とのちゃんだって... たまにはいろいろ かんがえる

考えはじめて もう7年め。たまにはいろいろ。
ほんとに色々。ちょっとだけ、とのちゃんのたわごと きいてってちょ♪

との、起きる。

2011-09-24 08:48:09 | a cancer patient

『とのさん、 とのさんおわりましたよー。』

頭の上でそんな声がして。

目を開けたら麻酔医の先生が覗き込んでました。

 

…そういえばとの 今日手術で。

さっき手術台の上に乗っかったばっかりだったよねー。

この先生 女性で たぶんとのより5,6歳年下で。

ぱきぱきしててはっきりものをいうけど 患者の気持ちをわかってくれる 

配慮の細かい方だったなー … なんて思いながら ぼーっとしてまた寝ちゃうとの。

 

気づいたらHCUで。 ベッドの脇に母親と妹がいました。

 

なんだか知らないけど 体が勝手に、ものすごく派手にガタガタ震えてて。

震えてるくせに足は完全にしびれてて動かないし。

いっちょまえに酸素マスクなんかつけてるなー…。

なんて思いながら また寝る。

それにしても体ががたがたしすぎて 寝てるベッドも震度3ぐらいになってる。

熟睡ができん。

 

…そういえば いまおなか5箇所きったんだよな。

どのへんだろう、 ぜんぜん痛くないけど。

あ、 ぜんぜん痛くないってことないか、 なんとなく 鈍痛がする…。

あー いかんっ。もう 完璧に足がしびれてる。

これ 麻酔切れたら治るんか??

 

しゃべろうと思っても 声が出にくいし でても長濁声だし。

ぜーぜーして単語しか口に出来んっ。

気づけば腕には3本ぐらい点滴刺さってるし

やっぱりカテーテルも入ってるし。

なんだかおなかのひだりっかわからぶっとい管も出てるっぽい。

 

気づいたら パジャマじゃなくて浴衣着てるし。

 

だれが どんな風に自分を着替えさせてくれたのか。

自分の体がどういう風に変わったのか ぜんぜんわからないけど

とにかく無事 一通りのことは終わったらしいなぁ。

 

思ったほど切開したところが痛くなかったのは

ちょっと得した気分でした。

人によると思うけど。

とのにとっては 親知らずが痛くて眠れなかったときのほうがつらかったです。

まあ 硬膜外麻酔を5日近くつけたままだったからなんだと思うけど。

そんなこんなで、 手術自体はほんと、 前日までの心配からしたら

あっけないほど簡単に終わってしまったのでした。

 

とはいえ とのにとっては空白の6時間。

先生たちがオペ室で切ったり貼ったり ぐわーっと集中して

ワルモノを退治してくれてたんだよね。

これから退院まで。 ひとがんばりせねば。

 

とりあえずの楽しみは たぶん明日の朝お水飲めることと

その次の日には重湯がもらえること。

手術の前に2日絶食してるし、 それだけが励みなんでした。

 

のんきだったなー。


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