野口敏夫プライベートブログ

私の周りで起こった出来事や日頃思ったことなど個人的で気ままなブログとなっています。

奥久慈の新緑と水を辿って

2010-05-20 14:36:43 | 旅行記

 昨日、地元の東葛病院健康友の会の奥久慈の新緑と水を辿る日帰りバス旅行に参加してきました。

 実は、この病院は昨年・今年と入院施術を受け、今や私の主治医院となっている病院なのです。

 友の会には昨年入会したばかりで、この種の催しに参加するのは初めてでしたが、世話をしてくれる同会幹事や看護師さんらを含め、何と総勢117名もの参加で、3台の大型バスに分乗しての出発となりました。

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  大凡の行程は以下の通りで、袋田の滝と竜神大吊橋Photo の観光を主目的としたものです。

 東葛病院(出発)→流山IC→<常磐道>→那珂IC→袋田の滝→袋田温泉(昼食)→竜神大吊橋→那珂湊(海産物ショッピング)→水戸大洗IC→<常磐道>→流山IC→東葛病院(帰着)

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 5月19日8時35分、バスは、流山市下花輪の病院前を出発、流山ICから常磐道を北進し、途中、友部SAでの休憩を挟み、那珂ICからは国道118号線を更にPhoto_2 北上すること42Km、途中、今や水戸を凌ぐほどの名物になっている舟納豆の店に立ち寄った後、11時30分、最初の目的地である「袋田の滝」を臨む茨城県久慈郡太子町袋田のホテルPhoto_3 「豊年万作」の駐車場に到着、直ちに滝見橋を渡って渓流沿いに歩き、「袋田の滝トンネル」の入口へと向かいました。

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 袋田の滝は、久慈川の支流・滝川の上流に位置する高さ120m、幅73mの滝で、その美しさから、日光の華厳の滝、那智勝浦の那智の滝とともに日本三名爆の一つに数えられているとか。

 「花もみち 経緯(よこたて)にして 山姫の 錦織出す 袋田の滝」

 かの西行法師がこう詠んだと伝えられることからも窺い知ることができるその美しさ。別名「四度の滝」とも呼ばれていますが、これは、滝の流れが大岩壁を四段に落下することから名付けられたといわれますが、一説には、その昔、西行法師がこの地を訪れた際、「この滝は四季に一度ずつ来て見なければ真の風趣は味わえない」と絶賛したことからとも伝えられているようです。 

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 袋田の滝には過去3回ほど訪れていますが、新観爆台が2008年9月13日にオープンしてからは初めてなので、興味津々、今回の参加となったわけです。

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 入口かPhotoら入って、長さ276mのトンネルを進んでいくと、その 一部の天井に星を散りばめたような眩Photo_2 いイルミネーションで飾られており、目を楽しませてくれましたが、これも恐らくは新観爆台建設と同時に新しく施されたものでありましよう。

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 奥に進むと、右手に従来の観爆台に至る標識がありましたが、まずは滝全体を見るべく、これに背を向けて左手に進み、新設したエレベーターで約50m上にある新観爆台へと向かい、最上段を含めた滝の全景を観賞しました。

 ご覧のように、水量は最盛期に比しやや少なめで、1 2_2 素麺を思わせるような流れでしたが、こうして上から下まで全段の滝を見られたのは初めてであり、周りに生茂った豊かな新緑とよくマッチした景観はやはり日本三名爆に数えられるだけのことはあり、見応えがありました。

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   Photo ここで写真担当の幹事さんがバスごとに滝をバックに集合写真を撮ってくれました。

 こうしてみると、やはり女性の方がはるかに多いですね。圧倒されてしまいます。

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 再びエレベーターで降りて、今度は従来の観爆3台かPhoto があり、凄い迫力を感じました。

 加えて、観爆台右手下には吊橋も見られ、風情豊かな眺望を楽しむことができました。 

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 駐車場へは今度は吊橋を渡って戻ることにしました4 5 が、歩くと程よい揺れを感じつつ、滝つぼに注ぎ込む滝を斜めから見る眺めもまた風趣あるものでした。左手上に観爆台が見えるのもユニークな光景ですね。

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  滝の観光を終え、近くに建つ袋田温泉の旅の宿「思い出浪漫館」にてゆったり昼食をとった後、国道461号線を南に進むこと約30分、次の目的地、常陸太田市の竜神ダムに架かる竜神大吊橋に到着しました。

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 竜神大吊橋は、V字形の美しい渓谷の中を流れる竜神川をせき止めた竜神ダムの上に架かる長さ375m1 2 の吊橋で、世界一の長さといわれる明石海峡大橋と同じ構造とか。今でこそ大分県玖珠郡九重の大吊橋に抜かれてしまったものの、平成6年完成当時は、歩行者専用吊橋としては、日本一の長さだったそうです。

  湖面からの高さは約100mで、橋の上からは大パPhoto_3ノラマが広がり、橋の両側にある主塔は、大自然の空間に舞い上がる竜を想起させるデザインになっています。

 一度に3500人もの人が渡っても大丈夫なように設計されているため、吊橋特有の揺れが全然感じられず、吊橋としての風情に欠ける向きはありますが、これは致し方ないことでしょう。

 ただ、橋の所々に、ガラス越しに下が透けて見えるポイントがあり、スリルを味わえるようになっています。

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  Photo_2いうカリヨン施設があり、1回100円で、愛・希望・幸福の3種類の澄んだ音色が竜神峡の山々にこだまするのを聞けるようになっております。

 何でも、この鳴り響く鐘の音を、森の精(森の小人)が集まって聴く音楽会をイメージしてこの名が付けられたとのことです。

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 カリヨンの近くから、湖面に下りる階段があるので、降Photo_4 りてみましたが、結構きつく、時間内にまた登って戻ってこなくてはならないことを考えると、自分には無理と判断し、途中で引き返した次第です。

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 15時ちょうど、竜神大吊橋を後に帰路につき、幹事の用意したビンゴゲームに興じつつ、国道245号線にPhoto_5 出て一路南下し、途中、那珂湊のヤマサ水産お魚センターでの買物をはさみ、水戸大洗ICから高速道路に乗り、友部SAで最後の休憩をとった後、往路と同様、常磐道を南下、18時35分、東葛病院に帰着、各々家路につきました。

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 総じて天気は曇りがちで時どき降雨もありましたが、そのときはバスの中という幸運に恵まれ、楽しく新緑の一日を過ごすことができました。

 最後に、道中お世話してくださった友の会の幹事さんや関係者の方々に謝意を表し、この稿を閉じさせていただきます。

                        (6月3日脱稿)

 

  

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