オーメン／最後の闘争

2006年06月19日 | 映画（あ行）

（原題：THE FINAL CONFLICT）
【1981年・アメリカ】DVDで鑑賞（★☆☆☆☆）

大ヒットしたオカルト・シリーズ第３弾にして完結編。

32歳になった悪魔の子ダミアン・ソーン（サム・ニール）は、多国籍企業ソーン・コーポレーションの社長であり、アメリカ合衆国大統領顧問という最高の地位についていた。大統領から駐英大使、そして国連ユース会議代表の任務を与えられた彼は早速イギリスへと渡ることになる。一方、イリノイ州シカゴの工事現場から７本の剣が発見される。それは悪魔の子ダミアンを殺すことが出来る唯一の武器、メギドの剣だった。その剣は、イタリアにあるスビアコ修道院のデ・カルロ神父（ロッサノ・ブラッツィ）に届けられ、カルロ神父は６人の使徒たちと一緒にダミアン殺害を計画する。イギリスに渡ったダミアンは、BBCニュースのキャスターであるケイト・レイノルズ（リサ・ハロー）のトーク番組に出演することになる。その生放送中にダミアンを狙っていた神父が焼死する。そして、黙示録に予言されているナザレの救世主の生まれ変わりが誕生したコトを知ったダミアンは、反キリストの使徒である秘書ディーン（ドン・ゴードン）に、３月24日午前０時から午前６時までの間に産まれた赤ん坊の抹殺を命令する。ためらいを見せるディーン。実は自分の子供もその時間帯に生まれていたのだった。次々と失敗する神父たちのダミアン抹殺計画…。

ふぅ。
なんだかあらすじ書くのも疲れちゃった。
一応ダミアンは聖人のような衣をまとい、裏でイスラエルやエジプトに紛争の火種を蒔くのだが、その辺がまったく描かれていないので、ダミアンの恐怖がまったく伝わってきません。
しかも悪魔の力によっての殺され方が地味（見終わったばかりなのに記憶にも残らないくらい）。
なんだろ。
馬から落馬して下の川に落下。
出口のない地下排水溝に閉じこめられる。
アイロンで撲殺（笑）。
拳銃自殺。
ちょっと派手なＴＶのセットから宙づりの焼死。
ふぅ。
１回観てるけど、記憶に残ってないハズだよね。

…で、もうひとつのネックは、ダミアン役のサム・ニールが「ジュラシック・パーク」のアラン・グラント博士にしか見えないのだ。
実は先日観た「ポセイドン・アドベンチャー」でも、ジーン・ハックマンが「スーパーマン」のレックス・ルーサーにしか見えなくてちょっと大変だったのだ。

とにかく怖くなくって、『ダミアン抹殺しないでこのまま放っておいてもいいんじゃない？』って思えるくらい危機感が伝わってこないのだ。
こんな「デッド・ゾーン」的な面白いネタをこんなにつまらなくできるなんて。

でもジェリー・ゴールドスミスの音楽は相変わらず素晴らしく、★１つはこの素敵な劇中音楽に。

監督はグラハム・ベイカー。

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