ビジョンマネジメントな生き方

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良き教育者に恵まれた松井選手の野球人生

2013年07月30日 | Private Matters
夏の甲子園で、星陵高校の4番松井選手が5打席連続で敬遠されたことを知る人は多いだろう。
私は中継のテレビを通して全打席見ていたが、怒ることなく、腐ることなく、静かにバットを置いて一塁へ向かう姿を見て、「なんと人間ができた高校生だろう」と心底感心したことを今でも覚えている。

29日未明のニューヨークでの松井選手の引退セレモニーがあった。
誰からも愛された真摯な人柄は、5打席連続敬遠でも耐え続けた彼の人間性そのものであると思っていた。
しかし、実は中学や高校での教えによるところが大きいという。

以下、30日付の読売新聞朝刊から引く。

>中学時代の練習試合。好機で敬遠された松井さんは相手投手をにらみ、バットをたたきつけたそうだ。監督だった石川県能美市職員、高桑充裕さん(49)はベンチを飛び出し、即座に叱りとばした。「敬遠はルール違反じゃない。道具を粗末に扱う人間に野球をする資格はない」

>星陵高校(石川)元監督の山下智茂さん(68)は、松井さんが高校2年の時の台湾遠征を覚えている。審判の判定に怒ってバットを投げ捨てた松井さんに山下さんは「長嶋さん、王さんはそんなことはしない。だから人気がある」と何時間も諭した。

甲子園の大舞台で「耐える」ことを見せてくれた松井選手が立派であることは言うまでもない。
そして、2人の良き教育者の指導があったからこそ、松井選手が松井選手たりえたのだろう。

教育の重要さ、大切さを改めて感じた。

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