明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

明日に向けて(149)キュリウム・アメリシウム・ストロンチウムが検出された!

2011年06月14日 08時30分00秒 | 明日に向けて6月1~30日
守田です。(20110614 08:30)

福島第一原発の直近から、あいついで非常に危険な放射性物質の
発見の報が入ってきています。

その一つは、キュリウムとアメリシウムが、大熊町から検出されたことです。
これらの物質は、ともにアルファー線を出す核種ですが、プルトニウムに比べると
半減期が短く、よりたくさんの放射線を出すことから、人間に対する毒性が
はるかに高いとされるものです。

すでに4月28日に、原発敷地内でも検出されていましたが、やはりというべきか
敷地外からも検出されました。予想されたことではあっても、ショッキングな
ニュースです。


一方、原発の地下水や直近の海水から、高濃度のストロンチウムが出てきました。
地下水については、4月に産総研より、5年から10年かけて海に流れていくものの、
原発サイトの南部、いわき市方面では内陸に向かう傾向があるとの調査結果が
発表されています。

追跡調査を行うとしながら、その後の発表がなされていませんが、このため
いわき市方面の地下水脈に、この高濃度のストロンチウムが流れ込む可能性が
あります。

海水への流出に対しては保安院が「希釈されるので大丈夫」といつもの安全の
安売りを行っていますが、ストロンチウムは生物がカルシウムと勘違いして取り入れ
てしまう物質であり、魚介類に蓄積されやすく、危険性が強く懸念されます、


いや、少し前にストロンチウムが原発周辺から見つかりだした時も、「ごく微量」
と発表されていました。ところが今度は、地下水と海水から高濃度が検出。
だとしたら、今回、初めて原発サイトの外でみつかったキュリウムやアメリシウムでも
同じことが後々明らかにされるのではないでしょうか。


・・・極めて危険なキュリウム、アメリシウム、ストロンチウムなどの
ウォッチを続けます。

*********************

土壌からキュリウム検出 福島第一から2~3キロ地点

2011年6月14日0時58分
文部科学省は13日、福島第一原発から2~3キロの大熊町夫沢の土壌から、
ごく微量の放射性物質キュリウム242(半減期163日)とアメリシウム241
(同432年)が検出されたと発表した。

 土壌は4月29日~5月1日に10キロ圏内の大熊町、双葉町の4カ所で採取した。
そのうち、第一原発から西南西約2キロと約3キロの夫沢地区の2カ所で、1キロ
あたり各0.032ベクレル、0.0093ベクレルが検出された。アメリシウムは
3キロ地点で0.028ベクレル検出された。ほかの2カ所からは出なかった。

 両物質は、体内に吸い込んだ場合に影響の大きい「アルファ線」を出す。しかし、
今回検出された値は微量で、文科省は健康に影響を与えるレベルではないと
みている。
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201106130567.html

***

高濃度のストロンチウム検出 福島第一の地下水や海水

朝日新聞 2011年6月12日21時41分
 東京電力は12日、福島第一原発の地下水や周辺の海5カ所から、放射性
ストロンチウムを検出したと発表した。海では基準の濃度限度の240倍の地点も
あった。ストロンチウム90は半減期が約29年と長いうえ、体内に入ると骨に
たまる傾向がある。

 これまで原発敷地内の土壌からは検出されていたが、地下水から見つかるのは
初めて。5月18日に採取した1号機付近の地下水からは、ストロンチウム89が
1立方センチあたり0.078ベクレル、90が0.022ベクレル検出された。2号機
付近の地下水は89が19ベクレル、90が6.3ベクレルだった。原発事故で放出
され、雨水などとともに空気中や地表から流れ込んだとみられるという。

 5月16日に採取した1~4号機の取水口近くの海水でも、ストロンチウム89が
基準の濃度限度の26倍、90が53倍を検出。2号機取水口付近ではそれぞれ
67、117倍、3号機取水口付近では80倍、240倍を検出した。
http://www.asahi.com/national/update/0612/TKY201106120181.html
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