TOPPO WORLD

TOPPO(ダックスフンド)から見た周りの出来事いろいろ。

トッポと横浜ぶらぶら歩き PartⅤ、 その4

2007年07月08日 | トッポの世界
公園の南側部分が大佛次郎記念館で、その前の花壇でトッポの記念撮影です。
小説家の大佛次郎は、1897年に横浜市に生まれました。
鎌倉の大仏裏に住んでいたので大佛次郎としました。



大佛次郎館には彼が収集した58,000冊の書籍・雑誌を収蔵しているほか、自筆原稿、創作ノート、愛蔵品である猫のコレクションなどを展示しています。



夏目漱石の『我輩は猫である』のように、猫文学の傑作は残していないが、飼った猫の数は500匹以上ともいわれているので、とても猫が好きな作家のようです。



記念館から正門につながる庭園です。
トッポ、『ワンコは飼わなかったの?』



天気がよかったので、トッポも暑くなってきたようです。



ここにもいろいろな種類の花が植えられていて、季節の花が楽しめるのでしょう。多くの人が絵を描きに、訪れています。



それでは隣接しているイギリス館に向かいます。
ローズガーデンの薔薇に包まれるようにして横浜市イギリス館が建っています。



かつて英国総領事公邸として建てられたものです。
このイギリス館の建つ場所から道路を挟んで岩崎博物館あたりまで、幕末から明治初期にかけてイギリス軍が駐屯したようです。
少し前にフランス山の紹介をしましたが、幕末の混乱期、両国の自国民を守るためというのが両国の自国軍駐屯の主たる理由だったようです。
イギリス軍の駐屯した丘を、フランス山に対抗して、人々は『トワンテ山』と呼んだそうですが、これは第20連隊の「トゥエンティ」が「トワンテ」に転じたようです。



丘の上にイギリス軍、下にフランス軍が駐屯していたころ、フランス軍の制服が青だったため、フランス軍のことを「青隊」イギリス軍のことを「赤隊」と呼んだようです。



両国とも、わずか10年余りの駐屯で引き上げていますが、こんな素晴らしい歴史ある地域を残してくれたのは、感謝すべきでしょう。
それでは周辺をもう少し歩いてみます。

続く................................................。