ダンテの狂宴

１０／１９　（第三月曜日）
九月は連休とぶつかり、お休みだった天下国家の会。
一か月空くと二ヵ月振りってなことになり、久しぶりの感だ。
タクシーに乗って、我が家のマンションを出た辺りの交差点で、目の前を
ながらスマホが通り過ぎる。
歩きながらどころでは無いのです。
若い男性が自転車をぶっ飛ばしながらの、片手運転です。
「　ヒエッ～　恐ろしヤー　」
タクシーの運転手さんも、びっくり仰天するほど。
そんな怖い目に会いながら、西銀座通りの『ささの』に到着。
やがて、Ｍ・マウンテンさんも駆けつけて、直ぐにチェスが並べられる。
　　　
　　　　　　　　　　　　　　　
まるで、昔の田園の店みたいだ。
最近のトーナメントでの実戦譜だそうです。
　　　　　　　　　　
チェスは、珍しい完全なるチェックメイトで終了する。
Ｔ先生がお出でになって、カァちゃんが、息子の沖縄土産の　『　クバ巻き・花酒どなん　』　を出す。  
これは、本来、王侯貴族だけしか飲めなかった酒です。
ヒゲの若い頃には、沖縄県外持ち出し禁止の品でした。
やがて、名門酒会からのルートで、手に入れる事が出来る様に。
何しろ６０度の泡盛です。
繰り返し、「　くれぐれもナメるように　」　と注意しますが、
そんなンでビビる人たちではありません。 （笑）
６０度のアルコール度数ですから、スピリッツの範ちゅうのお酒です。
今流行の、トロピカル・ドリンクやハイボールとは、対極にある酒ですネ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
そんな盛り上がり始めた時に　・・・　スワッ！　ジャン・レノ現るか？     
視線の先には、豚に夢中の女将・和ヤン。
女ジャンは、生ビールと栗の白和えを所望する。
この献立は、非常にデリケートだ。
栗はあらかじめ甘く炊いてあるハズ。
だから、和え衣の豆腐は、軽く砂糖味をつければイイだろうと、たかをくくると大間違い。
何や味気ないモノに成りやすい。
和え衣の方も、其れなりに味が無いと旨くない。
くどく成らない紙一重のアプローチが求められる。
案外神経質なメニューなんだ。

そんな事を漫然と考えていたら、女ジャンは白和えを食べ終わり、退屈な様子？
男たちは、なんと！　ダンテの煉獄篇の話しに一生懸命だ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
せっかくの美女を前にして、男性群は奇才の話しで夢中になっているとは、何てことだ！　（笑）
酒も飲まなくちゃいけない、肴もつまみたい、話しもすすめたいで、全く時間が足りない。
１０月の会も、こうしてあっという間に過ぎたのでした。
　　　　あゝ　吾　ダンテの奇才無く　　バイロン～　ハイネの熱無くも～　

　　　　　　　　　
　　　http://blog.with2.net/link.php?1046790　　
　　　　　　　　　　↑　参加中です。クリックしてもらえたら嬉しいです。