ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

PTU

2005年11月02日 | 映画(は行)
(原題:PTU)
【2003年・香港】DVDで鑑賞(ともや評価:★★★★☆)


「ターンレフト ターンライト」のジョニー・トー監督が描き出す、新しいフィルム・ノワール。

物語の舞台は夜の香港。夜の香港をパトロールして回るPTU=香港警察特殊機動部隊。今日も拳銃で撃たれ殉職した同僚の死を伝えるニュースが無線から流れてきている。組織犯罪課のロウ・サァ刑事(ラム・シュー)は、繁華街で暗黒街のボスの息子であるマーとその子分たちと出会う。ちょっとしたいざこざを起こしマーの子分たちを追うサァ刑事。しかし、バナナの皮に滑って転び、マーの子分たちにボコボコにされてしまう。そこへ駆けつけるPTUのホー・マンジン隊長(サイモン・ヤム)。『何でもない、転んだだけだ』というサァ刑事だが、携帯していた拳銃が無くなっていることに気付く。すぐに本部へ報告しようとする部下をホーは『朝まで報告はするな』と制止する。同じ仲間であるサァの為に、朝までに拳銃を探すことにするホー。そんな中、マーが敵対組織ギョロメのチンピラに刺殺される。拳銃をマーの子分たちに奪われたと思うサァ刑事とホー隊長は、香港の街を疾走する。そして、マーが殺された事件を捜査するために、特捜課CIDのチョン・ライクワン刑事(ルビー・ウォン)が捜査に乗り出す。マーの子分を捜すために、マーの殺害現場から証拠品であるマーの携帯を奪い取るサァ刑事。しかし、その携帯を自分の携帯と取り違えて戻してしまう。そのことでサァ刑事を疑い始めるチョン刑事。暗黒街のボスでマーの父親であるハゲは、マーの子分たちを捕らえ、サァ刑事にギョロメを自分に差し出すように交渉する。拳銃を取り戻すために、しぶしぶ承諾するサァ刑事。午前4時に起こるある出来事に向けて、物語は大きく動き出していく…。

ジョニー・トーはすごいよ。
こんなコメディとしか思えないようなお話を、こんな格好良い映画にしちゃうなんて…。
そりゃあ、バナナの皮に滑って転ぶシーンやマーが包丁で刺された後の展開なんかは、失笑モノなんだけど、ね。
でも作品全体を漂っている空気感みたいなモノが大好き!



公開時から実は気になっていた映画で、てっきりこの女性(チョン刑事)が主人公(映画紹介ではこのビジュアルしか使ってないから、てっきりこの女刑事が拳銃を無くすお話だとばっかり思ってました)だと思っていたら…、



主人公はこのサァ刑事でした(笑)。



そして、サァ刑事の窮地(ドタバタ)を何とかしよう(巻き込まれていく)とするPTUの面々。
やばい、この監督大好きだ!
他の作品も観てみようっと!


PTU

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