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トンサンの別荘

初代iMacが壊れ、本宅「マック鈴木家へようこそ」が更新できなくなったので、2010年9月27日よりこちらで情報発信。

ダワさんと一緒だったからできた、戦車メリダでの山中湖往復。(3/3)

2014年07月29日 18時08分28秒 | ポタ&買物

ダワさんと一緒だったからできた、戦車メリダでの山中湖往復。(2/3)の続き


道の駅「すばしり」で2度目の昼食を取り、休憩していると3時半。
『もう帰ろうか・・・ダワさんにメリダに乗ってもらったり、励ましてもらったからここまで来れた。もう充分じゃないか。』
『いや、もう2度と来ることはないだろう・・・今ならダワさんがいる。今 山中湖へ行かなかったら、もう2度と自転車で山中湖へ行くチャンスはないだろう。』

頭の中をいろんな考えが飛び交う。




さて向かうのは「山中湖」か、来た道か?




 
ダワさんの自転車(スペシャライズド)に交換してもらったまま、国道138の歩道を上る。
おや、あの外国人女性は 荷物満載の自転車で車道を上っている。すごいな。
見ていると、目と首を振ってあいさつしていきながら、休憩しているトンサン達の前を通り越して行った。
ダワさんが「さっき見たローディの人、そうとう疲れているのか上ってこないな。」
と、言っていたら歩道をのろのろと上がってきた。
トンサン達も頑張ろう。


「籠坂峠(かごさかとうげ)」を上る。
もっときついかと思ったが、これまでの道と比べて同じ程度。淡々と上る。



それでもやはり疲れる。広い場所があれば、すぐに休憩。 (*^ω^*)ポリポリ




「籠坂峠を上っているぞ」という記念撮影。




メリダのサイコンを見ると16:23。4時半に近い。いつになったら峠を越せるのか。




「山梨県 山中湖村」の看板だ。峠はすぐそこだ。
だが、ちょっと休憩。



ヘアピンカーブが見えた。




山中湖の看板も出てきた。




ついにやったぞ。「籠坂峠」だ。後は山中湖まで下るだけ。 (写真提供 ダワさん)
長い、長い、長い登りだった。自転車でよくここまで来たと思う。
残念ながらメリダで登ってきたのはダワさんだったが。
この先メリダを返してもらい、山中湖まで下る。




道路壁(どうろへき)にいっぱい取り付けられたソーラーパネル。
これはなんだろう?



冬に太陽光で電気を起こし、道路を温めて凍結を防ぐ設備のようだ。




山中湖へ下る道。自衛隊のトラックが追い越して行った。
メリダは時速28.6キロを表示している。



山中湖到着。17:00 
 



トンサン家からの走行距離は73.14kmだ。 


少し休憩し、5時18分には出発。
湖を回る時間はない。なるべく明るいうちに道志みちを先まで行きたい。




山中湖を時計の逆回りで。 (写真提供 ダワさん)




  (写真提供 ダワさん)












夕方の湖畔の道は散歩している人たちや、若者グループでいっぱい。
夏の合宿という雰囲気だった。
みんなここで泊って行くんだろうな。



道志みち(国道413) を急ぐ。霧が出てきた。  (写真提供 ダワさん)



 
霧が濃くなってきたぞ。大丈夫か。   (写真提供 ダワさん)
ダワさん「どこかで泊りますか?」
トンサン「いやいや、帰るよ。」
山伏(やまぶし)トンネルまで上りだ。自転車を交換してもらう。


トンネルをくぐると下る一方。スピードが出る。


おっといけない。サイコンを見ると42km/hだ。     (写真提供 ダワさん)
この道の制限は40km/h。トンサン自体もメリダで40km/h以上は出さないことを心がけている。



先を急ぐので道の駅「どうし」には寄らない。18:34    (写真提供 ダワさん)




「道志村役場に冷たい湧(わ)き水があるよ。」とダワさんが教えてくれた。 (写真提供 ダワさん)




「獅子頭共用栓」のいわれが書いてある。   (写真提供 ダワさん)



それにしても車やバイクのスピードはすごい。信号もなく、人も歩いていない道なので、飛ばす! 飛ばす!
たまにクラクションを鳴らしてくる車がいる。ダワさんは我々への励ましだという。
なるほど。ほかに自転車で走っている者などいない。頑張れということなのだろう。
この先道志みちは真っ暗になってしまい、くるたまのパパさんが言っていた走りたくない真っ暗な道志みちになった。
ダワさんも「夜の道志みちは自転車で走るもんじゃない。避けたかった。」と言っていた。

メリダとスペシャのライトが照らす可弱い光じゃスピードも出せない。
時々追い越して行く車のライトが道を明るく照らし出す瞬間は、怖いながらもありがたいなと思う。
車は怖いが、道がはっきり見える安心感の「怖さと安心がブレンドされた」不思議な感覚。
明りが全くない夜道を走ったトンサンは、いかにライトの強い光が欲しいか分かった。
まあ、前からジェントス閃305の明るさ(100ルーメン)では、せいぜい時速20キロしか出せないなとは思っていたが、そんなシチュエーションなど今まではなかった。
ブルペをやる人が、ライトを重要視する理由がよくわかる。


道志みちは下る一方ではなく、上りもあった。
そのたびにダワさんが自転車を交換してくれた。
また広い場所があると休憩した。
また無理して乗らずに押して行こうと、押し歩きもした。


ようやく宮ヶ瀬まで戻ってきた。
鳥屋(とや)のサンクスで夕食をかねて休憩。


無事に道志みちを通過できた。乾杯!! (^ω^)/□☆□\(^ω^)    21:43


この後も上りが無くなる宮ヶ瀬湖を抜けるまでは、自転車を交換してもらった。
飯山を通り、小鮎川土手道を下る。
林中学近くで最後の休憩。11時半ごろ。
トンサンは今日中に家につくが、ダワさんは申し訳ないが午前様だねと話す。


トンサンは23:50 無事に帰宅できた。
 


持って行って良かったもの。


「救援飴(きゅうえんあめ)」とヘルメット。

救援飴は梅塩味で長い時間溶けずに、梅の味と塩分を補給してくれた。夏のサイクリングにお勧め。
販売者はクリート株式会社。どこで買ったか、値段も忘れた。

ヘルメット・・・今回はかぶって行って良かったぁ。
ケガもなく、無事に帰ってこれたトンサンだが、実ははでな転倒をした。
道志みちの下りS字カーブ、まだ明るい時間帯だった。
時速は30kmくらいだったと思う。
S字の下のカーブ(左カーブ)をクリヤし、上のカーブ(右カーブ)に入ろうとした時、上体(じょうたい)を寝かせられなくて外側に膨(ふく)らみ、道からはじき出されてしまった。



不思議とケガはしなかった。わずかに右ひじをこすっただけだ。(2日後の様子)

頭は道路壁に当たったが、ヘルメットをかぶっていたので何ともなかった。


わずかにこすった跡。それでも帽子をかぶっているだけだったら、たんこぶくらいは作っていたろう。
ヘルメット様様だ。


今までに自転車をコントロールできなかったことは、ほとんどない。
今回は2度目のカーブが思ったより急で、スピードをもっと落とす必要があったこと。(読みが甘かった)
上体の体重移動が遅かったこと。(経験不足か歳なのか)
ブレーキのききが弱くなっていた?(長い下り坂でブレーキがすり減ったか?)

幸いだったのは右カーブだったこと。
対向車が来ないところに転がって良かった。
また道路壁まで1.5mくらいあり、草で覆(おお)われていたこと。 

いろんな好条件が重なってケガをすることもなかった。 
メリダも無傷。サドルが横へ向いてしまっただけだった。


今回の山中湖往復では、すべてのことに恵まれていた。
ことにダワさんが一緒でなかったら、目的は達成できなかった。
ダワさん本当にありがとう。
 


ダワさんと一緒だったからできた、戦車メリダでの山中湖往復。(2/3)

2014年07月29日 00時30分08秒 | ポタ&買物

ダワさんと一緒だったからできた、戦車メリダでの山中湖往復。(1/3)の続き。

さて自転車では通りたくないトンネルだが、ここはストリートビューで調べている。
トンネルが二つになって上り下りが分かれている。
トンネル内は1車線分がつぶされているので、安心して走れる。


ポールの内側を走る。




トンネルはこのようになっている。車は右側を走るので安心だ。




静岡の看板が出てきた。この先は静岡だ。(写真提供 ダワさん)

「生土(いきど)」交差点で国道246を離れ、県道394に入る。
次の休憩は道の駅「ふじおやま」だ。
ところがまだかなり遠いらしい。この暑さで体力も精神も持たない。
「ダワさん どこかで休みたい。」
トンサンの無理難題をやさしく受け止めてくれるダワさんは、「ここで休みましょう」と。



「小山町健康福祉会館」で休憩。





血圧計があったので測定。最高血圧も最低血圧も問題なし。脈拍数だけが普段の2倍近い。
それだけ酸素を使う運動をしていたのだろう。
しかし、「休憩したい」と言ったら即座に休めるところが思いつくダワさんて・・・



家からの距離はまだ48kmだ。それなのに時刻はもう10時20分。家から5時間20分もかかっている。
平均時速はたったの6.7km/hだ。
あと100kmも走らなければいけない。
平均時速10km/hで夜7時の帰宅予定だったのに、これではいつになるか・・・
そのまえに山中湖へたどり着けるかどうか・・・ 
(×ω×)


まぁ、まだ午前中だから行ける所まで行ってみよう。
小山町のセブン-イレブンで凍ったカルピスを買い、暑さに備える。



ダワさんの後について上る。上る。『基本的に下りはありません。』 ・・・の言葉が頭をよぎる。




 

 県道394を走っているはずなのだが、あまり覚えていない。





どうやら道の駅「ふじおやま」は近いようだ。




来た。道の駅「ふじおやま」だ。やっとここまで来た。 




車がいっぱい止まっている。そりゃそうだよねえ、道の駅は車やバイクで来るところなんだから。




外に品物を並べたりしている雰囲気は好きだな。




お昼を食べる。といっても水ばかり飲んでいるので、あまりお腹はすいていない。 時刻は12時なんだが。
少ないなと思ったそばなのに、やっと食べた。(写真は途中で撮影。完食しましたよ。)
まだ家から55kmだ。家を出て7時間。 平均時速は8キロ弱。



「小山の水」 富士山の湧水(わきみず)だそうだ。冷たかったぁ。




自転車のところに戻ると、お仲間が。 (写真提供 ダワさん)
いや、これはチタン製の高そうなロードバイクだ。お仲間には入れてもらえないぞ。 
カメラが付いている。トップチューブのバッグにはバッテリーが入っていて、走行動画を取っているのだろう。
走行動画ならトンサンのメリダ車載カメラでも撮れるぞ。お仲間に入れてもらえるかな。  (*^ω^*)ポリポリ



「ふじおやま」を後にする。だいぶ休憩したので、元気を取り戻した。


国道246を走り「古沢」で県道150に入るはずと思っていたが、ダワさんはその手前の「一色」から右折したな。
でも途中で県道150に出たはず。

この県道150が曲者(くせもの)だった。
100%上り、下り無し。少しもほっとさせてくれるところはなかった。
(7月29日追記)
ダワさんのコメントでこの道は県道150ではなく、県道150と県道151の間の道とわかった。
でもいずれの道も富士山にまっすぐ向かう道だ。キツさは同じぐらいだろう。


日蔭(ひかげ)を見つけては、何度も何度も休憩した。

途中、自動販売機もなく、ペットボトルの水はすぐ空に。
休憩のたびにダワさんは、空気圧チェックしてくれ、空気を入れてくれた。

地図を見たとき県道150は緩やかそうな道に思えたが、そうではなかった。
富士山に向かってまっすぐ進む道なので、確かに上りだけしかない道だ。
それでもダワさんは「県道151より日蔭があるからいい。」と言う。



ようやく「リサーチパーク」の看板があるところまできた。
もう動けない。だってこの先は・・・



こんな急な上り坂なんだから。

しばし休憩する。

覚悟を決めて上る。疲労困憊(ひろうこんぱい)。


くんできた「小山の水」はすぐ空に、凍らせたカルピスの残りでしのぐ。


トンサン「ダワさんもうダメだぁ。」
ダワさん「自転車を交換しましょう。」
トンサンのメリダとダワさんのスペシャライズドを交互に持ち上げてみる。
ダワさんのも結構重いが、トンサンのは異常な重さに感じる。
 スペシャライズドも20kgぐらいあるのかな。
戦車メリダは30kgだ。
それにメリダのギア比はMAXローが1対1。タイヤも700cと大きいし。




お、これなら走れる。ダワさんには申し訳ないが、交換してもらった。




上れるのだが、結構足を速く回さないといけない。これはこれで疲れる。



やっと国道138に出て、魔の道「県道150」からは離れられた。



ダワさん「次の休憩は 道の駅『すばしり』ですよ~。」
トンサン「うーん、その前にちょっと休みたい。」

ということで「富士浅間(せんげん)神社」 で休憩することに。


「富士浅間神社」


「富士浅間神社」でペットボトル飲料を飲みほし、道の駅「すばしり」へ向かう。


頑張っても時速4.8kmだが。 (*^ω^*)ポリポリ




やっと到着した。ダワさんのスペシャはバイクハンガーに。戦車メリダは横に止める。




ここでも水を補給。夏の水は命をつなぐ。


ここで2回目のお昼。
あまりお腹はすいていなかったが、食べないとパワーが出ないので、頑張っておにぎり2個とメンチを1個。
メンチは1個300円と高かったが、おいしかった。




もう3時だ。これ以上 上るのはあきらめて、ここで引き返すか。
ここまで 約65km。引き返しても130kmになる。

ダワさんと一緒だったからできた、戦車メリダでの山中湖往復。(3/3)に続く。