田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

御上のお達しと冷凍馬刺し

2012-10-05 21:43:18 | ヒゲの毒舌
先日のブログで、肴に赤身の冷凍馬刺しの写真が登場してます。
ひと昔(?)前の熊本県人なら、 「 こんなモン、喰えるか! 」 と罵倒した事でしょう。
冷凍に罹った事のある馬刺しは、直ぐ判ります。
切り口がテカっているからです。
とうとうココ迄、経過して仕舞った。
今日は、このプロセスをお話ししたいと思います。
                              
そもそもは、超生鮮食料品扱いの馬肉。
それに、御上からのありがたい冷凍のお達しが出ました。
カァちゃんがいつも買う下通りに在る馬肉店も、冷凍パックになりました。
以前は、さすがにウルサイ内のカァちゃんが来たら、奥の冷蔵庫の沢山の
ブロックを見せて、選択させていた女店員さん。
今は、ボツボツ程度しか出してきません。
実は、この意識差が非常に大きいのです。
前述の様に、超生鮮食料品扱いだった(!)馬刺し。
店員さんも、その日の新鮮な内に売り切ろうと努力します。
                                 
しかし、今や真空パックで、しかも冷凍と云う悲惨な状態。
もう、保存食扱いのイメージに。
店員さんも、 “ 急いで売らなくても、良いや! ” の気持ちが入ります。
その結果、冷凍庫の奥ヘ奥ヘ、在庫が積まれます。
すると、どうなる?!
馬刺しは、長期保存冷凍品扱いに。
それまで(御上のお達し迄)は、まだ生温かい内に取引されてた馬肉だったのに。
では、何故その長期保存冷凍がいけないのか?
馬刺しとして食べる部位は、大まかに二つに分けられます。
脂分が多い、いわゆる霜降りと呼ばれる所。
三枚バラに多くみられます。
この部分は、脂肪分が多いので、比較的冷凍に耐えられます。
観光客用の高価な馬刺しは、主にここを使います。
だから、今まで商売用で霜降り馬刺しを扱ってきた料理店は、笑いが止まらないのです。
それまで( 御上の冷凍指示 )は、馬刺しは厄介な食品でした。
とても高額な仕入れで、しかも冷凍出来ない(!!)ので、なるべく早く売り尽くさないと、
率が大きく下がります。
                      
ソレが、御上の方から冷凍命令。
願ってもない話です。
コレで肉を削る(!)心配もありません。
「 観光客が冷凍じゃないか? 」 と文句を言っても、 
「 厚労省の指示だから仕方ない! 」 と言い訳できます。
シマッタ! おしゃべりが長過ぎました。
後は、また別の日に ・・・・・  続く  
                         
人気ブログランキングへ   http://blog.with2.net/link.php?1046790  
          ↑ 参加中です。クリックしてもらえたら嬉しいです!
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする