


竹藪の中を歩いていたら、いきなり長袖の腕に跳び移ってきたのがシュレーゲルアオガエル(しゅれーげる青蛙)。
日本固有種なのに、シュレーゲルというオランダの博士の名がついているのは、養子になって可愛がられたようなものか、目も金色だし。
ちょっと似ている天然記念物のモリアオガエル(森青蛙)の目は赤っぽく濁っていて区別できる。
蛙としてはかなりデフォルメしたスタイルだけれど、頭でっかちの黄緑が魅力的だ
ニホンカナヘビ(日本金蛇)が椎茸のホダ木に上っていて、そっと構えたらポージングしているように動かなかった。
いろんな角度から撮りたかったが、そうなると逃げられるだろうと思い、同じような画像になり、しかもピンぼけばかり。
これは、いつもニホントカゲ(日本蜥蜴)と、どちらがどちらだったか分からなくなる。
腹が黄色(金色)なので、金蛇という名になったと今回知って、もう迷うことはないだろう。
地面に紙切れが落ちていると思って見たら蛾だったのけれど、蛾は種類が多いから同定はできないだろうと半分あきらめ気分で検索した。
これも先日の逆八の字状模様なので、そのように検索したけれどヒットせず、白い蛾としたら直ぐに候補が見つかった。
一番の候補がシロツバメエダシャク(白燕枝尺蛾)だが、ウスキツバメエダシャク、フトスジツバメエダシャク、コガタツバメエダシャクのどれかかも。
エダシャク(枝尺)ということは、静止する時は枝に擬態する尺取虫の仲間ということになり、後翅の突起が燕を連想させての命名だそうで、シンプルながらお洒落なデザイン。
たまたま、紫陽花関連でシーボルトについて調べていたら、シュレーゲルの名前が登場しました。
シーボルトが日本から持ち帰った膨大な資料や標本を、ご縁あってシュレーゲルが研究していた中に、
シュレーゲル青蛙と名付けられることとなった日本生まれの青蛙の資料が存在していたそうです。
シーボルトは、禁制とされていた日本地図を持ち出そうとしていたことが発覚して...
というような事件を起こしていますよね。
驚くほどに大量多種類の生物や植物の資料・標本も、持ち帰ったそうです。
紫陽花や青蛙に、江戸時代のシーボルトの足跡が残っているのですね。
とんびさんに懐いているようにも見えるシュノーゲル青蛙さんにも
教えてあげたくなりますね。
そうでしたか。
初耳です。
面白い情報をありがとうございました。
次にシュレーゲル青蛙を見つけたら、
紫陽花の上に乗せて撮ることにチャレンジします。
この蛙はあわてて逃げることをしない穏やかな性質です。
左腕に乗ったのを、どうしたかといえば、ウドの葉っぱに移れるように腕を持っていったら、当たり前のようにぴょんと飛び移りました。
蛙も私も自然に思うままの自然の一部という感じでした。
新聞の活字もギャラクシーより、iPhoneはいいみたい。
ありがとうございます。