田園酔狂曲

酔いどれ夫婦とエジプシャンズの日々

奥様族とのバトル②

2019-08-17 19:59:12 | 田園ものがたり
西部工芸展を明日にひかえた前夜。
カァちゃんを帰した後、ヒゲは吉兆の部屋で、座布団枕に毛布をかぶって横に。
酒が効いてますから、たちまち深い眠りに ・・・    (笑)

やがて、丑(ウシ)三つ時 ・・・ なにやら足音らしい気配で目が覚めた。
こんな真夜中に何だ? まさか、お岩さん?  
しかし、お岩さんには足がないから、足音はしないハズだが?  
じゃあ、だれだ?
すると、懐中電灯の小さい灯りが動く。
ははー コレは泥棒だな~     
田園にしか無い(当時はそうでした)幻の “越乃寒梅” を狙っているのか。

しかし、足音と共に小さな灯りが、店内を徘徊し始めた!?
そして、部屋の前に止まり、ふすまが開けられ、懐中電灯の灯りがヒゲの顔に。
ヒゲ&賊  「 お前は誰だ? 」 お互いに叫びます。   

  ヒゲ  「 私は、この店のオーナーだ! 」
  賊   「 私は、このビルの警備会社です。 」
  ヒゲ  「 そうか、ご苦労さま 」
  賊?  「 お疲れ様です 」 

再び眠りについたヒゲ。
やがて、吉兆間の入り口に在る、赤電話の着信音がけたたましく鳴ります。
ヒゲは、目をこすりながら、受話器を取る。
聴きなれた、カウンター係の浪ヤンの声です。
  「 マスター おはようございまぁ~す! 時間ですよ~! 」
                             
そう! この電話は、ヒゲが依頼していたモーニング・コールだったのです。
万が一にも、朝寝坊での遅刻は許されません。
ヒゲは、赤電話に近い部屋で、さらに電話に近い方に頭を向けて寝ていました。
寝ぼけ顔をこすりこすり、ヒゲは店を飛び出します  

             
        今は亡き平島酒店さんと一夜を共にした部屋が吉兆の間です。
        同じ毛布を掛けて寝たのでした。
        右端に、電話のコードが見えます。


                                 ~~~ つづく ~~~

《 補足 》
  * 携帯電話が、今の様に普及していない頃ですから、お客様用に公衆電話を設置していました。
     ピンク色のダイヤル式でした。
  * カァちゃんが帰る時、警備会社にお決まりのチェックをしていたのです。
     ネズミがチョロついても反応するセンサーが、ヒゲの動きを見逃す訳はありません。(笑)
     ヒゲが間違いなくオーナーなのか?  カァちゃんに問い合わせがあったそうです。

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