イタリア 写真撮りまくり

イタリア好きの食いしん坊が、イタリアで撮りまくった写真を中心にご紹介。

ラクイラ2日目

2018年09月21日 | 日記

ラクイラの2日目。ホテルからラクイラの旧市街までは結構な上り坂で距離もあるので、駅前からバスで行くことにしました。

終点のバスターミナルは旧市街の東の端の方にあります。ここから少し坂道を登りました。

 

・Basilica di Santa Maria di Collemaggio 

サンタ・マリア・コレマッジョ聖堂は緑の芝生が美しい広場の奥に建っています。 

2009年4月にこの地方を襲った地震で壊滅的な打撃を受けましたが、修復への地道な努力の結果、

2016年に再公開されています。ピンク色の大理石が美しいロマネスク様式の教会です。 

・3身廊の内部 

修復の結果だと思いますが殆ど装飾がありません。 

・壁龕(ニッチ)に残るフレスコ画 

それでも壁龕にいくつかのフレスコ画が残っていました。 

・主祭壇 

正面の祭壇を挟んで左右にも祭壇があります。非常にシンプルな祭壇です。 

・正面右側の祭壇 

正面右側の祭壇は、この教会で戴冠し、この教会に葬られた教皇ケレスティヌス5世の墓となっています。 

・ケレスティヌス5世

続いてはさらに坂道を登り、旧市街の中心にあるドゥオーモ広場を目指します。

道を歩いていても町中に修復のための鉄骨の足場やクレーンが建っているのがわかります。すれ違う人もほとんどが作業員の方たちです。

 

・ドゥオーモ広場 

広場に面して建つ2つの教会Chiesa dei Santi Massimo e Giorgio(聖マッシモと聖ジョルジョ教会)、

Santa Maria del Suffragio(サンタ・マリア・スフラージョ教会)はどちらも修復中で公開されていません。

地震からほぼ10年が経とうとしているのに復興の進みは本当に遅々としているようです。何となく気持ちが暗くなってきました。 

・Cappella della Memoria 

サンタ・マリア・スフラージョ教会に寄り添うようにして公開されていた礼拝所です。 

・礼拝所内部 

ちょうどミサをやっていました。 

・????? 

カトリックの教会や礼拝堂では、偶に見かける骸骨です。聖人の聖遺物としての骨は一般的ですが、これは一体何?

 

・Parrocchia Universitaria San Giuseppe Artigiano 

聖ジュゼッペ・アルチザン教区教会です。ドゥオーモ広場から少し奥まった所に建っていました。 

・教会内部

・聖ピエトロ 

非常に現代的な絵画です。教会内部の絵画は殆ど現代的なものとなっていました。地震で崩壊したのち、

新たに置き換えたものかもしれません。

・主祭壇 

非常にシンプルな祭壇です。

・フレスコ画 

祭壇の壁の裏側に古いフレスコ画がほんの少し顔をのぞかせていました。

 

ドウオーモ広場からさらに歩いてコッレマッジョ聖堂と並んでラクイラを代表する教会へとやって来ました。

 

・Basilica di San Bernardino 

聖ベルナルディーノ聖堂です。ルネッサンス様式のこちらの教会も地震で壊滅状態でしたが、2017年に再公開されています。

修復はまだ続いています。 

・クーポラの下を取り囲む祭壇、礼拝堂 

本来テンペラ画などがあったであろう所に何もありません。地震の影響の大きさを感じます。 

・フレスコ画 

主祭壇の右側の礼拝堂にはかろうじて古いフレスコ画が残っていました。 

・聖ベルナルディーノ礼拝堂 

シエナの聖人聖ベルナルディーノを祀る霊廟です。この聖堂の名前の由来にもなっています。

 

・町中の坂道 

バスターミナルに戻る途中、振り返った坂道です。地震の修復がなければきっと素敵な坂道だったでしょう。 

・バッザーノ門

この門をくぐればバスターミナルももうそこです。


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