人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

朝日新聞「声」欄を読んで思うこと~まず『結論ありき』の取材からの脱却を!

2014年09月19日 07時01分24秒 | 日記

19日(金)。朝日新聞の「東電・吉田調書」「従軍慰安婦・吉田発言」「池上彰氏コラム掲載拒否」の一連の誤報・失態に対する批判が止みません 宿敵「週刊文春」「週刊新潮」に至っては、過去の朝日の誤報・失態を掘り返して批判を展開しています。何しろ新聞批判をすれば週刊誌は売れますから 義父は何十年も読んできた朝日の購読を中止しました。私は40年以上購読していますが、止めません。止めずに朝日の記事を監視していこうと思っています

ところで、昨日の朝日朝刊「声」欄は、さながら朝日の相次いだ誤報に対する批判特集でした その中の、21歳の大学生の「先入観を排して取材にあたれ」という「声」を読んで、その通りだと思いました。超約すれば

「一連の報道に関しては『結論ありき』の取材ではなかったか。自分たちに都合がいいように取材したとしたら、本末転倒だろう。いま朝日新聞に本当に必要なのは、先入観を排して相手のことをしっかり知ろうとする姿勢だ」

というものです。この意見を読んで「その通りだ」と思ったのは、自分にも新聞記者に取材された経験があるからです 息子が0歳児保育園に通っていたころの話ですが、当時は『イクメン』が珍しく、職場の女性職員を通じて全国紙・N新聞社の社会部記者が「父親の育児ストレス」について取材をしたいので保育園まで行きたいということでした

約束通り、N新聞の女性記者の質問に答えたわけですが、あとで写真入りで紹介された記事を見て「あれっ?」と思ったのです 自分では強調した訳ではないのに強く主張したように書かれていたり、こちらが強く主張したかったことは、言った通りに書かれていなかったりしました あとで、取材の仕方を振り返ってみると、誘導尋問に乗せられて答えていたことが分かりました。取材側が、自分が書こうとしている結論になるように質問を仕向けていたのです まさに『結論ありき』の取材でした。おまけに、取材を受けた保育園は文京区にあるのに、写真の絵解きには「千代田区の保育園にて」となっていました

この問題は朝日に限ったことではありません。「声」欄の投稿者の言う通り、全国の新聞記者の皆さんには「先入観を排して取材にあたれ」ということを肝に銘じてほしいと思います

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