人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「サマーナイト・ジャズ 大西順子トリオ」を聴く ~ 初めて聴く曲ばかりだったけど たまにはジャズもいいもんだ! ~ フェスタサマーミューザ2019

2019年08月09日 07時18分49秒 | 日記

9日(金)。わが家に来てから今日で1591日目を迎え、自民党の小泉新次郎衆院議員(38)とフリーアナウンサーの滝川クリステル(41)さんが7日、結婚することを発表した というニュースを見て、当事者に成り代わってコメントするモコタロです

 

     

      二人の関係がまったく”表”に出なかったのは「お・も・て・な・し」だったから

 

         

 

昨日、夕食に「野菜と挽肉のドライカレー」を作りました 私の定番料理ですが、夏はカレーですね

 

     

 

     

 

         

 

昨夕、ミューザ川崎で「サマーナイト・ジャズ 大西順子トリオ」を聴きました これは「フェスタサマーミューザ2019」の一環として開かれたコンサートです プログラムに掲載された演奏曲目は①Golden Boy、②Very Special、③Teenager、④みんなの曲、ほかです 演奏は大西順子トリオ(ピアノ=大西順子、ベース=井上陽介、ドラムス=高橋信之介)、ゲストアーティスト:トランペット=広瀬未来、テナーサックス=吉本章紘、トロンボーン=片岡雄三です

そもそも私がなぜ大西順子トリオを聴こうと思ったかというと、一つは昨年のフェスタサマーミューザで、このトリオがジョナサン・ノット指揮東京交響楽団とガーシュイン「ラプソディ―・イン・ブルー」を共演したのを聴いて素晴らしいと思ったからです もう一つはノーベル文学賞常連ノミネート作家・村上春樹氏が、ピアニスト・大西順子さんを絶賛しているからです 1年前のコラボの感想は2018年7月22日のtoraブログに書いたので、興味のある方はご覧ください

大西順子さんは京都生まれ東京育ち。バークリー音楽大学を卒業後、ニューヨークを中心にプロ活動を開始 1993年にデビュー・アルバム「ワウ」が大ベストセラーとなる 1994年にはニューヨークの名門ジャズ・クラブ「ビレッジ・バンガード」に日本人として初めて自己のグループを率いて出演、その公演を収録した「ビレッジ・バンガードの大西順子」は数多くの賞を受賞した 2013年には「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」に出演し、サイトウ・キネン・オーケストラと共演した

ベースの井上陽介氏は1964年大阪生まれ。大阪音楽大学作曲科を卒業。1991年からニューヨークを拠点に活動 現在、自己のグループのほか、大西順子トリオなどのレギュラーメンバーとして活動している

ドラムスの髙橋信之介氏は1978年神奈川県生まれ。洗足学園短期大学ジャズコース在学中から演奏活動を開始 卒業後、山下洋輔らのレギュラー・ドラマーとして活動。ニューヨークで小曽根真のグループ等でレギュラー・ドラマーを務め、2016年活動の拠点を日本に移す

 午後7時からの本番に先立って、6時20分からロビーコンサートがありました キーボード=武本和大、ベース=佐藤潤一、ドラムス=濱田省吾の若手トリオにより、ジャズのスタンダードナンバー「枯葉」をはじめ、「センチメンタルムード」、「オックス・タン(牛タン)」が演奏され、3人の名前を徹底的に売りました(5回ぐらいメンバーの名前の紹介があった)。若いって素晴らしい


     

 

さて本番です。自席は1C10列31番、センターブロック右通路側です

3人の演奏者が登場し、大西さんのピアノソロによって1曲目が開始されます が、プログラムには曲名の表示がある(4曲)ものの、今演奏されているのが何というタイトルの曲なのか、皆目見当が付きません ジャズ・ファンあるいは大西順子ファンならすぐに分かるはずですが、普段はクラシックをメインに聴いている当方にとっては門外漢の世界です ピアノを中心とするノリノリの演奏が終わって、大西さんが曲名を言いましたが、拍手と会場の反射音で例によってよく聞き取れません 2曲目以降も以下同文です。とにかく、プログラム前半は大西順子トリオによって4曲が演奏されました おそらく大西さんのオリジナル曲を中心に演奏されたのだと思いますが、バラード調あり、インプロビゼーション(即興演奏)満載のノリノリの演奏ありで、十分楽しむことが出来ました

休憩時間にロビーに出て、演奏曲目一覧が掲示されているかと期待しましたが、どこにも出ていませんでした 後半も「今何を聴いているか分からない」状態で聴かなければならないようです

 

     

 

プログラム後半はゲスト・アーティスト3人を招いてのセクステットによる演奏です トランペット=広瀬未来、テナーサックス=吉本章紘、トロンボーン=片岡雄三の3人が加わります さすがにブラスがフィーチャーされると会場全体が華やかになり、トリオにない魅力が加わります とにかくこの3人がべらぼうに巧いのです 言うまでもなく、全員がアコースティックの音(アンプを使用しない生の音)を出しているわけですが、これほど大きな音が出るのか と驚くほど迫力満点の音が、響きの良いミューザの隅々まで行き渡ります

聴いていて一番困ったのは、クラシックと違ってジャズはフィーチャ―された奏者がソロで演奏した直後に拍手を送るのですが、そのタイミングが分からないという事です 言うまでもなく、クラシックのコンサートでは演奏が終わらないうちに拍手するのは基本的に”禁じ手”ですが、ジャズでは歓迎すべきことなのです

大きな拍手に、ベースの井上陽介氏の作曲による作品がアンコールとして演奏されましたが、コンサートの最後を飾る素晴らしい演奏でした

「初めて聴く曲ばかりだったけど、ジャズって良いもんだ」と思ってロビーに出ると、掲示ボードに「本日の演奏曲目」が掲示されていました そこには次のように書かれていました

【第1部】

①Almost  Like Me Glamourous  Life

②Meditation  for  a  Pair  of  Wire  Cutters

③Very  Special

④Golden  Boys

【第2部】

①West  Village

②みんなの曲

③Cura de  gatos

④Head  Tward the Light

⑤Apple  of  My  Eye

⑥Baby  I'm  yours

【アンコール】

Remenbaring  Spring 

私はこの掲示を見て「孤独のグルメ」で名を売った松重豊氏ではないけれど、「それ、早く言ってよ~ん」と言いたくなりました これは演奏者の問題ではなく、主催者側の問題です。演奏曲目と演奏順が分かり次第、出来るだけ速やかに公示すべきです 来年も大西順子トリオはミューザに現れるでしょうが、次回は改善して欲しいと思います

 

     

     

コメント
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