TOMTOM絵日記

~旅の想い出徒然日記~

2012.12.06 “京都南座”

2012-12-22 10:28:46 | 音楽・絵画・観劇

111回目を数える京都南座顔見世興行のチケット
今回は見送るつもりでいたが、
勘三郎さんの訃報に触れ、後悔の無いようにしたいと思い予約。
南座顔見世はチケットの売れ行きが良く、
既に予約開始日を過ぎているので、あまり良い席は期待できず、
なんとか「12/25 夜の部」「
12/26 昼の部」の二等B席を予約する事ができた。
日帰りで観劇したかったが夜の部の終演時間が9時を過ぎるので
近鉄特急の最終に間に合わず、南座近くのホテルを予約し、翌日昼の部を観劇する事にした。
3連休に続く2日のお休みは痛いが、後悔したくないと思っての観劇。
往復のバスも予約できた。
舞台は一期一会
役者さんの熱演を劇場で拝見する昂揚感
は格別のものがある。
多分wowowで放送すると思うけど、やはりリアルタイムで観てみたい
昨日はTVも新聞も勘三郎さんの報道が重なり、寂しさを実感しながらも
もっと舞台を拝見したかったと我儘な気持ちが頭を擡げる。
勘九郎さん七之助さんご兄弟を応援したいと思い、南座顔見世興行の観劇を決行することにした。


京都四條南座
吉例顔見世興行
東西合同大歌舞伎
六代目中村勘九郎襲名
平成24年11月30日(金)~12月26日(水)

〈昼の部(午前10時30分開演)〉
第一 佐々木高綱(ささきたかつな)
     佐々木高綱      我 當
    子之介姉おみの    孝太郎
    馬飼子之介      愛之助
    高綱娘薄衣      新 悟
    佐々木小太郎定重   進之介
    高野の僧智山     彌十郎
第二 梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり)
   鶴ヶ岡八幡社頭の場
       梶原平三景時     團十郎
    娘梢         七之助
    奴菊平        家 橘
    囚人剣菱呑助     市 蔵
    俣野五郎景久     男女蔵
    青貝師六郎太夫    彌十郎
    大庭三郎景親     左團次
第三 寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)
    曽我五郎時致  勘太郎改め勘九郎
    曽我十郎祐成     時 蔵
    小林朝比奈      橋之助
    化粧坂少将      七之助
    喜瀬川亀鶴      壱太郎
    梶原平三景時     市 蔵
    梶原平次景高     薪 車
    近江小藤太      男女蔵
    八幡三郎       愛之助
    鬼王新左衛門     翫 雀
    大磯の虎       秀太郎
    工藤左衛門祐経    仁左衛門
第四 玩辞楼十二曲の内 廓文章(くるわぶんしょう)
   吉田屋
    藤屋伊左衛門     藤十郎
    吉田屋喜左衛門    彌十郎
    女房おきさ      吉  弥
    扇屋夕霧       扇 雀

夜の部(午後4時15分開演)〉
第一 仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)
   五段目  山崎街道鉄砲渡しの場
        同    二つ玉の場
   六段目  与市兵衛内勘平腹切の場
    早野勘平       仁左衛門
    女房おかる      時 蔵
    斧定九郎       橋之助
    千崎弥五郎      愛之助
    母おかや       竹三郎
    一文字屋お才     秀太郎
    不破数右衛門     左團次
第二 六代目中村勘九郎襲名披露 口上(こうじょう)
    勘太郎改め勘九郎
    幹部俳優出演
第三 新歌舞伎十八番の内 船弁慶(ふなべんけい)
    静御前/新中納言平知盛の霊  勘太郎改め勘九郎
    武蔵坊弁慶      團十郎
    舟子岩作       扇 雀
    同 浪蔵       七之助
    亀井六郎       男女蔵
    片岡八郎       壱太郎
    伊勢三郎       新 悟
    駿河次郎       薪 車
    舟長三保太夫     左團次
    源義経        藤十郎
第四 関取千両幟(せきとりせんりょうのぼり)
   稲川内より角力場まで
    稲川次郎吉      翫 雀
    女房おとわ      孝太郎
    北野屋七兵衛     薪 車
    鉄ヶ嶽陀多右衛門   橋之助


東西合同と銘打つだけあり、豪華な顔合わせ。
東からは団十郎。
西からは仁左衛門・秀太郎・我当の松島屋三兄弟、藤十郎・翫雀・扇雀の成駒屋父子。
孝太郎、愛之助、時蔵、家橘、彌十郎、橋之助 etc.主役級の俳優陣が脇を固める。
ご贔屓仁左衛門が初役に挑む『寿曽我対面 工藤左衛門祐経』は楽しみ。
「気持ちがよそへ行っていればちっともしんどいことはない。
でもその間、勘平の気持ちになっているからとても辛いんです」と語る
仁左衛門の当たり役『仮名手本忠臣蔵』の勘平もじっくりと観てみたい。
このように楽しい事を見つけていく事がまた嬉しい。
佳い日でした