もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

を読んでみた感想。

マネジメントの本としてみた場合、これ王道なんだろうが、とても勉強になったし面白かった。さらに分かりやすく説明してあるので理解も深まった。物凄くお勧め。

なんだが・・・

高校野球を中心としてみた場合、高校野球なめんな！あほですか～そんなんで甲子園行けるわけないだろと思わざるえない。「ノーバント・ノーボール作戦」を提唱してるようだが、まずノーバントってどうよ。まあ別に良いけど、でも無理だろ甲子園。ノーバントってことは走者を進める場合、ヒット、エンドラン、盗塁が考えられるけど、どれも確率的にバントより低いと思うんだよね。

打者は３割打てれば一流。つまり１０回の打席で３回ヒットを打てれば良いわけだ。というか３回しか当たらないんだよ。さらに、その打者が全て３割打てるとは限らない。だから点を取るという目標を達成させるためにはバントも駆使すべきだろ。エンドランもゲッツーになる確率があるし、盗塁だって１００％成功するとは限らない。だとすればバントもありだろ。

野球とは確率のスポーツだと思っている。もちろん確率で全て表す事はできないが、確率は大切だろ。となれば塁は１つでも進めるのが最善だと思うんだがね。もちろん、打席に入っている打者との兼ね合いになるから全てバントが正解だとはいえないが、ノーバントはあほらしいよ。

それから、ノーボールについても語りたいんだが、投手は狙ってストライクってのをどれほど取れるものなのか？１００％ですか？それは凄いね～高校野球でそこまでコントロールが良いピッチャーを見た事がないですが？しかも相手に打たれないでストライクゾーンに投げるなんて不可能に近い。さらにストライクゾーンは審判によって異なります。その対応策はどうなんだよ。いやほんと野球なめんな。

というか野球の醍醐味って打者と投手＋捕手との駆け引きですよ。そこが一番の醍醐味じゃないですか、そこをゴソット削るのは野球の面白さ半減。確かにストライク先行の投球は大切ですが、ストライクばかりの投球ではバカスカ打たれますよ。野球なめんな。

ふ～あと最後に、小説としてみた場合、陳腐。あんなんで誰がなくのか不思議だ。低俗な小説を読んだ気がする。だいたい一番嫌いな展開だよね。親しかった人が死んでパワーアップとかってレベルが低い小説としか言いようがない。胸糞悪くなった。というか最後の方は完全に流し読み。

という訳で３方向から見てみましたが、マネジメントの本としてみたら最高に面白いので読んでみる価値あると思います。マネジメントの入門書なのかな～以前から話題になっていたので読んでみました。というより出版されたときから知ってはいたんですよ。ただ、立ち読みした際の感想が「野球バカにしている。野球をなめすぎ。」と思ってしまい買うのをためらったんですよ。

今回、iPhoneアプリとして提供されていたので読みました。がマネジメントとしては良本なんでしょうが、小説のような展開必要ないで、つうか感動的に仕上る必要なかったと思う。もう少しドライで、かつマネジメントを全面に出して欲しかった。なんかストレスたまるよね。絶対に野球なめとるとしか言いようが無いもん。納得いかんな～もしね「ノーバント・ノーボール作戦」が野球において効率が良いと実証されているのであれば、何故全国で取り入れてないのか？考えてみろ、絶対におかしいよ。と思うんだが、そういった固定観念が新しいイノベーションを生み出すのに弊害になっているのかもしれないが、いやでも、もう少し納得のいく例を出して欲しかった。

と思いました。では