

私の2畳足らずの空間にあるベッド、テーブル、椅子、物入れ。
テーブルは握るだけでブレーキが解除されて動かすことができ、高さ調整はガス圧で軽い。
テレビは上下左右にリモコンで動かすことができる。
テレビカードは1000円で1000分間観られる。
私は12泊13日の間に2枚使い切った。
2000分は、33時間20分。
使い切らなかったカードの残りは清算してもらえるか、自動精算できるというような話で、カードのみで使える電話のボックスもあったが利用する必要もなくて、使わなかった。
機能ベッドは抜群の性能で、同室の人は退院した時のために同様のものを買うことにしたとか。
背上げ、膝曲げ、昇降、連動とすべての機能があるものだったから、今ちょっと検索してみたら20万円以上するようだ。
病院の規模をあらわすベッドの数字は1000床なら、ベッドだけでも2億円以上か・・・。
この機能ベッドは深夜に動かしても、作動音が気にならない抜群の消音設計。
ナースコールは、緊急的に使ったことはないけれど、一日3錠しかもらえない痛み止めをもらうのに度々使った。
我慢できない痛みではなかったけれど、痛みをちゃんと伝えて薬を処方してもらうことは大切なことらしいので遠慮せずに言い、退院時にも30錠処方してもらった。
キャスター付きで上げ下げ自由のこの食事台というのかテーブルはこの場所のものだったか、私に割り当てられたものか・・?。
貴重品入れのあるひきだしと冷蔵庫とテレビとセットになった家具は私に割り当てられた家具。
貴重品入れのキーは、皆が手首にはめておく規則になっていた。
撮らないでしまったが、椅子が一脚と、キャスター付きで腰を下ろすこともできる物入れが一つ。
ベッドはその上の布団ごと私に割り当てられたもので、シーツや布団カバーの交換は週に一回。
入院した時は4人部屋、手術後は重症者用個室、ドレンが取れてからはまた4人部屋で先の部屋の隣にと移動したが、私に割り当てられたモノは付いて回り、私はいつも幸いなことに窓際だった。
手術をする人には窓際を割り当てるようにしていると看護師長が言っていた。
それでも中には、窓際を嫌がる人もいるのだとか。
部屋のトイレと洗面台は廊下側にあったから、その便利さを欲しがるということか。
私は窓際でなければやりきれない。
アルミサッシの大きい窓の外は狭いベランダになっていたが、窓のクレセントに鍵がかかっていた。
体温計はこの空間用で常にテーブル上に置いてあり、しょっちゅう自分で勝手に測った。
35度台から38度台まであった。
よほど耳をすませていないと計測完了の音楽が聞こえない。
高い音が特に聞こえにくくなっていて、私は耳の遠い老人でしかないと、若いナースが多いから納得させられた。
もう都合の悪いことは、聞こえない振りをすることに決めた。
※退院して3回目の夜。まだ二階のベッドで寝る気にはなれない。トイレも風呂もある1階にいないと落ち着けなくて、コタツでダラダラ過ごす。









