TOMTOM絵日記

~旅の想い出徒然日記~

2012.06.15 “御園座さよなら公演 六月大歌舞伎”

2012-06-17 01:22:20 | 音楽・絵画・観劇

〈2012.06.15 fri〉
8:56 名古屋へ
ファッションワン“the north face”でpresale
欲しかったヤッケはサイズが無くて断念
代わりにチェックのヤッケを購入
jr名古屋高島屋“lacoste”でポロシャツ購入これなら会社で着用
ダンナの会社用cool bizのポロシャツも購入
楽しく買い物できたけど約束の時間ギリギリ
伏見駅4番出口でmさんと合流
mさん開口一番「ど~ぉ痩せたと思わない?(笑)」
 
“島正”へ
お店が閉まってる吃驚張り紙に30m程南に移転の案内
開店直後なのに常連さんで店内はあっという間に満員
おでん定食\900を注文
味噌のお出汁のしみた厚みのある絶品大根

味噌味のしみた蒟蒻も美味しい
串カツにもどてがしみて美味しい

赤出汁のお味噌汁美味しい

sterbucks三井住友銀行名古屋ビル店で
誰もが通る介護の事や家族のことetc.いろいろお喋りして息抜きできた

“御園座さよなら公演 六月大歌舞伎”夜の部「石川五右衛門」
 
海老蔵さん・孝太郎さんetc.の幟が風に揺れる
 

 
開園前、上島珈琲店名古屋伏見店「生姜とジャスミンのソーダ」で休憩
 
oさんが準備してくれたチケットを御園座窓口で交換早めに並び二等席get
 
海老蔵さんの六方は素晴らしく、若々しいエネルギッシュな演技が好印象。

海老蔵さんと茶々に扮する孝太郎さんとの聚楽第庭園での舞踊が切々と印象的。
自分から五右衛門に惹かれていく茶々の心模様が演じられた。
昼の部「夏祭浪花鑑」で孝太郎さん演じるお梶のきりっとしたおかみさん役も良かった。
昨年観た義経千本桜“すし屋”のお里役の可愛らしい町娘役も良かった。
お姫様役を演じ分ける今夜の孝太郎さんには演技の幅を感じた。
秀吉役の団十郎さんについては奥行を感じる演技が素晴らしかった。



大詰めには葛籠を背負った宙吊りの海老蔵さんが桜吹雪を撒きながら
黒い幕で囲った客席の後ろに引っ込む
oさんは至近距離2mで海老蔵さんと対面体験したらしい




幕間に上島珈琲店で買ったサンドイッチで夕食クリームパンも食べた(食べ過ぎ?)



歌舞伎終演後大急ぎで御園会館B2エメラルドホールへ
19:20~20:30 毎日文化センター特別講演“松島屋の芸と歌舞伎”
片岡孝太郎さんの講演を聴講
blog片岡孝太郎の話すことあり聞くことあり~松嶋屋・若旦那の歌舞伎日記~
で公演の告知があり、
歌舞伎夜の部の観劇と偶然にも同じ日の講演なので申し込んだ。
毎日文化センター「歌舞伎へのいざない」特別講演ということで、
歌舞伎通らしい聴講者多数
素人の私ですが、折角の機会なので最前列の空席に着席
三重大学人文学部准教授 田中綾乃さんのMC
昼の部・夜の部を勤められた後なのにお疲れの様子もなく片岡孝太郎さんが爽やかに登場
黒っぽいスーツにノーネクタイが素敵
舞台の印象より小柄な体形
舞台では女形の声しか聴いた事がなかったので、良く通る声に芯の強さを感じ好印象
初舞台でご一緒された七代目中村芝翫さんの薦めで女形の役者さんに進まれたこと。
女形は立役あっての花
立役さんがお芝居し易いようにいろいろと気を遣い舞台を勤められているというお話。
煙管に火をつけるシーンが有れば本番前に火の準備を確認するのは女形としての勤め。
若い頃ご自宅で食事の時、長机の向こうの端に座った方のお銚子の量に配慮するよう
お父様の仁左衛門さんから注意をされたこと。
立役の手がどのあたりで差し出されるかを考えて、受ける側の女形が手を差し伸べる。
こんなふうに立役にとってお芝居の遣りやすい女形であることが
仕事の場を広げ人気役者に繋がっていく。
どの仕事も同じと思った。
仁左衛門さんのエピソードも少々。
後進のご指導で説明が分かり易いのが玉三郎さん。
仁左衛門さんのご指導で若手さんが理解しにくい時、孝太郎さんが言葉を変えて
分かり易く説明される場面も有るらしい。
一世を風靡した玉孝コンビのことも話題になりました。
御園座公演ではここエメラルドホールに畳を敷いてお稽古場されるとのこと。
お爺様の十四世仁左衛門さんの「役になる事が大事」という教えを
大切にされているというお話でしめくくり、1時間余りの時間があっという間に終了。


近鉄車中で検札があった。
梅雨の晴れ間に目一杯楽しんで帰宅。