この度(6/15)、馴染みのT旅行社のサクランボ狩りを中心とする群馬ツアーに行ってまいりました。
いつものように、最寄り駅からアーバンパークラインで春日部駅経由、東武伊勢崎線に乗り換え、東武動物公園駅にて、浅草からのツアーに合流し、特急りょうもう3号で赤城駅に向かいました。
9時半頃、赤城駅に到着。やはり電車、それも特急を利用できるので、早いです。バスオンリーだったら、とてもこの時間には着けないでしょう。
ともあれ、ここからは赤城観光のバスに乗り換え、まずは伊勢崎市に向かい、10時10分、最初の目的地赤堀花しょうぶ園に着きました。
ここは、国指定史跡「女堀」の中に24000株の花しょうぶが咲き乱れる、伊勢崎の花の名所です。
それにしても観光客の多かったこと!我々が着いた時には、観光バスがずらりと駐車場にひしめいているのには驚きました。
いつもならこの時期はまだ6分咲きということでしたが、今年は暑い日が続いたので、例年より1週間から10日早いようで、満開に近く、白や紫などの花しょうぶが約500メートルに渡り一斉に咲き揃っている様は、実に幻想的で、十分満足のいく光景でした。
ちなみに最後に写っている美女は、このツアーの企画者であり、且つ我らが添乗員のMさんです。
私は、この菖蒲園については全く知りませんでしたので、それだけに感慨深いものがありました。なお、ここには花菖蒲のほか、アジサイも見ごろを迎えていました。
細長い花しょうぶ園を奥まで見終わって、メインの道を戻ってくる途中、1匹のワンちゃんが目に入りました。
地元の人でしょうか、飼い主の男性がお饅頭をくれるのを待っている仕草があまりにも可愛らしいので、カメラに納めました。
なんでも、このワンちゃん、その名もあずきちゃんといい、お饅頭が大好きなのだそうです。
10時40分、赤堀花しょうぶ園を後に、北関東自動車道から関越道を通って、沼田市に入り、11時30分、果実の里「原田農園」に着きました。
ここは、さくらんぼ狩りなど各種フルーツ狩りのほか、売店や食堂を備えた複合店ですが、我々のここでの目的はさくらんぼ狩りではなく、昼食のためです。
ここ沼田は、現在NHKの大河ドラマ「真田丸」ゆかりの地として、各旅行社がツアーを組んでいる関係でしょうか、売店でのその超混雑ぶりには驚きました。
我々は、売店を通って食堂に行きつくまで、人の間を縫うように進まねばなりませんでした。
さて、昼食は、奥の食事処で摂りましたが、その内容は、稲荷寿司2個のほか、うどん・そば・野菜天ぷらが食べ放題(40分)というユニークなものでした。
しかし、そんなに食べられるものじゃないですよね。後にさくらんぼ狩りも控えているし、適当なところで「御馳走さま」しました。
腹を満たしたところで、12時半、次の目的地である吹割の滝に向かい、およそ30分の輪行で滝観光の駐車場に到着しました。
ここ吹割の滝(ふきわれのたき)は、「日本の滝100選」に選ばれていて、群馬県の人気観光地で昭和11年に国の天然記念物に指定されているとか。
川床を割くように水が流れ落ちることから「ふきわれの滝」と命名され、吹割渓谷(吹割の滝)は遊歩道も整備されていて迫力ある奇岩と共に美しい景観を楽しませてくれます。ここには20年以上前にも来ているのですが、てっきり今までは、ふきわりの滝と読むと思い込んでいました。汗顔の至りです。
滝の観光は、時間の関係もあり、添乗員のMさんが赤線で示してくれたルートを一回りするにとどまりましたが、一応メインの観光箇所はカバーできました。
「吹割の滝」は、東洋のナイアガラと呼ばれているそうですが、実際にナイアガラの滝を見たことがある人にとっては、たかが高さ7m、幅30mでは、規模・迫力とも、その差異には愕然とさせられるでしょう。むしろ、対岸の般若岩や獅子岩などの奇岩のほうが印象深いかもしれません。
左の写真、拡大して見てください。本当に般若の面そっくりですよ。
最後に吹割の滝の付属物であるような小さな鱒飛の滝を見て、集合場所である伽羅園に戻り、店内をwindow shoppingしました。
なお、この吹割の滝には「竜宮の膳碗」という概ね次のような伝説があるそうです。
吹割の滝の滝つぼは昔から竜宮へ通ずるといわれていた。そして、村で祝儀などの振舞ごとがあるたびに、竜宮から膳椀を借りていた。必要になるとお願いの手紙を書いて滝に投げ込み、渦に巻き込まれて深い竜宮へと吸い込まれていき、前日には頼んだ数の膳椀が傍の岩の上にきちんと置かれていた。三日のうちにお礼の手紙をつけてもとの岩の上に置けばいつの間にか見えなくなり、竜宮へ返された。 ところがある年のこと、借りた膳椀を返すときに数を間違えて一組だけ返し忘れてしまった。竜宮では貸した膳椀が不足していることを知り、以後いくら丁寧に頼んでも借りられなくなってしまった。 今でも、この膳椀は竜宮の椀とよばれ、大切に保存されている。
とのことですが、どこに保存されているのかは聴きそびれました。
次いで、14時10分、吹割の滝を後に沼田インターの方に戻り、最後の目的地であるチェリーガーデンふじいに着いたのは、ほぼ30分後でした。名前が示すように、ここは、さくらんぼ専門園です。
まずは、ネット内に入り、社長の藤井さんから、美味しいさくらんぼの見分け方・取り方などの説明を受けた後、さぁ、4品種(佐藤錦・紅香・おばこ錦・紅しゅうほう)食べ放題のさくらんぼ狩りの行動開始です。
添乗員のAさんからは、事前に「みなさん、50粒は軽いですよね」と言われていましたが、さすがに老骨の身では、30粒くらいがせいぜいでした。
さくらんぼ狩りを終え、最後に本ツアーの特典である「さくらんぼ1パック」を土産に貰い、15時30分、帰路につきました。
関越道をひたすら戻り、途中、赤城高原SAでの休憩を挟み、太田桐生ICで高速を降り、17時30分、太田駅に到着。駅付近で思い思いに時間をつぶした後、18時26分発の特急りょうもう44号に乗り込み、以後は、元来たルートを逆に辿って20時20分、帰宅した次第です。
今回は、赤城駅前から最初にバスに乗る際と、帰りの太田駅前に着いたときにこそ小雨に遭いましたが、観光中は、曇天ながら雨に降られることなく、また気温も暑くもなく寒くもないという幸運に恵まれ、参加者が33名と比較的少ない人数と相俟って、内容も実に充実したツアーでした。
以上
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