樹生の樹 番外編

「樹生の樹」エピソードを父親視点で投稿

巨大海洋生物 再起動そして決戦の章

2016-09-30 00:00:00 | 作戦日誌
ここキャンプ ヴァンヴェールでは度重なる巨大海洋生物の攻撃を受けて以来
巨大海洋生物撃破の為、秘密裏に兵器開発が進められていた。

地上戦闘用 個人火器として
「YUKARI ZERO式」
(あえて書こうYUKARIは決して女性の名前ではない。
たまたま外板に使用した箱が
名古屋名物 「えびせんべい ゆかり」
だっただけの事↓)


コスト削減のため 残念ではあるが単発機能のみの
ボルトアクションタイプ ハンドガンである。
(詳しくは装備年鑑参照:準備中)
ボールを投げる事が不得意だが紐を引っ張る事が出来る
隊員用に開発されたものである。

対地攻撃支援戦闘機として
「コスモファイター ZERO 機体番号123号」
(ただ何となくの命名 号機番号 123はいつき隊員のラッキーナンバー)

弾を込める事と紐を引く事が困難な隊員用に開発され
予め2発のロケット弾を発射できる能力を有する戦闘機である。
(詳しくは装備年鑑参照準備中)


開発が完了し実用試験に入った頃
「キャンプ ヴァンヴェール」の作戦本部に
「巨大海洋生物再起動の徴候有り」との
KAMAYOUからの情報がもたらされた。

直ぐ様”百戦錬磨の作戦参謀”により緻密な情報分析
巨大海洋生物の戦力及び我部隊の戦力分析等を的確に行い
緻密な「作戦計画」が立案された。↓


完璧な作戦計画を目の当たりにして
人々は「諸葛孔明の生まれ変り」と絶賛するのであった。

優秀な作戦参謀”によって立案された
「作戦計画書」を直ちにKAMAYOUの上層部を進言するため
めーたさんに託された。

XXXX年X月XX日 未明
緊急入電「巨大海洋生物 再起動 全部隊出撃せよ!」
KAMAYOUからの出撃要請を受け
いつき隊員とほのき隊員は
速やかにKAMAYOUに向かった。
KAMAYOUに到着した頃
既に戦闘は開始されどう猛な巨大海洋生物を撃破せんと
多くの志願兵が集い勇猛果敢に戦っていた。

コスモファイターを操縦するほのき隊員↓


戦闘は熾烈を極め激戦であったが
その日の正午あたりを過ぎた頃
巨大海洋生物の攻撃は徐々に衰え
(ボランティアさんの体力の限界)
やがて 1400頃 全部隊攻撃停止
人類は勝利を宣言するのであった。

後の戦闘処理において「作戦計画書」は
めーたさんの「放送倫理規定に抵触」し
人知れず破棄された事実が判明!
軍規を乱す行為!
「諸葛孔明 泣いて馬謖(めーた)を斬る!」

今回は勝利を得たので斬るのは止めることにする。
(”寛大な処置”  と言うより斬ったが最後
100倍のしっぺ返し 新種の巨大海洋生物と化すかもしれぬ)


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
重心の子供(ボールを投げれない子供)たちは「釣り堀」と聞いた時
障害者の中に更に障害の垣根を作る事は
絶対にさせないとの思いで
ボールを何とか簡単に飛ばせる物を
と考えコスモファイターを作りました。

会場で移動式のベットに寝たままの子が
1回目は怖がったけど「もう一度やりたい」と2回目を
やっているところを見ました。
ベットから手を伸ばし発射装置を押して
ボールが飛び出し巨大海洋生物に当たって
喜んでる姿を見て感動しました。

障害が有るため 街の夏祭り(縁日)に行ったこともない
でも ここでその雰囲気を楽しめたと話す
お母さんもおられました。

自分の仕事で得た知識、趣味等から
出来る事 たとえ小さな事でも障害の有る方には
大きな支えてになるのだと思います。

最後に夏祭りを支えて頂いた スタッフの方々に感謝致します。
そして 新な「作戦計画」 ジェラシック パ・・・・・ブツ! 
「放送倫理規定 抵触」

巨大海洋生物 出現の章

2016-09-25 23:32:52 | 作戦日誌
★★★★プロローグ★★★★
ある夏の出来事
めーたさんがPTAの役員として
夏祭りで「魚釣り」を担当する事になった。
紙等で作った魚にクリップを付けて
磁石の付いた釣り竿で釣り上げる。
今年の夏まつりは気合が入っていたらしく
「毎年、魚釣りは活気が無い」との理由で
今回は釣り堀の他に
「頭に魚を被った人にボールを当ててみては」
と言う事に至ったらしい。
めーたさんからこの話を聞いた時
イメージしたのが
「魚の被り物」→「さかな君」

「さかな君」にボールを当てる。
逃げ惑うさかな君
(まださかな君の被り物ならましだけど・・紙で作った魚をおでこに着けて・・・まるで幼稚園のお遊戯会)
しょぼい・・・・「何かしょぼくない?」
「仕方がないでしょ!」ややご立腹気味のめーたさん
黙々と魚を作る。(釣り堀用↓)



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
作戦日誌「巨大海洋生物 出現」

それから数日が過ぎたある日の夕方

突如 巨大海洋生物の鮫が
「キャンプ ヴァンヴェール」を襲った。

警報が鳴り響く中
ほのき隊員は悲鳴をあげながら逃げ惑う

ちょうど夕食を終え めーたさんの膝の上で
ほうじ茶を飲んでくつろいでいたいつき隊員

反撃むなしく鮫に食べられるほのき隊員の
悲痛な叫びを聞いて

次に自分に降りかかる危険を察知し
「緊急防御モード」を作動させる。
(緊急防御モード:全ての気配を消し 薄目を開けて微動たりしない。
いわゆる「寝たふり」でも五感を研ぎ澄ませて、いろんな事を察知しようとしている状態

悪く言えば(めーたさんに言わせれば) パパいつものが始まったわ、相手にしなければそのうち止めるだろう。別名「対うざモード」)

鮫の必要以上の攻撃(ガブリと食べられる)も
完璧な防御装置でかわす。

この日から「キャンプ ヴァンヴェール」は
巨大海洋生物(鮫、いか、海老、エイ、マンボウ等)の
波状攻撃を受けることになる。

ほのき隊員は、最初は抵抗していたが
後に巨大海洋生物の手下となって
いつき隊員を攻撃することになる。

巨大海洋生物の手下 ほのき(鮫は現寸大かも)

いか↓(私の大好物)


えび↓(意外にもリアルになった。)

いつき隊員は、常に冷静沈着
危険を察知するとすかさず
「緊急防御モード」を作動させ
耐え忍ぶのであった。

巨大海洋生物は一定の時間が経つと活動を停止
(動力源のパパとほのきがお風呂の時間のため)
活動を停止した巨大海洋生物は
めーたさんによってKAMAYOUの「研究室」に
運ばれ厳重に管理されることになった。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
夏祭りが近づき めーたさんは

いつきの登校時に何とか人目につかないように
保護者控え室(研究室)へ巨大海洋生物を運ぼうと
試みましたが、本人の意に反して必ず誰かに見られて
その度にいちいち説明をしていたようです。

「今日も『凄~い、作ったんですか?』って聞かれたわ ブツブツ」めーたさん
「凄いのは解る どう凄いか?今度聞いといて」私
「知るか!」めーたさん
めーたさんお疲れ様でした。

仕事の休憩中
A4の紙で鮫の試作品(これ↓)を作って

同僚や上司に見せて意見をもらった。
と言っても 「鮫に見える?」とか
「いかに見えますか?」との程度ですが・・
結構真面目に答えてくれましたよ。職業柄でしょうね。


「巨大海洋生物 再起動そして決戦」の章に続く

研究試作「番長帽」

2016-09-22 22:50:55 | 装備年鑑
いつきが「KAMAYOU」に配属され
2年が過ぎた頃
無帽は軍規に反する為
ミリタリーな帽子を求めて
幾つかの軍需工場に出向いたが
どの帽子もいつきにはブカブカで
ちょうど良いサイズの物は 

ながさわ君の帽子・・・・乳児の帽子・・・
無いものは作るしかない!
で、ネットで情報を収集し分析の結果
「キャスケット」なるものが適していると判断
理由:頭のサイズに関係なく
大きな帽子を被れる。

サイズもさることながら
過酷な戦場で耐え得る帽子を
と思うとどうしても「軍用規格」を追及してしまう。
早速、図面を起こし材料を調達
生地は厚手の生地(ジーンズみたいな生地)
後に悲劇を生む事に
問題は誰が作るか・・・・・
ん~この点については深くは書けない・・。

新兵の時に戦闘服に手縫いでネーム付けをやらされた事はあったが
さずがに手縫いは無理だろう・・・

ある事に気が付いた。
結婚を記念してぴーたさんから頂いた
「装備品」が「押入れ」と言う格納庫に
格納されたままである事に
「TOYOTA モデル EM600B」
民生用(家庭用ミシン:カタログ品)

結婚して数年が経つが真新しい。
防錆が行き届いてるのだろう
って言うか装備して以来、可動しているところを見た記憶が無い。
取りあえず作動するか試し縫い 快調な作動音 
「各種機能点検」も問題が無いようだ。

数年の時を経て今新戦力として復活
まるで荒れ果てた地球から宇宙戦艦ヤマトが発進した時の様だ。
この時より、新装備品「TOYOTA モデル EM600B」が私の片腕となって活躍する。

出来上がりはこちら↓

命名「番長帽
「いつくん 明日からこれ被って学校に行ってね。」
いつきに帽子を被せて
「おいおい、お前何に見てんだ~」「俺は番長のいつきだ!」
「喧嘩上等!表に出ろ!」「今日から俺をいつき番長って呼んでくれ!」
いつきと明日の学校での「予行演習」を楽しんでると
めーたさんに「がきデカ帽」と言われた。
こんな感じ

「いつくん 酷いよね がきデカ帽だって!」
いつきの両手をもって
めーたに向かって「死刑!」
リハビリを兼ねて「死刑!」連発!
内心「デカ帽」に納得

「初回品の改良点」
◎生地を厚くした為、帽子全体がしっかりと立ってしまった。
 潰れ加減が無い。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
脳性麻痺の子供はどうしても頭(おでこより上)が小さくなる。
いつきが産まれてNICUにいる頃
主治医に聞いたことがある。
「脳を損傷したら、将来、頭の形はどうなるのでしょうか?」
「脳の大きさは変わらないので頭部(おでこ辺り)は小さく、顔は普通に大きくなります。」
幼い頃は、幼児用の帽子でも何とかなったが
成長するにつれ市販の帽子で合うものはない。
主治医の言葉を実感する。

障害がある為に、「着られない服や帽子」
無いものは作る「世界に一つのものを」
頭周りを小さく絞っても帽子全体を大きく見せられる「キャスケット」はお勧めです。