野口敏夫プライベートブログ

私の周りで起こった出来事や日頃思ったことなど個人的で気ままなブログとなっています。

日光散策とスカイベリー狩りの旅

2017-01-28 20:26:49 | 旅行記

 

 去る1月13日、T旅行社の馴染みのT添乗員から、1月27日にいちごスカイベリー食べ放題と日光の各寺社を巡る旅を企画したので、参加しませんか、とのお誘いのメールが入り、ちょうどその日は非透析日の金曜日とあって、即OKした次第です。

 当日は、最寄りの初石駅からアーバンパークラインで春日部に出、ここで浅草から来る団体専用列車でツアー本隊と合流し、一路、日光に向かいました。

 車両は3両編成で、スカイツリートレインを今回は特別にスカイベリートレインと銘打ち、参加者は座席数よりはるかに少ない38名でしたので、ゆったりと一人で2座席以上を確保することができ、実に快適でした。

 10時40分、東武日光駅に着き、下車してみると、驚いたことに駅長以下駅員総出で歓迎の横断幕をもって我々迎えてくれ、一人づつに数々の日光に関する資料の入った袋を手渡してくれたほか、駅舎外まで出てきて、我々を見送ってくれました。

 さて、ここからは13時15分の昼食時間までは自由行動ということで、まずは10時50分発の世界遺産バスで知り合いのA氏と共に表参道に向かいました。これまで奥日光まではバスに乗ってよく行きましたが、東照宮までは徒歩で行っていましたので、今回が初体験でした。

 10分ほどで表参道に着き、ここで、各寺社の御朱印を貰いに行くというA氏と別れ、一人で歩きまわることにしました。さすがこの辺りは標高がスカイツリー並みとあって積雪がそこかしこにあり、道も雪と氷交じりで滑りやすくなっていました。

 東照宮などポピュラーな社寺は何回も訪れていますので、今回はパスし、まずは二荒山神社前にある常行堂に入りました。和様式の建物の中に入ると、とにかく暗い。足元がおぼつかないで、祭壇の写真だけを撮って早々に引き上げました。不信心な私にはこの堂が輪王寺の一部であること以外何ら知識はなかったが、帰り際、居合わせた僧から「ごくろうさまでした」と言われ、面映ゆい思いであった。 

 次いで、一社くらいは参拝しておこうと、すぐ目の前にある二荒山神社に詣でました。ここは、日光の山岳信仰の中心として古くから崇拝されてきた神社で、関東の守り神として幕府・豪族の信仰を集めたとか。  休日なら人出で賑わうであろうこのあたりですが、今日は休日とあって観光客の数は少ないものでしたが、その中に会って外国人の姿が目立っていました。

 さて、次はどこへ行こうか? 事前に調べておけばよかったのですが、このところ夕方になると発熱する状態が続いていたため、その時間もなく、今回ぷっけ本番で参加したため、迷ったわけです。

 とりあえず、東照宮下にある出店で汁粉を飲んで身体を温めたところで、思いついたのが、二荒山神社の別社で、かつて「もう一つの日光」としてハイキングコースの目的地になっていた滝尾神社でした。ここは子授け、安産、子育てなどにご利益があるほか、境内にある3本の杉の巨木が体内の悪いエネルギーを浄化してくれるパワーがあるそうです。

 ところが、滝尾神社に向かう道にアクセスするまでのルートがわからず、あまりポピュラーなところでないため表示もないので、あっちへ行ったりこっちを曲がったりと、殆ど人と行き会わない雪道を迷った末、ようやく「滝尾神社へ20分」という表示を見つけるまで大分時間を食ってしまいました。

 ようやく目的地へ向かう道に出たわけですが、当然のことにアップヒルになっているため、加えて足元も悪いので、老齢の身にはかなり苦しいものでした。

 時折り下ってくるハイカーたちに、滝尾神社まで、あとどれくらいか、と尋ねると、「もうちょっと先にあります」とか、「すぐそこにあります」という返事が返ってくるものの、行けども行けども、なかなかそれらしい姿は見えず、よほど打ち切ろうかと思ったものです。

 途中、雪に埋もれた白糸の滝を過ぎ、やっと神社の下まで着いた時にはすでに12時半を回っており、昼食場所まで戻る時間を考えると、これ以上先に進むのは無理だったし、そもそも神社に辿り着くには雪に覆われた急な階段を何十段も登らねばならず、ここでもし転倒でもしたら、との恐れから、ここで引き返すことにしました。気がつくと辺りは一面の雪景色です。  


 帰路はダウンヒルなので息切れすることなく、すいすいと進むはずでしたが、雪道なので滑りやすく、ものの見事にスッテンコロリン、なんと3回も転んでしまいました。幸い頭は打たず、背中にはリュックを背負っていましたので、これがクッションとなって特に怪我なく済んだのは不幸中の幸いでした。滝尾神社の階段を登るのを諦めて正解でした。もし、階段で滑って転倒したら大怪我は免れなかったことでしょう。

 以後は、スキーのボーゲン歩きで転倒を避けつつ進み、途中やはり迷いつつ、昼食場所の磐梯ドライブインに着いたのは、ちょうど集合時間ぎりぎりの13時15分でした。

 昼食は豚なべ膳を頂きました。味の方はまずまずでしたが、ここはサービスが悪く、おしぼりはないわ、ペーパータオルも置いておらず、鍋の火も客自身に点けさせるという始末。思うに、この辺りでは団体客を受け入れる駐車場を完備した大きなレストランがほかにないので、ここを使わざるを得ないという事情があり、競争相手がいないことがサービス努力を怠っている要因かもしれません。

 14時15分、チャーターしたバスで、一路、日光宇都宮道路から東北自動車道を南下し、小山市にあるいちごの里に向かいました。所要1時間10分もかかりました。栃木県は結構広いことを実感しました。

 さて、いよいよイチゴの王様ともいうべきスカイベリーを30分食べ放題に挑戦です。このスカイベリーは「とちおとめ」に続く主力品種として県農業試験場が開発した県産イチゴです。1個25グラム以上の大粒が3分の2を占め、整った円錐(えんすい)形と濃い赤が特徴です。名前は大きさ、美しさ、おいしさがすべて大空に届くようにとの願いを込め、県の皇海山(すかいさん)にちなみ、「東京スカイツリー」にもあやかっているようです。   

 ヘリぎりぎりまで赤くなっているのが美味しいと聞き、それを探して食べました。確かに甘みがまろやかで美味しかったですが、粒が大きいので10粒も食べると満腹になってしまい、私にはそれで十分でした。

 さて、各々スカイベリーを堪能したところで、栃木駅に向かい、栃木駅から再び貸し切りのスカイベリートレインにて16時55分発で帰路につきました。そして、17時55分、春日部駅にて同行諸氏と別れ、アーバンパークラインに乗り換え、初石駅を目指しました。

 ここで、ハプニングあり。先ほど転倒したが怪我はなかったと言いましたが、何となく右腕がヒリヒリするので袖をめくってみると、なんと、擦り傷が高じて表皮が3センチほど剝がれてしまっているではないか。腕は3着の袖部分で保護されているため、まさか、表皮が剝がれてしまうなど夢想だにしなかっただけに、驚いたのなんの。

 初石で下車後、馴染みの整骨院に飛び込み、応急措置をしてもらいましたが、常日頃の交流が役に立ちました。


 ともあれ、今回は軽い怪我こそあったものの、天候に恵まれ、ますます進化した添乗員に恵まれ、日光での自由散策、小山のいちごの里での珍しい品種のスカイベリーをたらふく食べられ、非常に充実した日帰り旅行でした。

                                      以上


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