野口敏夫プライベートブログ

私の周りで起こった出来事や日頃思ったことなど個人的で気ままなブログとなっています。

花桃植樹祭と草木湖ハイキング

2016-11-21 14:21:00 | 旅行記

   去る11月20日の日曜日、かねてより馴染みの添乗員を通じて申し込んであったT旅行社の「花桃植樹祭と草木湖ハイキング」のツアーに参加してきました。

 いつものように、東武アーバンパークラインから春日部で伊勢崎線に乗り換え、東武動物園駅から、浅草からのツアー本隊に合流し、特急りょうもう3号にて相生駅に向かいました。本日の参加者は40名と満席で、キャンセル待ちの人も多かったとか。

 あいにく霧が立ち込めていたため、列車は次第に遅れ、相生駅に着いたのは定刻より17分遅れの9時40分になっていました。ここからわたらせ渓谷鉄道に乗り換え、トロッコわっしー号にて神戸(ごうど)駅に向かうはずでしたが、ここでトラブル発生! やはり霧のため、ダイヤが大幅に乱れ、我々が乗る予定の わっしー号 はいつ来るかわからないとのこと。やむなく、添乗員の判断で次に来る普通列車に乗車することになりました。

 10時05分、ようやく発車。2両連結の列車は空いていて、ほぼ全員が座れたのは不幸中の幸いでした。二つ先の大間々駅では別のツアーの人たちが大勢乗り込んできて通勤電車並みの混み具合になり、立ったままの人たちは気の毒でした。

 途中、上神梅駅という古めかしい駅に止まりましたが、聞けばここは1912年(大正元年)建築、昭和初期増築の古い木造の駅舎でプラットホームとともに2008年(平成20年)7月に国の登録有形文化財に登録されたとか。

 次いで、今年4月に訪れた水沼駅、次の花輪駅では線路越しの高台に旧花輪小学校の校舎の屋根が見え、ここを見学したときの記憶が蘇ってきました。

 10時55分、神戸駅で降り、本日最後に行く予定の国民宿舎「サンレイク草木」差し回しのバスで行くこと約10分、富弘美術館の駐車場に着きました。

 ここで、急ぎ11時から始まる花桃植樹祭の開会式に臨みました。ここ草木ダムのあるみどり市東町地域では、平 成27年度より10年間で「1万本の花桃の里 づくり」を目指して記念植樹祭が毎年実施されることになっており、2年目の今年、その植樹祭に我々ツアーのメンバーも特別に参加を許されたものです。

 開会式の後、我々に割り当てられた個所で、指導員の手伝いの下、全員が1本づつ苗木を植えました。最後の写真が私が植えた苗木です。
    

 次いで富弘美術館に入り、まずはロビーにて花桃植樹祭のイベントの一環として催された、独特の音色を奏でるクラシックギター奏者として知られる 鈴木大介氏によるミニコンサートを聴きました。初めて聴く曲あり、また「禁じられた遊び」などポピュラーな曲あり、更には軽妙な語りありで、我々聴でした衆を魅了しました。
 一方、ロビーを囲むように みどり市(旧・勢多郡東村)出身の詩画作家 星野富弘氏の詩・水彩画・ペン画・随筆などの作品などを展示する部屋があり、これらが皆、若くして手足の自由を失った同氏が筆を口に銜えて描いたものというから誰しも驚嘆を禁じ得ないでしょう。実は私は20年ほど前の旧館時代にここを訪れたことがありますが、その後も作品は増えており、敬意を新たにした次第です。館内撮影禁止のため、作品をご披露できないのが残念です。
    

 13時05分、富弘美術館を後に近くにある草木ドライブインに移動し、群馬名物おっきりこみ膳の昼食を摂りました。質・量とも申し分ないもので、かつ私の座った場所が偶々 自称「花の五人衆」の方々と同席になり、旅のことなど話が弾み、楽しいひと時となりました。なお、おっきりこみほうとうと酷似しています。

 お腹を満たしたところで、いよいよ草木湖対岸にある国民宿舎サンレイク草木を目指し、ハイキングへの出発です。ハイキングと言っても、歩行距離約3.2kmのミニハイクで、しかも対岸との間に架かる草木橋までは交通量の多い国道122号線の歩道を行くため、左側(車道側)は風情も何もあったものではありませんでしたが、右側に目をやると、そこには今が盛りの紅葉と草木湖の優美なフォルムが眺められ、目を楽しませてくれました。
       

 この日は11月にしては季節外れの暑さになり、日照りの中を歩いたため、途中でダウンし、車で運ばれた人が2~3人いたようです。私も時折り立ち止まっては写真を撮り、後を追うといった具合で、これまではすぐ追いつけたのですが、さすがに今回はなかなかその距離を縮められず、サンレイク草木に着いたのは最後の方になってしまいました。

 ともあれ、今回は下着の替えを持ってきておりましたので、大浴場でゆったりと汗を流し、身も心もリフレッシュし、帰路に備えました。
 入浴後、庭に出てみると、珍しいものがありました。寒桜です。十月桜とも呼ばれているようですが、滅多に見られないものだけに、ここで出会えたのはラッキーでした。

 帰り際、枝垂れ花桃の苗木を頂きましたが、一旦はバスに持ち込んだものの、高さが1m近くもあるので扱いに困惑しただけでなく、苦労して持ち帰っても、今後の手入れのことを考えると、自分にはその方の知識に乏しいので、考えた末、赤城駅でバスを降りるとき、物をドライバーさんに託し、身軽になって電車(特急りょうもう40号)に乗車した次第です。

 帰路は往路と同じルートを逆に辿り、20時15分、無事に帰宅することができました。

 今回は、天候に恵まれ、植樹体験あり、ミニコンサートあり、ハイキングあり、入浴ありで、おまけに紅葉真っ盛りの景観も楽しむことができ、日帰りながら充実した内容でありました。いつもながら、エネルギッシュに我々をリードしてくれた添乗員のMさんの努力に感謝の意を表し、この稿を終わらせていただきます。

                                以上

 

  
 

   

 

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