旅と祭りのフォトログ

さて、どちらへ行こう 風が吹く

長浜曳山まつり・2015 役者夕渡り

2015-04-17 16:38:13 | 長浜曳山まつり

 夕刻になっても雨は降り止まない。

 

しゃぎり(囃子)が「役者夕渡り」の始まりを告げる。

 

姫様、それでは参りましょうか。

 

オット!! 上人様、足元に気付けてくださいよ。

 

見得を切ると観客からは盛大な拍手が送られる。

 

私を誰と心得る、岩藤様に道を開けよ。

 

 外題の登場人物になりきって進む。

 

 今年は雨のため行程を縮小し・・・

 

 金屋例席から曳山博物館前の辻まで練る。

 

 足元の悪い中を・・・

 

 ようこそ、おいで下さいました。

 

 歌舞伎好きならパンフレットを見なくても役者の衣装で外題は分かる。

 

 今年は四つの山組ともにスタンダードな外題が揃った。

 

 厚綿の童子格子に桜模様をあしらった金襦袢、どこから眺めても豪華だ。

 

春の宵は非日常の歌舞伎絵巻に酔いたい。

 

 お練りは格調高く誇らしげに通り過ぎてゆく。

 

一生懸命演じますから、明日も見に来てね。

2015年4月 滋賀県長浜市

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

龍安寺 世界遺産の桜趣

2015-04-13 19:28:10 | 京都散歩

 臨済宗妙心寺派の寺院。

 

 「龍安寺」は「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されている。

 

 俗に「石庭」と呼ばれる枯山水の方丈庭園。

 

 日本の美を求め世界各地から観光客が訪れる。

 

 有名な「知足の蹲踞」

 

 豊臣秀吉が称賛したと伝わる侘助椿。

 

 境内の西側に桜の時期だけ公開される桜苑があります。

 

桜吹雪の時節となったようです。

 

 小路を散策しながら今年の桜風情を感じたい。

 

’ししおどし’の音に誘われて・・・

 

 「西源院」へ。

 

 精進料理と湯豆腐の名店。

 

 桜と石楠花が美しい庭園が広がります。

 

 天気予報は晴れの予想であったが実際は雲の多い空模様、春の空は気まぐれである。

2015年4月 京都市右京区

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

退蔵院 花園の枝垂れ桜

2015-04-11 17:15:57 | 京都散歩

 「人生にはプレミアムな瞬間も必要だ」 某缶コーヒーのCMではないが・・・

 

 プレミアムな春の風景がここにあります。

 

 「陽の庭」に降り注ぐピンクシャワー。

 

花園は「妙心寺」の塔頭「退蔵院」です。

 

 2013年春のJR東海「そうだ 京都、行こう」キャンペーンポスターはここで撮影された。

 

 「陰の庭」の黒砂に桜の花びらが散り積もります。

 

 四季折々の花々に彩られる池泉式回遊庭園「余香苑」

 

 お茶席「大休庵」前の紅枝垂れ桜も満開。

 

 「平安神宮」にある紅枝垂れ桜の孫桜とのこと。

 

 春の特別公開期間中に訪れた「退蔵院」

 

 普段は非公開の本堂、方丈、庭園が一般公開されます。

 

 華やかな桜の庭とは対照的に静かな中庭。

 

 侘び寂びの世界が広がります。

 

 こちらは史跡名勝庭園「元信の庭」

 

 枯山水の庭にも春の風情。

 

 簡素にして格調高い禅寺の様式美です。

 

 一輪の美しい椿に見送られて・・・

 

 桜満開の「退蔵院」を後にしました。

2015年4月 京都市右京区

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第381回 犬山祭 其の三

2015-04-10 18:59:43 | 犬山祭

試楽祭の夜車山行事は城前広場と駅西ロータリーで午後6時30分より始まる。

 

雨に備え提灯を灯すのは駅西ロータリー組の5輌のみ。

 

本楽祭は終日雨が予想されるため夜車山の巡行は今宵限りであろう。

 

365個の提灯が揺れ・・・

 

屋根には保護シートを被り大赤幕もビニールシートに覆われた夜車山が動き出す。

 

夜車山の出発セレモニーが終わり駅前通りを西へ。

 

敢えて地元目線で語れば・・・

 

最も夜車山の風情を感じる場面は・・・

 

人出の多い巡行コースから曲がった旧市街地の路上。

 

絢爛豪華で豪快無双の祭りが見せる穏やかな表情。

 

暗闇にチロチロと蝋燭の灯が揺れ、その暖かい色彩は幻想的である。

 

ここまで来ると観光客は少ない、予想していた雨が落ちてきた。

 

寺内町「老松」が山蔵へ急ぐ。

 

お囃子が暗い通りに響きわたる、夜が更けても子供たちは元気だ。

 

山蔵に向かって最後の車切。

 

巨大な車山は幅寄せも難しい、テコは渾身の力を振り絞る。

 

試楽祭の行事が終わった。

 

また、来年を楽しみにしております。

2015年4月 愛知県犬山市

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第381回 犬山祭 其の二

2015-04-09 22:06:58 | 犬山祭

「犬山祭」は曳山祭りの魅力をすべて盛り込んだ日本屈指の祭礼です。

 

子供から長老まで参加する町衆の祭り。

 

桜満開の国宝城下で執り行われる季節の移ろいを色濃く感じさせる祭り。

 

曳き回される13輌の車山は巨大で絢爛豪華。

 

豪快さと繊細さを併せ持つ秀逸な祭り。

 

豪快さの極みはテコ。

 

梃子とも手子とも表記されるがテコでよかろう。

 

高さ8メートルを超える重量級の車山は20数名のテコの肩に委ねられる。

 

巨大な車輪が路面を削り砂埃が舞い上がる車切の場面。

 

豪快な車切の場面に観衆も興奮する。

 

車切で方向転換を済ませた車山は城前広場に集結。

 

殿を務める外町の「梅梢戯」

 

180度旋回の車切は見せ場一つだ。

 

テコの背中が誇らしく美しい。

 

今年は魚屋町の「眞先」が修理中のため12輌の揃い踏みとなった。

 

この祭りに一つだけ欠けているもの・・・それは旅情、自分の町の祭りだからね。

2015年4月 愛知県犬山市

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする