将棋人気～隠れキリシタン

ネットのアンケートに依ると、将棋が出来る男性には、６０％の女性が好感を持つそうです。
ヒゲには信じられません。　ウソだろう？
ちなみに、悪い印象を持つ女性は、６％とか。
じゃあ、小学校の男の子達、将棋盤を前に考えてると、当然ママから褒められるのでしょうネ！？
良い時代と云うべきか。　うらやましい。　（笑）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
昭和４０年代、ヒゲの部屋には将棋盤が見当たりません。
ヒゲはと云うと、机の上の教科書に向かって真面目に勉強風（！）です。
しかし、何やらおかしい？
教科書の下にも、開いた本があります。
下の本を暫くじーっと見たら、直ぐに教科書で蔽い、天井を眺めます。
目は泳ぐ様に、何かを追い掛けている様子。
何をしてるのでしょうか？
　　　　　　　　　　
昔、長崎や天草に居たキリシタンが、仏壇を拝みながら、仏具の裏に刻んだ十字・クルスに
御祈りしてるみたいです。
そんな隠れる様にしてまで、やらなくちゃいけないモノとは、何でしょう？

大東亜戦争後の混乱期に、運良く店を興した父親。
ヒゲ少年は、ひとり息子として当然ながら、否応なしに店を継がねばなりませんでした。
時は、受験競争の最も厳しい時代。
趣味の将棋にうつつを抜かすなんて、とんでもない時間の浪費だという訳です。
高校生は、受験勉強さえすればイイんだ。
李下に冠を正さず、ヒゲは将棋盤を拡げず。
とうとう、息子がその筋のプレーヤー（prayer?)だと親が知るのは、ずっと後のことでした。
さて、先ほどのヒゲの教科書。　　　　　　　　　　　　　　
なにやら暗号みたいな書き込みが　・・・
　《　１一O　／　ヒ、　^　、　 ^　、　ギ　 》　と描かれてます。
　（　^　は、金の字のつもり。　）
まるで、ダビンチ・コードみたいなこの記号。
分かれば、将棋関係者でしょう。
万が一見つかっても、親・教師・江戸役人には絶対理解出来ない仕掛けです。
このコードは、看寿の詰め将棋・裸玉の配置図を、将棋の速記法で記したモノです。
倫理社会の授業中に、活躍？
倫理にもとるとは、この事でしょうか。　　
今の時代ならモテキ（？）だったハズが、罪人の様に隠れて将棋の勉強してたのが無念さをつのる。

　　　　　　　　　　　　
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