歳のウィリアムは貧困で学費を払えず通学を断念するが、図書館で出合った1冊の本をきっかけに、独学で風力発電のできる風車を作り、畑に水を引くこと思い付く しかし、ウィリアムの暮らす村はいまだに祈りで雨を降らそうとしているところで、ウィリアムの考えに耳を貸す者はいなかった それでも家族を助けたいというウィリアムの思いが徐々に周囲を動かし始め、ついに風力発電によって井戸の水を汲み上げ、畑に水を引くことに成功する

 

     

 

この映画は、当時、人口の2%しか電気を使うことができず、世界で最も貧しい国のひとつと言われたアフリカのマラウイで、少年が風車で自家発電に成功した実話を収め、世界各国で出版されたノンフィクションを映画化したものです

風力発電によって井戸から水が汲み上げられ、畑に流れていくシーンは感動的です しかし、よく考えてみれば、たったの19年前までマラウイではほとんど電気が普及していなかったのです それが、満足に学校に行けなかった一人の少年の知恵によって解決に結びついたのです この映画が教えてくれる教訓は「貧困から救われるのに最も必要なのは教育である」ということです

コメント
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