鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

鯵の三枚おろし

2023年05月23日 07時47分47秒 | 仕方






わが家の出刃包丁を上等品だとほめ、それを無茶な使い方をしていたと私を責め、ついには道具を持ち込んでまでして友人が研いでくれた。
私に任せておいては、いつ出刃包丁が本来の姿に戻るか心配だったようで、包丁がかわいそうだと言う。
そういったのめり込みを何につけてもやってしまうと自嘲しながら、せっせとサビを落とし、研ぎまくってくれた。
そして3日後には釣った鯵2尾と、いつも研いでいたら小さくなったという愛用出刃包丁と、プロ仕様の刺し身包丁を持参して鯵の三枚おろしを実演してくれた。
①鯵特有の体側にある棘状鱗のぜいご(ぜんご)を、尾の方から前後に出刃をスライドさせて削ぎ落とす。
②わずかにある鱗は出刃を立てたままで剥ぎ取る。
③頭の付け根から胸鰭ごと切り落とすように斜め下へと出刃を入れ、腹部分まで行ったら切り落とさずに止める。
④皮でつながっている格好の頭を手でちぎると腹わたが付いてくる。
⑤竹串三本を輪ゴムで束ねたのを使って、腹の中の血合いを掻き出す。
⑥背びれ、腹びれを残すように出刃を横に入れ、背骨の節々を刃の先に感じつつ刃を入れていく。
⑦皮を前の方から剥がす。
⑧尻尾の方から出刃を背骨に沿わせてスライドさせ三枚におろす。
⑨内側を上にして、中指で腹骨を確認しながら骨抜きで骨(肋骨に相当か?)を抜き取る。
⑩外側を上にして、頭を斜めに落としたときの角度に合わせて削ぎ切りにする。
彼の我流だという手順を、見たままに私の我流表現。

三枚おろしの中骨画像の上は、友人の手本で下は私。
刺し身画像の手本と、見よう見まねでやった私の初めての実践の差は歴然。
とにかく練習が必要と言うので、それならせっせと釣った鯵を持ってきて欲しいと、ねだるのは忘れない。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする