鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

鼠捕り

2024年04月20日 09時15分44秒 | 仕方


居間にネズミが平気で入ってくるようになった。
ネズミの糞のようなものが転がっていて、そうなのかそれとも私が作業ズボンに着けてきてしまう何かの種のようなものなのか疑問に思っていた。
ネズミに食料などをかじられないよう、餌食となりそうなものは冷蔵庫や食料ボックスに収納しているので入られても被害はないはず。
それでも、実際に建てつけの悪い障子の隙間からネズミが入って来るのを目撃してしまった。
歩き回られるのも嫌なら、置き土産はもっと嫌なので、とりあえず手持ちのネバネバシートを通路と思しき場所に3枚仕掛けた。
ところが難関のはずのシートをどうやって避けて入ったか、ふと気配を感じて横を見たら、1m以内の至近距離にまで来ていた。
そうなったら、なにがなんでも捕まえてやろうと闘争心がわく。
昨年天井裏で大ネズミを捕まえ、再度の用心にと屋根裏に仕掛けっぱなしだった鼠捕りを、高野豆腐を餌にして縁側廊下に仕掛けた。
次の朝見ると、まんまと餌を盗られていて、ゲートは上がったままだった。
そこで何かもっと良い餌、引っ張らないといけない餌を付けるべく、食パンを購入して耳を取り付けた。
半日弱経った22時頃に、ばたっと音がしてびっくりしたのだが、そうかやったかと思い至った。
見てみると、間近で見かけた小さい、多分ハツカネズミと思われる奴が閉じ込められていた。
おしっこをされたら嫌なので、とりあえず玄関外に出しておく。
翌、昨日の朝、ふつうならカゴの中で暴れたりするものだけれど、生きてはいるもののおとなしい。
朝のルーティーンが終わり、うちの田んぼ横を流れる用水路の深みに沈めるために紐を用意して、出て見ると動かなくなっていた。
仮死状態の擬態をすることがあるのはオポッサムだったか、そういう振りかもしれないと思った。
騙されまいぞ、と予定通りに沈めてみても動く気配がない。
それでもしばらくそのままにしてから引き上げ、畦に転がしておいた。
トンビとかカラスとかがさらっていくだろうと思ったけれど、半日経って見に行ったが生き返ることもなく、そのままだった。
本当に死んでいたのか、私が沈めたことが致命的だったのかは判らない。
半日も経たずに餓死したのだとすれば、よほどの飢餓状態だったからこそ私の目にも触れるほど接近し、野生の勘も鈍らせ、罠に掛かったか。
などと思ったりするけれど、1匹とは限らないので、鼠捕りはバーナーで炙って死の痕跡を消し、再度仕掛けた。
あれから丸一日経ってもネズミの気配は無く、やれやれ良かった、これで安心してうたた寝もできそうだ。
今朝見ても、パンの耳はそのままなので、1匹だけが我が家への侵入経路を見つけ、人の気配つまり食料の匂いにつられて徘徊していたもののようだ。
夜中に、自分は意外に残酷、というような嫌な夢を見た。
夢見の悪いことは避けたいけれど、仕方ないことだってある。
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2 コメント

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うえんちゅ (sukebo)
2024-04-21 20:13:07
海にいる人・海んちゅ。
上にいる殿様、を亜熱帯ではそのように発します。
前回も普通でしたが、前々回の「うえんちゅ」は大変な被害を毎日、繰り返しながら、あらゆる餌にも興味を示さずに、鯉の餌や呑み台のカッパ海老せんや殻着きピーナッツ、パンやそうめんの木箱、洗面所の石鹸、ボディーシャンプーの袋、・・・・結局一部屋に居るであろう「うえんちゅ」に餌を変えて、やっと捕獲しました。熱湯を怨念を込めて、振りかけて・・・一声出して、硬直しました。
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sukeboさんへ (とんび)
2024-04-21 21:34:35
鼠捕りで捕まえた後、実は只今、2匹がネバネバシートに貼り付いています。
同じ種類のちょっと小さめの2匹です。
姉ちゃんの行方を探していた妹たちのような感じ。
同じとこに籠も仕掛けましたが、そちらには掛かっていません。
以上3匹で終わりなら良いのですが・・・

うえんちゅと言う発音は、
Want you俺の肩を・・・なんとかかんとかの歌を思い出しますね。
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