ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

イカとクジラ

2006年11月25日 | 映画(あ行)
(原題:THE SQUID AND THE WHALE)
【2005年・アメリカ】試写会で鑑賞(★★★★☆)


「ロイヤル・テネンバウム」や「ライフ・アクアテック」のウェス・アンダーソン製作。
「ライフ・アクアテック」でウェス・アンダーソンと共同脚本を担当していたノア・ボーンバッハが監督&脚本を担当したトラジ・コミック=悲喜劇。
なおこの作品は、アメリカ映画協会賞において作品賞トップ10に選ばれ、ロサンゼルス批評家協会賞、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞、ニューヨーク批評家協会賞の3賞において脚本賞を受賞している。

1986年ブルックリン。ここでパークマン一家が暮らしていた。かつては脚光を浴びたが、現在は長いスランプに陥っている作家の父親バーナード(ジェフ・ダニエルズ)。新人作家として「ニューヨーカー」誌上で華々しいデビューを飾ろうとしている母親のジョーン(ローラ・リニー)。父親を尊敬し、ロックを愛する16歳の息子ウォルト(ジェシー・アイゼンバーグ)。母親が好きで、プロテニスプレイヤーを夢見る12歳の息子フランク(オーウェン・クライン)。ある日、家族会議でバーナードは兄弟に離婚することを発表する。その日から兄弟は共同監護という形で、父の家と母の家を行ったり来たりする生活を強いられることになる。バーナードは自分の教え子リリー(アンナ・パキン)と恋愛を始め、ジョーンはフランクのテニスの先生であるアイヴァン(ウィリアム・ボールドウィン)といい仲になり始め、ウォルトはピンク・フロイドの曲をパクってコンテストで優勝し、フランクはストレスでビールを飲むようになり、学校内で自分の精液をばらまくようになる。段々バラバラになっていく家族。ウォルトとフランクは、様々な心の葛藤を経ながら成長していく…。



ノア・バームバック監督の少年時代を色濃く投影して作られたという本作。
テーマはすんごく重たいのに、それを軽いタッチで描いた不完全な家族の物語。



もともとは人気作家だったが、今はすっかり落ちぶれてしまった父親。



数年前からウォルトの友人の父親と関係を持ったり、浮気癖のある母親。



博学なフリを装っているが、実際は何も知らないウォルト。
2枚目なのにまだ童貞で、いまいちなガールフレンドをセックスするか、もっといい彼女を見つけるかで迷うお年ごろ。
母親からはチキン(弱虫)と呼ばれる。



ボルグにもマッケンローにもなれなかった2流のテニス・プレイヤー(バーナードいわく俗物)のアイヴァンを崇拝するフランク。
彼はケヴィン・クラインとフィービー・ケイツの息子なのね。



こんなダメダメな不完全な家族たち。
この意味不明なタイトルの謎はラスト3分で明かされる…ということだったんだけど、途中でもうタイトルの意味を説明しちゃうんだよね。
きっとそれはフェイクで真のタイトルの意味があるんだろうな…と思っていたら、あららら、途中で明かされた意味のまんまじゃん!
って拍子抜け。
でも面白くないわけではないのです。
スルメ的な面白さがある映画です。
もう1回観てみたいぞ。

そして、80年代を意識した音楽の数々は素晴らしいです。
このサントラは買いでしょう!

監督はノア・バームバック。

2006年12月2日公開
公式HP:イカとクジラ


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2 コメント

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Unknown (有閑マダム)
2006-12-04 08:14:36
フランク役の男の子、これからが楽しみです。
監督、それぞれにピッタリな人選で俳優さんたちを選びましたよね。
スルメ的な面白さ、←これ、ぴったりの表現ですね!

コメントとTB有難うございました。
これからもどうぞよろしく。
キャスティング (ともや)
2006-12-05 05:59:42
こんばんは、有閑マダムさん!
>監督、それぞれにピッタリな人選で俳優さんたちを選びましたよね。
ホント面白いキャスティングです。
この監督さんは次回作も期待ですね。

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