先月下旬までは断続的な高熱に悩まされていましたが、今月に入ってようやく小康状態に回復したので、たまには日常のルーチンから離れ、非日常的な行動することにより、気分転換したいと、今回も透析の休みである11月16日(月)、C旅行社の「紅葉の大山への日帰りバスツアー」に参加してきました。
透析後2日目なので、やや不安はありましたが、何事も経験と、思い切って参加したわけです。
当日は、最寄り初石駅から一駅乗って、江戸川台駅前に待機しているバスに乗車、幸い、一人参加は2名だったようで、最後尾の5人席を二人で使えるという幸運に恵まれ、気兼ねなくゆったりとできたのはうれしいことでした。
バスは、首都高・東名と進むも、一部に工事中の区間があるため、渋滞がひどく、厚木インターで降りて伊勢原市に入りましたが、予定していた同市内の繁華街散策は省略せざるを得なくなり、そのまま、大山の麓にある創業慶長5年といわれる御坊料理で有名な御宿「東學坊」にて豆腐懐石料理の昼食をいただきました。
さすが自家製豆腐を使った伝統料理は歴史の重さを感じさせるものがありました。
再びバスに乗車し、5分ほどで大山に上るケーブルカーに向かうこま参道の入り口に着きましたが、これからが大変でした。何しろこの参道を通ってケーブルカー駅に行くには、道の両側に土産物屋が連なる384段もある階段を上らねばならず、健康な頃ならいざ知らず、今の私にはいささか堪えましたが、何とか上りきることができました。
そこにはちょうど紅葉シーズンとあって、観光客が引きも切らさず、ケーブルカー乗車まで、並んで待つこと40分!
ケーブルカーは普段は20分毎だそうでが、この日は、休みなく、上下2台を交互に走らせていました。
車体は大型ガラスをふんだんに採用し、開放感あふれる眺望と大山の大自然を満喫出きる構造になっていて、近代的で随分きれいだと思いましたら、この10/1に50年ぶりに車両を新造したばかりとのこと。
乗車時間はものの6分で、終点の阿夫利神社駅に着き、皆が揃ったところで、神社内家屋に入館し、本堂にて神主によるお祈りに続いてお祓いを受けるなど正式参拝をした次第です。
ここ大山阿夫利神社は、第10代崇神天皇のころ(紀元前97年)の創建と伝えられ、祭神として大山祓大神、高おかみ神、大雷神の三神を祀り、同社に伝わる倭舞、巫女舞は奈良の春日大社より伝授されたものであり、神奈川県の無形民俗文化財に指定されているとか。
参拝終了後、お神酒と「御神供」と称する袋をいただきました。中には、「一里飴」という蜂蜜入りの飴が5粒入っていました。
阿夫利神社周辺は、ちょうど紅葉が見ごろで、個々の木々は見事なものがありましたが、全体的に規模が小さいため、かつて行ったことのある愛知県豊田市の北方に位置する香嵐渓に比べると、私には、どうしても物足りなさを感じざるを得ませんでした。
皆が揃ったところで、麓に待機しているバスを目指して来た道をそのまま降りたわけですが、下りはとても楽でした。
次いで再び昼食を摂った東學坊に戻り、ここで般若心経の写経に取り組みました。最近はキーを打つことが多く、筆はおろかペンを持つことさえまれになっている私にとっては、いささか戸惑いがありましたが、何とか書き終え、その場に納めてまいりました。
17時10分、帰路につきましたが、厚木からの東名高速道路が渋滞に次ぐ渋滞で、江戸川台駅前に着いたのは、予定より1時間40分も遅い20時25分になっていました。
このように渋滞はあったものの、天候に恵まれ、384段の階段も何とか登れたし、小規模ながら紅葉も見られたし、写経を初体験するなど、充実した一日を過ごすことができ、まずは満足した小旅行でした。
以上
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