たべものブログ卍

ときどき、“食べもの”のことなど、書いてみます卍

京都1日目(昼)

2008-11-15 23:41:28 | Weblog
⇒⇒つづき⇒⇒⇒

さてと。大徳寺です。
正直、大徳寺に来た目的は⇒⇒ゴハン☆

いや、もちろん…大徳寺にも来たかったのよ卍

…というわけで、まずは散策♪
大徳寺一帯は広~くて、緑の中を歩くだけでも気持ちよい。
人もそんなに多くなく、静か…(うれしい◎)

千利休にも縁のあるといわれる大徳寺は、庭園や茶室、書院が美しい。
枯山水の大仙院は有名ですが、

tomoon的には…
【高桐院】がすきでした☆
書院は千利休の邸宅を移築したものと伝えられているそうで、心落ち着く、
透明感のある美しさをもってひっそりと佇んでいる印象でした。
紅葉はまだだけれど、ひんやりとした空気に湿りを帯びた緑が青くきれいでした。

来られてよかった…☆
こちらでも、感謝です。


そして。お目当てのお昼♪
⇒【紫野和久傳】にて典座料理をいただきました。
和久傳さんは老舗の料亭ですが、京都に4箇所お店があります。

こちら大徳寺前の紫野和久傳さんは、
巷では和菓子やお弁当が有名ですが、
私が目をつけたのは、典座料理(精進料理のようなもの)☆
動物性のものは一切使わず、良い水と良い土でできた野菜を中心に、
体にやさしいもの、健康によいものをおいしくいただきます。


とても感じのよい若い女性に案内されて2階へ上がると、
10席ほどのカウンター一番奥に一人、着物のご婦人がいらっしゃるのみ。
下で典座料理をお願いしておいたので、真ん中の席に座り、静かに待つ…
自然と背筋が少し伸びる感じが、なんだかわくわく☆

料理は、穏やかな板長さんと弟子らしき若い人が、
奥から一品ずつ大切に運んでくれる。

いただいたのは、こちら↓↓
○イチョウの葉を炒ったお茶
…まずは胃腸を整えていただく。香りがよいです。

○冷酒
…お店オリジナルのお酒を、身を清めるようにいただく。おいしい卍

○くるみ豆腐、しめじの煮浸し、こんにゃく揚げ、焼き枝豆、かぶの杏和え
…前菜盛り合わせのように、4品が並ぶ。
 どれも素材の味がそのままおいしさになっていて、一口がしあわせ☆
 特に、かぶと杏は、感動。。

○手作り豆腐の梅あんかけ
…ふんわりとした豆腐に冷たい梅あんがさっぱりとおいしい。

○えび芋のきのこ餡かけ
…ねっとりとしたえび芋にきのこ餡がとってもやさしいお味。

○焼いたお餅にユリ根をはさんだもの
…目の前の炭火で焼かれたお餅にペーストにしたユリ根が香ばしく甘い~。

○れんこんと長芋と栗の炊き揚げ
…これ、一番すきかも。
 炊いた根菜と栗をそれぞれ揚げただけ。
 でも、それがビックリするほどおいしい☆
 ホクホク、甘い!感動~卍

○すぐきの佃煮
○漬物4種
○松茸のおこわ
…目の前の蒸し器から生まれたてのように笹に包まれて登場卍(※写真)
 松茸の香りと食感がものすごく生きてます☆
 漬物とすぐきも、いちいちおいしい。。(笑)

そして最後に、、
○大徳寺納豆の餡菓子とお抹茶
…大徳寺納豆の味噌のようなしょっぱさと餡が意外に合う。

お抹茶までいただいて、かなりお腹いっぱいの大満足!

本当に、ひとつひとつの素材の命がしっかりと体に染み渡るような、
ほぉ~~☆っとするおいしさで心身幸せになりました。

一口食べると、「おいしぃ~」と言ってしまい、
次の料理が出てくると、
板長さんと目を合わせてにや~っと笑ってしまう…
そんな繰り返しで、板長さんとも静かに仲良くなれました☆

また、来たい卍
今度は両親を連れてきたい。…心底そう思いました。

途中、隣りで茶粥を食されていたとても品の良い年配のご婦人が、
「お先です」…と私に一声かけて帰られました。
終始、そんな穏やかな時間を過ごすことができて、幸せでした。

至福の食事に、心から感謝☆
どうもありがとうございます。

ごちそうさまでした。


⇒⇒つづく⇒⇒⇒