ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

私がクマにキレた理由(わけ)

2008年09月07日 | 映画(わ行)
(原題:THE NANNY DIARIES)
【2007年・アメリカ】試写で鑑賞(★★★☆☆)


エマ・マクローリンのベストセラー小説「ティファニーで子育てを」を映画化したコメディ映画。

人類学を専攻し優秀な成績で大学を卒業したアニー・ブラドッグ(スカーレット・ヨハンソン)。母ジュディ(ドナ・マーフィ)の期待を背負い投資銀行の面接に向かうが、思いもかけない質問に答えられずに面接会場から逃げ出してしまう。セントラルパークで途方に暮れていたアニーは、そこでセグウェイに轢かれそうになった5才の男の子グレイヤー(ニコラス・リース・アート)を助けることに。そこへ現れた母親ミセスX(ローラ・リニー)に自己紹介するが、アニーをナニーと勘違いされてしまう。とりあえずの職に困っていたアニーは、マンハッタンの超ゴージャスなマンションで、ナニーとして働くことになる。同じマンションに住んでいるハーヴァードのハンサム(クリス・エヴァンス)と出会い、恋の予感に胸をときめかすが、美しく高慢で身勝手なミセスXと言うことを聴かないグレイヤーに、アニーは24時間振り回されっぱなし。そして仕事でなかなか家に顔を出さない主人のミスターX(ポール・ジアマッティ)の浮気を知ってしまったアニーは大混乱。言いたいことも言えない、プライベートもない、恋もできない。ナニーの仕事を辞めようと思い始めるアニーだが、グレイヤーとの絆も深まってきており、いろいろと悩み始めてしまう。そんな矢先、グレイヤーが高熱で倒れてしまうが、ミセスXはスパに行ったまま連絡が取れない状態。困ったアニーは…。



いつもはダサい邦題によくいちゃもんを付けるともやですが、これはいい邦題。
原題「THE NANNY DIARIES」にある"NANNY"は、子供のしつけや情操教育もするプロのベビーシッターのこと。
つまり直訳すると、「子守り日記」。
正確に言うと「子守り観察日記」なんだけど、これじゃ日本人にはよく判らない。

「世界まる見え! テレビ特捜部」を観ていれば、イギリスの子育てのプロであるナニーが、アメリカの問題のある家庭へ赴き親子関係を改善していくっていうのがあるけどね。

アニーが何でクマにキレるかは、ラストでのお楽しみ。



セントラル・パーク、アメリカ自然史博物館、バーグドルフ・グッドマン、モーガン図書館、メトロポリタン美術館、グッゲンハイム美術館、ジョアンナズ・レストラン、ラ・グルヌイユ、カーライル・レストラン、レキシントン・キャンディ・ショップなどなど。
ほとんどの撮影がニューユークで行われ、ニューヨークの魅力がぎっしり詰まった可愛い映画。
主人公のスカレーット・ヨハンソンの作品って、「プレステージ」と「スパイダー・パニック」くらいしか無いんだけど(わ~、偏った内容・笑)、こういう等身大の女の子の役は好感が持てますね~。

もともと原作は、著者がナニーの仕事を通じて見てきた、様々なセレブの実態をリアルさと痛快さで皮肉った物語。
アメリカでは仮名で書かれたセレブが誰なのか、探し出す騒動まで起こったらしいですね。

グラミー賞10冠に輝く歌姫アリシア・キーズが、アニーの親友リネット役で出演しているので注目ですわん。

監督はシャリ・スプリンガー・バーマン&ロバート・プルチーニ。

2008年10月11日公開
公式HP:私がクマにキレた理由(わけ)


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エマ・マクローリン,ニコラ・クラウス
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