人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「スターリンの葬送狂騒曲」を観る~モーツアルト「ピアノ協奏曲第23番」、チャイコフスキー「交響曲第6番」も流れる / 川久保賜紀✕遠藤真理✕上原彩子の「偉大な芸術家の思い出に」のチケットを取る

2018年08月08日 07時30分02秒 | 日記

8日(水)。昨日、台風の影響で小雨が降る中 ビニール傘をさして行きつけの理髪店に行きました 傘立てはビニール傘でいっぱいです。リハツな私は、傘の取っ手に緑色の輪ゴムを巻いて印を付けてあります 散髪を終えて緑色の輪ゴムの傘を探しましたが見当たりません 誰かが間違えて持ち帰ったようです。仕方ないので、別のビニール傘を選んで外に出ました。傘をさしてみると、骨が1本曲がっていることに気が付きました 「勝った」とガッツポーズが出ました 緑色の輪ゴムの傘は骨が1本折れています

ということで、わが家に来てから今日で1406日目を迎え、野田聖子総務相の事務所に関して朝日新聞が金融庁に情報公開請求した内容が野田氏側に漏れ、さらに野田氏が第三者に漏らしていた問題で、野田氏は7日、自らの責任の取り方として就任以来の1年分の大臣給与を全額返納すると表明した というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

       返納するのは大臣給与だけ 国会議員給与は引き続きもらう これでいい野田 成功!

 

         

 

昨日、夕食に「ブリの照り焼き」「生野菜とアボカドのサラダ」「マグロの山掛け」を作り、買ってきた鯨のベーコンを食しました 鯨のベーコンは懐かしい味です

 

     

 

         

 

11月7日(水)午後7時から 北とぴあ さくらホールで開かれる「チャイコフスキー  偉大な芸術家の思い出に~贅沢なトリオが贈るロシア音楽の神髄~」のチケットを取りました    プログラムは①プロコフィエフ「チェロ・ソナタ  ハ長調」、②同「ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調」、③チャイコフスキー「ピアノ三重奏曲イ短調作品50 ”偉大な芸術家の思い出に”」です   演奏は、ヴァイオリン=川久保賜紀、チェロ=遠藤真理、ピアノ=上原彩子です


     

 

         

昨日、新宿武蔵野館でアーマンド・イアヌッチ監督によるイギリス・フランス映画「スターリン葬送狂騒曲」(107分)を観ました

この映画は1953年に旧ソ連の最高指導者ヨシフ・スターリンが急死した直後の政権内部の争いをアイロニカルかつコミカルに描き、ロシア国内で上映禁止となり話題を呼んだブラックコメディーです

1953年3月5日、粛清による恐怖政治によってソ連を支配していた絶対的独裁者スターリンが脳出血の発作により急死した 厳かな国葬が執り行われる一方、その裏では次期最高権力者の座を狙うマレンコフ(スターリンの側近)、フルシチョフ(中央委員会第一書記)、ベリヤ(秘密警察警備隊長)たちが熾烈な争いを繰り広げていた

 

     

 

映画は コンサートホールでモーツアルト「ピアノ協奏曲第23番変ホ長調K.488」の第2楽章「アダージョ」が演奏されているシーンで始まります そこにスターリンから電話が入り、演奏の録音を聴きたいから届けるようにという命令が伝えられます   ところが、責任者はライブ演奏なので録音をしていなかったのです。スターリンに粛清されることを恐れた彼は、観客に帰らないように伝え、さらに一般市民や農民を呼び集めた上、二度と弾かないと駄々をこねるピアニストのマリアを買収してもう一度演奏するよう説得します そして、ピアノ協奏曲の全3楽章を演奏し直し、演奏前後の聴衆の拍手を含めてレコード盤に録音します 映画では、各楽章のさわりの部分だけが映し出されます

スターリンの葬儀のシーンではチャイコフスキー「交響曲第6番ロ短調”悲愴”」の第4楽章「アダージョ・ラメントーソ」が流れます 舞台がソ連ですから当然でしょうね このほか、ショパン「前奏曲作品28-4ト短調」が使われていました

ところで、スターリンが倒れた時、失禁してズボンが濡れていたことや、側近が集まって医者を呼ぼうという時に、優秀な医師は皆 粛清してしまったのでヤブ医者しか残っていなかったとか、思わず笑ってしまいますが、これらは全て事実に基づくストーリーだそうです

マレンコフ(スターリンの側近)を演じたジェフリー・タンバーにしても、フルシチョフ(中央委員会第一書記)を演じたスティーブ・プシェーミにしても、ベリヤ(秘密警察警備隊長)を演じたサイモン・ラッセル・ビールにしても、真面目に演じれば演じるほど可笑しくて笑ってしまいます コメディーの鉄則です 自分で言ったギャグを自分で笑っているような どこかの国のお笑いタレントには、本物のコメディーとはどういうものか理解できないでしょう

この映画を観て感じたのは、かつて英国のBBC放送で1969年から放映(日本では1976年から日本教育テレビで放映)された「空飛ぶモンティパイソン」のテイストだな、ということです 国営放送(日本で言えばNHK)がこんなおふざけを放送していいのか  と観ている方がヒヤヒヤするほどブラック・ユーモア満載の番組でした

ところで、映画の本編に入る前に各国の配給会社のロゴが出てきて音楽が流れますが、フランスのゴーモン社の音楽は、ベッリーニのオペラ「ノルマ」の「清らかな神よ」です フランスなら、わざわざイタリアの作曲家の音楽を使わずに ビゼーの音楽でも使えばいいのに、と思いますが、考えるところがあるのでしょうね 静かな感動を呼ぶ音楽です

 

         

 

今日は午後6時半からミューザ川崎でフェスタサマーミューザの「昭和音楽大学 不滅のシェイクスピア・ワールド」を聴く予定だったのですが、今夕から明日にかけて台風13号が関東地方を直撃する可能性があるという予報が出ています 川崎まで行ってコンサートを聴くことが出来たとしても、交通機関がストップして家に帰れなくなったら元も子もないので、行くのを止めようと思います

 

     

コメント
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