


床について、うとうとしているときに『バタッ』というような音が遠い廊下の方から聞こえて来た。
戸締りはちゃんとしただろうかと咄嗟に考えて、ニホンミツバチの飼育箱を並べている物置の屋根裏窓を開けっ放しにしておいたのを思い出した。
何かの動物か、考えられるのは確実に居ると言われていて目撃証言もあるハクビシン。
『こらっ』と大きく叫んでから電灯を点けたが、反応がない。
かなり獰猛でもあるということなので、枕元においてある肩たたき玉の付いた孫の手を持って、ぐるっと回っている廊下を音のした方に進む。
音のした辺りには何もいないので戻ってみると、寝室に使っている部屋の廊下をかなりの存在感のものが飛び回っていた。
飛び方からコウモリではないなと思ったが、ひらひらとは漂わずかなり速い動きとずんぐり体型なので蛾とようやく納得した。
障子に当たる時の音がかなり大きいから、私を起した音の正体も納得。
網を1階から持って来て、ようやく捕まえ容器に入れた。
背中の珍妙な文様はなかなかに好奇心と想像力を刺激する。
朝になってから検索したら、やはり背中の文様からすぐにクロメンガタスズメと判明した。
こいつは幼虫の方がずっと馴染みがある。
年老いた王の立ち姿とでも言おうか、泥棒顔の落ちぶれ男が毛布を羽織ってさまよっている姿とでも言おうか、シックで高級な織物を羽織っている呪術師が一番良さそうか、などと想う。
容器の中ではおとなしいが、セミより大きいこの姿は、美しくも怪異。
2枚目の画像は、先日採って来たノブドウの葉が枯れたので、実だけを集めて静物風に置いてみた。
暖色系の派手な色合いでなくても惹かれる色の組み合わせはあるものだなと、ノブドウにもクロメンガタスズメにも感心する。










おぉ...ダースベーダーのようでもあり、カオナシのようでもあり、ドクロのようでもあり...
初めて見せて頂きました。感動...
ハクビシンではなくて、よかったですね。(よかったのですよね?)
美しい野ブドウの実とクロメンガタスズメを組み合わせた静物画を想像してみたりしています。
蛙の左後ろ足がなぜか気になります。
どうもありがとうございました。
悲しみと哀しみの象徴のように感じられたのですね!?
背伸びして追加させてもらうなら、ハムレットの父王の亡霊を思い起こしませんか?
ハクビシンでなくて助かりました。
今、ここで戸締りしてこなくては、と思いました。
不安で安眠できないんじゃ弱っちゃいますからね。
この蛙は正面から撮ろうとしたら、向きを変えたので、私が素早くまた正面に回った結果、左後足が中途半端なままフリーズしちゃったということではなかったかと・・。
・・・似ていませんか?
蛙の手には、水掻きはないのですね?
亜熱帯では、コロナの感染者、死者が、シムラけんと、高校のクラスメイトが東京で、コロナだったそうです。身近な人物で、二人しかいませんが、みんなで注意しましょうね。
>蛙の手には、水掻きはないのですね?
足には水かきがあるはずですけど、アマガエルは、そう言われれば、水かきは無いように見えますね。
水辺にいるわけじゃないし必要ないのかも。
私は付き合いが狭いせいか、知り合いにはいませんねぇ。
なんだか絵空事めいてますよコロナ騒ぎは。
私の遠い日の記憶では、何となく傲慢な影を感じたような...
とんびさんの画像の中のクロメンガタスズメからは、傲慢な影は見えてこないような...
実物と出会ったら、印象は変るかもしれませんね。
今回は、志村けんさん説が最強ですね。
どうもありがとうございました。
?を使って、コメント誘導をしてしまいましたね。
おかげさまで、クロメンガタスズメの名は印象深く記憶に残り、忘れることはないでしょう。
それにしても、なぜ夜中に飛び回って障子に当たったりしていたのか不明なのですが、もう容器の中で死んでますから、用件は済んだ後ということになるのかも。
>志村けんさん説が最強
そう言われれば、パッとガウンを脱ぎ、どんなシーンを展開して笑わせてくれるか・・まで想像が膨らみますね。