【2006年・日本】試写会で鑑賞(★★☆☆☆)
普段何気なく使っている駅を恐怖の題材にしたホラー映画。
駅のホームで定期券を拾った小学生の孝は、友人の木村範子、そしてその姉で高校三年生の奈々(沢尻エリカ)と出くわしたのち、行方不明になってしまう。奈々は真面目でおとなしい性格ゆえに友人が少なく、さらに複雑な悩みを抱えていた。父親の不在、卒業後の進路、そして心臓を患う母親・靖子(浅田美代子)の入院。そんな奈々には、仲間たちとつるみ、楽しそうに毎日を送っているクラスメイトの藤田香苗(若槻千夏)をうらやましく思っていた。一方、三葉電鉄の運転手である久我俊一(小栗旬)は、水無駅へ続くトンネル内で幽霊を見たために運転業務から外されてしまう。ある日、奈々は範子のランドセルに古い定期券が入っているのを発見する。そして範子も行方不明になってしまう。妹を捜して奈々は友達の孝の自宅に向かうが、そこで目の当たりにしたのは、恐ろしい形相に変わり果てた孝と、それを見て錯乱状態に陥った母親の姿だった。香苗はボーイフレンドの茂からプレゼントされたブレスレットが手首から外れなくなり困り果てていた。聞けば、ブレスレットは電車内で拾ったオトシモノらしい。水無駅のホームにいた香苗は何かに憑かれた茂に襲われる。2人は争った末、茂は線路に転落。やってきた電車にはねられて死亡してしまう。茂の死に落ち込む香苗は奈々と出会い、2人は互いに友情を育み始める。やがて行方不明になった孝や範子、そしてたくさんの人たちが青沼八重子という持ち主の定期券を拾って駅遺失物係に届けていたことを突き止める。青沼八重子とは何者か? 2人はこの呪いを解き明かすことが出来るのか?
今をときめくツンデレの女王・沢尻エリカとそろそろ学生服は痛々しい若槻千夏主演のホラー映画。
中盤まではかなり好感触のホラー映画だったのですが…。
ちょっとネタバレしないといろいろ語れないので、軽くネタバレしていきます。
この作品では2つの呪いが同時進行していきます。
青沼八重子の定期券の呪い。
そして青沼八重子を闇の世界に引き込んだブレスレッドの呪い。
もちろんそれらの呪いの大元締めというのも存在しています。
ここで出てくる疑問(ツッコミ)を箇条書きにしてみます。
・何故青沼八重子は呪いの主となりえたのか? 他にも呪いのために行方不明になった人はたくさんいるのに。
・ブレスレッドを拾った茂は、何故八重子の存在を知ることが出来たのか? ブレスレッドを拾った人間を闇に引きずり込むのは、八重子ではないハズ。
・闇の世界に捕らわれてしまった人は100人以上いたが、あれだけの数の失踪者がいるのに、警察の対応が長閑すぎ。この作品を見る限り、失踪者は異形のモノとなって近親者を必ず襲いにやって来ている。もっと大事(都市伝説もしくは噂)になっていていいハズ。
・何故範子だけは異形のモノにならずにいたのか? 主人公の妹だからっていうのはナシね。
・電車開通時に発掘されたという謎の彫刻。爆弾で爆発させてめでたしめでたし…っていうのはあまりにも大雑把すぎ。
・トンネルから電車で脱出したのは、もう日が昇った頃。ローカル線とはいえ、無断で車両を動かしていることで大惨事が何故起きなかったのか? そんなに電車本数が少ない路線なの?
…とまぁ、ツッコミどころを含めていろんなコトが頭を駆けめぐります。
いや、中盤まではホントに怖くて面白かったのです。
八重子は、貞子や伽椰子に次ぐキャラクターに変貌するかな…とまで思っていたのです。
それなのに、あぁ、それなのに。
呪いのシステムというか、関連性・流れ・系譜などがあいまいなのです。
雑だしツメが甘いです。
ラストは、若槻千夏が携帯電話を媒介にして、新たな呪いの主になるとまで思っていたのに、拍子抜けのエンディング。
本気で恐いホラー映画を観てみたいなぁ。
監督は古澤健。
追伸。
TVCMが流れ始めてますが、ここでゾンビワラワラを出しちゃダメでしょ。
最後にビックリさせる部分をTVスポットで流してどうする?
久々にダメな映画宣伝を見ました。
こういうのはホント大事ですよね。
普段何気なく使っている駅を恐怖の題材にしたホラー映画。
駅のホームで定期券を拾った小学生の孝は、友人の木村範子、そしてその姉で高校三年生の奈々(沢尻エリカ)と出くわしたのち、行方不明になってしまう。奈々は真面目でおとなしい性格ゆえに友人が少なく、さらに複雑な悩みを抱えていた。父親の不在、卒業後の進路、そして心臓を患う母親・靖子(浅田美代子)の入院。そんな奈々には、仲間たちとつるみ、楽しそうに毎日を送っているクラスメイトの藤田香苗(若槻千夏)をうらやましく思っていた。一方、三葉電鉄の運転手である久我俊一(小栗旬)は、水無駅へ続くトンネル内で幽霊を見たために運転業務から外されてしまう。ある日、奈々は範子のランドセルに古い定期券が入っているのを発見する。そして範子も行方不明になってしまう。妹を捜して奈々は友達の孝の自宅に向かうが、そこで目の当たりにしたのは、恐ろしい形相に変わり果てた孝と、それを見て錯乱状態に陥った母親の姿だった。香苗はボーイフレンドの茂からプレゼントされたブレスレットが手首から外れなくなり困り果てていた。聞けば、ブレスレットは電車内で拾ったオトシモノらしい。水無駅のホームにいた香苗は何かに憑かれた茂に襲われる。2人は争った末、茂は線路に転落。やってきた電車にはねられて死亡してしまう。茂の死に落ち込む香苗は奈々と出会い、2人は互いに友情を育み始める。やがて行方不明になった孝や範子、そしてたくさんの人たちが青沼八重子という持ち主の定期券を拾って駅遺失物係に届けていたことを突き止める。青沼八重子とは何者か? 2人はこの呪いを解き明かすことが出来るのか?
今をときめくツンデレの女王・沢尻エリカとそろそろ学生服は痛々しい若槻千夏主演のホラー映画。
中盤まではかなり好感触のホラー映画だったのですが…。
ちょっとネタバレしないといろいろ語れないので、軽くネタバレしていきます。
この作品では2つの呪いが同時進行していきます。
青沼八重子の定期券の呪い。
そして青沼八重子を闇の世界に引き込んだブレスレッドの呪い。
もちろんそれらの呪いの大元締めというのも存在しています。
ここで出てくる疑問(ツッコミ)を箇条書きにしてみます。
・何故青沼八重子は呪いの主となりえたのか? 他にも呪いのために行方不明になった人はたくさんいるのに。
・ブレスレッドを拾った茂は、何故八重子の存在を知ることが出来たのか? ブレスレッドを拾った人間を闇に引きずり込むのは、八重子ではないハズ。
・闇の世界に捕らわれてしまった人は100人以上いたが、あれだけの数の失踪者がいるのに、警察の対応が長閑すぎ。この作品を見る限り、失踪者は異形のモノとなって近親者を必ず襲いにやって来ている。もっと大事(都市伝説もしくは噂)になっていていいハズ。
・何故範子だけは異形のモノにならずにいたのか? 主人公の妹だからっていうのはナシね。
・電車開通時に発掘されたという謎の彫刻。爆弾で爆発させてめでたしめでたし…っていうのはあまりにも大雑把すぎ。
・トンネルから電車で脱出したのは、もう日が昇った頃。ローカル線とはいえ、無断で車両を動かしていることで大惨事が何故起きなかったのか? そんなに電車本数が少ない路線なの?
…とまぁ、ツッコミどころを含めていろんなコトが頭を駆けめぐります。
いや、中盤まではホントに怖くて面白かったのです。
八重子は、貞子や伽椰子に次ぐキャラクターに変貌するかな…とまで思っていたのです。
それなのに、あぁ、それなのに。
呪いのシステムというか、関連性・流れ・系譜などがあいまいなのです。
雑だしツメが甘いです。
ラストは、若槻千夏が携帯電話を媒介にして、新たな呪いの主になるとまで思っていたのに、拍子抜けのエンディング。
本気で恐いホラー映画を観てみたいなぁ。
監督は古澤健。
追伸。
TVCMが流れ始めてますが、ここでゾンビワラワラを出しちゃダメでしょ。
最後にビックリさせる部分をTVスポットで流してどうする?
久々にダメな映画宣伝を見ました。
こういうのはホント大事ですよね。
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