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クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

井上和雄著「ハイドン ロマンの軌跡~弦楽四重奏が語るその生涯」を買う

2014年01月19日 08時56分12秒 | 日記

19日(日)その2。昨日、早稲田松竹で映画を観た帰りがけに、初めて神保町の音楽書籍・楽譜専門店「古賀書店」を訪ねました 実は、toraブログをご覧いただいている新日本フィルの第2ヴァイオリン奏者・篠原英和さんが、先日のブログに「神保町の古賀書店に井上和雄著『ハイドン ロマンの軌跡』がありましたよ」というコメントをくださったのです

篠原さんは長い間、新日本フィル”室内楽シリーズ”のプレトークを担当された”トークの天才”です 原稿なしで15分間、その日に演奏される曲目や、弦楽四重奏を巡る諸々のエピソードなどを”立て板に水”のごとく流麗に話され、聴衆の興味・関心を引き付けてきた人です ブログが縁で、室内楽の演奏会の後「ワンコイン・パーティー」でお話しする機会があり、その時に、ブログで触れられていた井上和雄著「モーツアルト 心の軌跡~弦楽四重奏が語るその生涯」と同「ベートーヴェン 闘いの軌跡~弦楽四重奏が語るその生涯」をプレゼントしてくださったのです

 

          

          

 

著者の井上和雄氏は昭和14年生まれで神戸出身。神戸商船大学経済学部教授。神戸大学在学中に「ブタペスト・クヮルテット」の向こうを張って「ブタコレラ・クヮルテット」を結成し演奏を続けてきた人です これら3部作は、作曲家の生涯と弦楽四重奏曲全曲をその時代背景とともに紹介した力作で、プロのヴァイオリン奏者でも一目置くほど高度な内容になっています

あらかじめグーグルで「古賀書店」の位置を確認しておいたので、神保町交差点近くのお店はすぐに見つかりました 店内に入ると、さすが専門店だけに音楽関係の書籍、雑誌、楽譜が処狭しと並んでいます 書籍のコーナーをひと通り見たのですが、見つかりません 気合を入れてもう一度ゆっくり見ていくと、ありました、1冊だけ 表紙をめくると「井上和雄」というサインがありました。献呈者の名前は消され「様」だけが残っていました。これで「様」がなかったらサマになりません 定価は1,800円ですが、販売価格は2,500円でした。古書が必ずしも安いとは限りません。サインが決め手になったのでしょうか 

 

          

 

今読みかけの本をはじめ、読むべき本が手元に10冊以上たまっているので、いつになったら読めるのか今の段階では目処が立ちませんが、いずれ”割り込み”の形で読もうと思っています

 

          

 

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映画「バグダッド・カフェ」を観る~バッハ「平均律」のプレリュードとフーガの流れる中で

2014年01月19日 07時42分45秒 | 日記

19日(日)。昨日、高田馬場の早稲田松竹で映画「バグダット・カフェ」と「ブリキの太鼓」の2本立てを観ました 今日は1987年制作の西ドイツ映画「バグダット・カフェ」について書きます

物語はラスヴェガスとロサンゼルスの間に位置するハーヴェ砂漠の路上で、西ドイツから旅行にやってきた夫婦の口喧嘩から始まります 言い争いの末に妻のジャスミンは、車を降りて一人トランクを引きずって目的もなく歩き始めます。やがて道路脇にわびしい姿で現れたカフェ兼モーテル「バグダッド・カフェ」にたどり着き、宿泊を申し込みます

喧嘩をして夫を家から追い出した女主人のブレンダは、いつも不機嫌で店員や子どもたちに当たり散らしています 息子は、店に客がいようがいまいがピアノでバッハをつっかえながら弾いているし、娘はボーイフレンドたちと遊び歩いています。店員はあまりやる気が無さそう そんな家族バラバラの荒れた状態の中で、ジャスミンは家族の一人一人に少しずつ自分の存在を認めさせていきます いつも不機嫌なブレンダさえも心を開いていきます ジャスミンは旅行鞄に入っていた「手品セット」をマスターして、カフェの連中に披露すると、トラック運転手などに評判が伝わり、彼女の手品目当てでやってくる客で店は繁盛するようになります しかし、保安官から「不法滞在」として退去命令が出され帰国します 辛い別れの後、数年後?ジャスミンは再びバグダッド・カフェにやっきて、カフェは活気を取り戻します

最初に出てくる2組の夫婦の喧嘩のシーンを観ている時は、いったいこの物語はどうなってしまうのだろうか、と不安を感じていました 女性陣ときたら片や太ったドイツ人女性だし、片や怒りっぽい黒人女性だし・・・・・・ところが、ジャスミンがブレンダの仕事部屋が余りにも汚いので勝手に掃除をしてブレンダの反感を買うあたりから俄然面白くなってきます 最後には女同士、離れがたい友情で結ばれます

 

          

 

さて、音楽の話です ジャスミンが、ブレンダの息子が弾くバッハの「平均律クラヴィーア曲集第1巻」の第1番「プレリュードとフーガ」を目をつぶって聴いている時、突然ブレンダがやってきて「うるさい!お客がいる前で弾くのは止めなさい!」と叱ります それに対し、息子は「この人(ジャスミン)にはこの音楽が判るんだよ」と言って反論します。息子が「どこの国の人なの?」と尋ねるとジャスミンは「ドイツ人よ」と答えます。すると「なるほど、そうだよね」と言ってピアノの前の壁を見上げます。そこにはJ.S.バッハのあの有名な肖像画が掲げられています。言うまでもなくバッハはドイツ出身の作曲家ですね

今回上映されたのは、1987年制作のオリジナル版を、パーシ―・アドロン監督自らが2008年に再編集、すべてのカットの色と構図を新たに調整し直した「ニュー・ディレクターズ・カット版」によるものということです 上映時間は109分。早稲田松竹で1月24日(金)まで上映中。とても良い映画です。お薦めします

という訳で、バッハの「平均律」を聴きたくなりました CD棚から取り出したのはイギリスのピアニスト、アンジェラ・ヒューイットの1997年~99年に録音されたCDです。ヒューイットは、この演奏もそうですが1990年代にはスタインウェイのピアノを弾いていましたが、2000年代に入ってからはイタリアの小さなピアノ・メーカー、ファツォーリのピアノで弾くようになりました

 

          

          

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