(原題:THE DAY OF THE JACKAL)
【1973年・イギリス/フランス】TVで鑑賞(★★★★☆)
ドゴール大統領の暗殺を目論む右翼組織OAS(秘密軍事機構)に雇われたプロの殺し屋と、暗殺を阻止しようとする警察の、息詰まる攻防戦を描いたサスペンス映画。
1954年に始まったアルジェリア戦争は泥沼状態に陥った。フランス大統領のドゴールはアルジェリアの民族自決の支持を発表し、1962年に戦争は終結した。しかし、それをフランス国民に対する裏切りと見る反体制派のOAS(秘密軍事機構)はドゴール大統領の暗殺を企てるが、ことごとく失敗してしまう。そこでOASのロダン大差(エリック・ポーター)は、イギリス人の腕利きの殺し屋ジャッカル(エドワード・フォックス)にドゴール大統領暗殺を依頼する。ジャッカルはプロとして、OASに法外な報酬を要求。OASが全フランスで銀行などを襲い資金を集める間、ジャッカルは図書館でドゴールの資料を徹底的に調査。一年のうちに一度だけ、群衆の前に姿を見せる日を暗殺決行日と決めた。ジャッカルはパリのいくつかの候補地から決行地点を選び、全ヨーロッパを移動しながら必要な特注の狙撃銃、偽造の身分、パスポート、衣装、入出国経路などを抜かりなく用意する。一方、OASの銀行襲撃や、ローマに潜伏し動きを全く見せないOAS幹部連に不審な気配を感じたフランス官憲は、実行部隊を使ってOAS幹部のボディガードを拉致し拷問。OASが外部の暗殺者を雇ったことを知る。ドゴールの死は、第五共和政とフランスの崩壊を意味する。国家の各治安組織の官僚のトップたちが対策会議を開き、フランス一優秀な捜査官ルベル警視(ミシェル・ロンズデール)に全権を一任。世界中の警察に問い合わせを行い、ジャッカルがイギリス人らしいことが判明。ルベルは、偽装戸籍、偽装パスポートでフランスに入国する外国人などを徹底的に洗い出し、ジャッカルの正体に迫っていく…。
1997年にブルース・ウィリスとリチャード・ギアでリメイクされたアクション映画「ジャッカル」のオリジナル作品。
オリジナルを観るのはこれが初めてになるんだけど、これを観ると「ジャッカル」がリメイクというのが信じられないくらいの別物映画。
どちらが面白いかは言うまでもない。
ジャッカル役のエドワード・フォックス。
渋いしカッコ良いです!
プロの殺し屋とプロの捜査官の息詰まる攻防戦が見所です。
もともとは2時間40分あったという作品。
TV放送に合わせてものすごくカットされているので、深くはツッコめないんだけど、プロの殺し屋であるジャッカルが、モンペリエ男爵夫人(デルフィーヌ・セリーグ)に何で近づいて、不用意に殺してしまったのかが謎。
まぁ、古い映画なんでそれなりにツッコミどころはありますが、それを補って余るほどテンポのよい攻防戦。
この時代の映画って面白いね。
監督はフレッド・ジンネマン。
■似ても似つかないまったく別物のリメイク作品はこちら
【1973年・イギリス/フランス】TVで鑑賞(★★★★☆)
ドゴール大統領の暗殺を目論む右翼組織OAS(秘密軍事機構)に雇われたプロの殺し屋と、暗殺を阻止しようとする警察の、息詰まる攻防戦を描いたサスペンス映画。
1954年に始まったアルジェリア戦争は泥沼状態に陥った。フランス大統領のドゴールはアルジェリアの民族自決の支持を発表し、1962年に戦争は終結した。しかし、それをフランス国民に対する裏切りと見る反体制派のOAS(秘密軍事機構)はドゴール大統領の暗殺を企てるが、ことごとく失敗してしまう。そこでOASのロダン大差(エリック・ポーター)は、イギリス人の腕利きの殺し屋ジャッカル(エドワード・フォックス)にドゴール大統領暗殺を依頼する。ジャッカルはプロとして、OASに法外な報酬を要求。OASが全フランスで銀行などを襲い資金を集める間、ジャッカルは図書館でドゴールの資料を徹底的に調査。一年のうちに一度だけ、群衆の前に姿を見せる日を暗殺決行日と決めた。ジャッカルはパリのいくつかの候補地から決行地点を選び、全ヨーロッパを移動しながら必要な特注の狙撃銃、偽造の身分、パスポート、衣装、入出国経路などを抜かりなく用意する。一方、OASの銀行襲撃や、ローマに潜伏し動きを全く見せないOAS幹部連に不審な気配を感じたフランス官憲は、実行部隊を使ってOAS幹部のボディガードを拉致し拷問。OASが外部の暗殺者を雇ったことを知る。ドゴールの死は、第五共和政とフランスの崩壊を意味する。国家の各治安組織の官僚のトップたちが対策会議を開き、フランス一優秀な捜査官ルベル警視(ミシェル・ロンズデール)に全権を一任。世界中の警察に問い合わせを行い、ジャッカルがイギリス人らしいことが判明。ルベルは、偽装戸籍、偽装パスポートでフランスに入国する外国人などを徹底的に洗い出し、ジャッカルの正体に迫っていく…。
1997年にブルース・ウィリスとリチャード・ギアでリメイクされたアクション映画「ジャッカル」のオリジナル作品。
オリジナルを観るのはこれが初めてになるんだけど、これを観ると「ジャッカル」がリメイクというのが信じられないくらいの別物映画。
どちらが面白いかは言うまでもない。
ジャッカル役のエドワード・フォックス。
渋いしカッコ良いです!
プロの殺し屋とプロの捜査官の息詰まる攻防戦が見所です。
もともとは2時間40分あったという作品。
TV放送に合わせてものすごくカットされているので、深くはツッコめないんだけど、プロの殺し屋であるジャッカルが、モンペリエ男爵夫人(デルフィーヌ・セリーグ)に何で近づいて、不用意に殺してしまったのかが謎。
まぁ、古い映画なんでそれなりにツッコミどころはありますが、それを補って余るほどテンポのよい攻防戦。
この時代の映画って面白いね。
監督はフレッド・ジンネマン。
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ザ・ジャッカルサントラ, ファットボーイ・スリム, プロディジー, マッシヴ・アタック, プライマル・スクリーム, ブッシュ, アニ・ディフランコユニバーサルインターナショナルこのアイテムの詳細を見る |
この映画、面白かったですよね~。エドワード・フォックスのかっこいい事!「ナバロンの嵐」という戦争映画にも、爆弾のスペシャリスト役で登場しますけれども、飄々とした役が似合いますね。この映画の原作、フレデリック・フォーサイスの小説も大変深みがあって面白いですので、映画の中の疑問解明の為にも、一読されては如何ですか?
今、初めてジャッカルがリメイクだと知りました。
えー、うそーとびっくりしました。
ジャッカルは、マッシブアタックのテーマ曲が
かっこいいんですけどね。
>「ナバロンの嵐」という戦争映画にも、爆弾のスペシャリスト役で登場しますけれども、飄々とした役が似合いますね。
「ナバロンの嵐」!
もう記憶に残ってないですね~。
観直さなきゃって映画も多くて大変です。
>この映画の原作、フレデリック・フォーサイスの小説も大変深みがあって面白いですので、映画の中の疑問解明の為にも、一読されては如何ですか?
なるほど!
ジャッカルが何で不用意な殺しをしたかとか、そういうことが分かっちゃうんですね。
ブックオフで探してみようかしらん。
>今、初めてジャッカルがリメイクだと知りました。
>えー、うそーとびっくりしました。
「ジャッカル」は「ジャッカル」で面白かったんですけど、全然別物ですよね。
リメイクって言われても分からない。
だって、「ジャッカル」はテロリストに対抗するために、元IRAのテロリストが雇われて…って、原型も無いくらいにアレンジされまくってましたからね。
>ジャッカルは、マッシブアタックのテーマ曲がかっこいいんですけどね。
マッシブアタックはカッコ良いですよね。