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鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)の情緒的観察

2008年08月26日 19時25分39秒 | 随筆或いはエッセイ

出先で水を張った休耕田があった。水を張らないと田んぼの底が抜けて水漏れするようになるということを聞いたことがある。耕作放棄は永年培ってきたものの大変な損失になるらしい。話はそのことではない。その何もない水田にジャンボタニシが、畦の草にも何のために刺してあるのか竹の棒にもピンクの卵塊を産み付けている。

隣あった稲の植わっている田にも沢山いた。稲を食って害を及ぼすこともあるということだったが、別に稲に支障はなさそうだった。稲にしっかりと足(吸盤?)を巻きつけてよじ登っているのもいる。でも何と言っても二匹がぴたりとくっ付いて交尾しているのが目についた。

ためしにその一対を手にとってみたが、離れない。無理やりはがしてみた。お互いにくっ付きあって、精子のやりとりしているのかと思ったら、片方だけが交尾器(と言うより長いペニスだ)を差し込んでいる。無理やり引き離されて双方とも、殻に引っ込んで蓋を閉じるのだが、長い交尾器を垂らした方は殻と蓋の間にそのナニを挟んでしまう。アイタタッ!である。

面白いので何組も拾い上げてやってみると、みな一様に交尾器を挟んでしまう。想定外の事態には同じ反応をしめすようだ。その後どうするか見届けないでしまったが、ほとぼりが冷めた頃合を見計らって、そろそろと蓋を開け、さっと引っ込めるのかどうか。

よそで数日前に、農業用水路に入ってジャンボタニシを見つけては、縁のコンクリート上で潰してる農家の人を見た。退治してるのだと言っていたが、ここでは何とも繁殖し放題だ。卵塊を取ってみた。鮮やかなピンクだが、表面は少し色あせている。1粒の直径は2mm位で、粒を巨大にした焼きタラコみたいだ。

親の方はジャンボと言うだけあって、4~6センチ位もあって、ツノが異様に長い。サカマキガイもそうだが、外来のヤツはみな角が長くて、図体ばかりか態度もデカイ。それでいて殻は透き通る程で弱い。サカマキガイもピンセットで強く挟むと潰れるし、このジャンボも軽く用水路のコンクリート壁に投げつけたらすぐに潰れた。

何だかもったいないなぁと思う。何かの餌にならないのか? ブタでもニワトリでも喜んで食うだろうに、と思いながら帰ってきてネットで調べてみた。何と大変なことが書いてある。食用で日本に持ち込まれたものでありながら広東住血線虫がいる可能性があるので『素手で触るのは厳禁』なんて書いてある。

私は帰宅して手はいつもの習慣で石鹸を使いよく洗いましたが、素手でしっかり卵も貝も触ってきました。肉や交尾器には決して触っていませんが、もし私におかしな言動が起きましたら、それは線虫が脳に入ったからということになりましょうか? もうとうの昔から脳の中に線虫はいるようですけど、と一人ツッコミをしてみる。

雌雄同体かと思っていたが、オスメスがあるのだという。納得した。しかも蓋の凹んでるのが雌で、出っ張ってるのが雄だそうだ。判りやすい。卵は水に浸かると孵化しないので、高いところによじ登って上から下に産み付けていくのだそうだ。探偵ナイトスクープという番組で、ヤツとその卵を食べるという企画を以前やったとか。観てみたかった。

画像は水面から50センチ程も上に産み付けた卵塊。隣に写ってるのは、トンボに羽化したヤゴの殻。何トンボかはわからない。

コメント (6)
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