明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

明日に向けて(408)『福島の子どもたちからの手紙(朝日新聞出版)』を読む

2012年02月15日 23時30分00秒 | 明日に向けて(401)~(500)
守田です。(20120215 23:30)

京都には福島から避難してきている家族がたくさんいます。その中の一人の方か
ら『福島の子どもたちからの手紙』という本を紹介されました。「ぜひ読んで下
さい」とも。さっそく購入して読みましたが、涙なくしては読めませんでした。
手紙を書いている子どもたちが愛おしく、大人としての責任を感じて、いても
たってもいられない思いにかられました。

ひとりでも多くの方に、この本を読んでほしいと思います。そのために幾つかを
紹介させていただこうと思います。本の構成では、福島から避難した子どもたち
の手紙がはじめに載せられ、後半に福島にいまも住む子どもたちからの手紙が載
せられているのですが、ここでは、福島にいる子どもたちの手紙から紹介します。

なお原文は、ほぼすべて子どもたちの手書きです。それぞれに挿絵などもついて
います。小学生の子たちは、鉛筆で書いている子が多い。この本を手にとって、
その字を辿っていると、子どもたちがこれを書いている姿が浮かび上がってきま
す。ワープロの活字でそれがどこまで表現できるかわかりませんが、ともあれ、
これをきっかけに手にとっていただければと思います。なおここに載せるために
選ぶのに苦労しました。どれがいいとか選択できるものではないからです。すべ
ての文が愛おしいです・・・。

同書は、定価1300円+税 2012年2月29日の日付で第1刷が発行されています。
詳細は以下をご覧ください。
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=13466

*************

『福島の子どもたちからの手紙』

福島にとどまる子どもたち


そとであそんだり おさんぽをしたり プールであそべないのがかなしいです。
またそとであそびたいのでそれをどうにかしてください。プールはいつになった
らはいれますか そとでおもいきりあそびたいです。でもふくしまにはほうしゃ
のうがあるのでそとであそべないのでざんねんです。またそとであそべたらいい
なとおもいます。

福島市 小1 高野りりか


そうり大じんさまへ

はやくいわきからほうしゃせんをなくして、すみやすいとちにしてください。
あと、日本のげんぱつをなくしてください
小林愛佳より

いわき市 小3 小林愛佳


山の木
川の魚
海の魚
森のいき物
私の夢
かえしてください

福島市 小学校高学年 啓斗


ことしはほうしゃのうのえいきょうでプールに入れず、また、たくさんの友だち
が、ひなんしたり、てんこうしたりして仲の良かった友だちが、ほとんどいなく
なってしまいました。
げんぱつさえなければ、という思いでむねがいっぱいになりました。ぼくには
いもうとがいて、まだ1さいなので、いもうとのしょうらいが、しんぱいです。
6年生になったらもどってくる友だちや、もしかしたら帰ってこない友だち、
いろいろいるので、少しでも、早く友だちに、すてきなふるさと、ふくしまに
かえってきてほしいです!!

福島市 小5 宗像留椰


えらい人へ

わたしの町はいつになったらきれいになるんですか すんでいてもだいじょうぶ
なのですか がんにならないのですか
わたしのまわりの草はいつとってくれるんですか。
手あらいとうがいマスクだけでいいのですか
早くそとであそべるようにしてください。

福島市 小4 佐々木もえ



避難した子どもたち


「わたしは何さいまで生きられますか?」

なんで、わたしだけ、転校しないといけないんですか、毎日長そで、長ズボン、
マスク、ボウシでとても暑い日にもいっています。外でも遊べません。まども、
去年のようにはあけられません。
わたしのお母さんは、いつもニュースを見るかパソコンをしています。
わたしは、2学期から転校します。あと7日間しか、学校にいれません。とっても
いやでとってもかなしいです。
TVでは、福島市○○は安全ですといっているけど、じっさいに、こうえん会に
いくと、いろんな人があぶないと言っています。
他の権の人達も、福島の子供、わたしたちを福島県からにがそうと、いろいろな
プロジェクトを考えてくれています。
なぜ福島市は、ひなんにならないのですか。

福島市 小5 もえ


・外であそびたい
・ほうしゃのうは、いつなくなるの?
・びょうきになりたくない
・もっとふくしまにいたいけどもういれない

福島市 小3 西片風


かんりょうのみなさんへ

(1)私たち福島の子どもたちは原発事故いらいずーっと外遊びをしていません。
早くじょせんをしてください、
(2)原発事故でひなんする人は、学校の友達、家、などをうばわれました、
せきにんをとってください、

福島市 小5 小林茉莉子


菅そう理大じんへ

僕はしょう来サッカー日本だい表になりたいです。でも今の福島では、いっぱい
練習できません。いつになったらほうしゃのうはなくなりますか。僕は大人に
なれますか?早く外であそびたいです。家ぞくがはなれてくらすのもいやです。
友だちとはなれるのもいやです。どうか僕たちをたすけてください。
2011、7、7

福島市 小3 男の子


なんで?

私は福島県福島市に住んでいました。私は4年生の3学期からすいそうがく部に
入部して、フルートをたんとうすることになりました。お友達の○○ちゃんと
○○ちゃんはサックスをたんとうして、七月のコンクールにむけて練習していま
した。3月11日、すいそうがくにいこうとした時、教室が大きな音をたててはげ
しくゆれました。私はとてもこわくて、早くお母さんに会いたいなと思いました。
でも、お母さんはお仕事だったので、なかなかこなくて、とても不安でした。
それから家にかえると電気がきれていたり、水が使えなくなったり、最後に
原子力発電がばくはつしました。
お母さんはインターネットでいろいろ調べて、放射能がとてもきけんだと言って、
ここにいてはいけないといいました。でも、私はすいそうがく部でフルートを
がんばっていたので、「転校したくない!」と言いました。でも毎日外に出る
ときは、ぼうし・めがね・マスク・手ぶくろをしなければならず、外しゅつを
なかなかできないし、学校では、校庭で遊んではいけないと言われ、私もここに
いてはいけないと思うようになりました。でもお友達とわかれたり、すいそうがく
部ができなくなるのはつらくて なみだがこぼれました。お友達はまだ、福島に
います。いろいろなじじょうがあってひなんすることができません。だから
お友達がしんぱいです。こんなことになってしまった、原発が大きらいです。
早く原発をなくして福島をきれいにしてみんながもどれるようにしてください。
お願いします。

福島市 小5 裕美











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