智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

花束を贈る

2015年03月27日 | 庭、四季の花


甥っ子長男のピアノ発表会にて、

ヤマハ音楽教室から各自花束を持参すること、とお達しがあり、

叔母の私、早速、近所の行きつけのお花屋さんに朝一で伺い、

いつものように花を選出して、自分で束ねて、

ラッピングはお店の亭主にお願いして、出来上がりです。


自分で言うのも何ですが、段々、束ねるのが早く上手にできるようになってきました。

お彼岸で、お墓にお供えする花束も6束作りましたが、親戚の叔母から「立派」と褒められました。

お花屋さんにお任せするより、楽しいですし、

自己満足ですが・・・綺麗に仕上がります。

ひよどり軍団が掃除する

2015年02月02日 | 庭、四季の花



昨年末に、温州みかんと柚子を収穫し、痛んだみかんを地面に転がしておきました。

まず、年始の旅行から帰宅すると、びっくり。

みかんの木の根元に ごろごろ転がっていた蜜柑たちが、きれいさっぱりと、消え去っていました。

ネズミか?鳥か?

と伺っていますと、

今度は、柚子の木に襲来して、

最初は数羽でしたが、群れなして大挙して来るようになり、

地面にも樹上にも、柚子は跡形もなく無くなりました。


あまりにもすごい勢いですので、何の鳥か調べますと、

ひよどり

甘いものが好きで、ミカン農家を悩ませる・・・と書いてあります。

ムムム・・・

収穫後に襲来するのは歓迎ですが・・・・

・・・困ったものです。


今年のみかんは?

2014年10月30日 | 庭、四季の花
今年の我が家のみかんは、いまのところ、



中途半端に甘く、店頭のみかん並みの甘さか?



数年前の、あの感動した蜜柑ほど、甘いわけでなく、

さりとて、酸っぱさが少ないので、鳥や虫が寄り付きます。

微妙~~~

鳥が試食のため嘴を突き、その穴から蟻やらショウジョウバエが侵入します。


11月、12月と寒さに当たると益々甘みが増し、

例年ですと、年末に収穫しますが、

今年は、なんだか、鳥や虫と競うようで、

早めに少しずつ収穫しています。


石垣島で、「庭で実ったグワァバのジュース」をいただいて、

自然の恵み、旬の力強さを実感したので、

私も毎日、蜜柑は3個、

酢橘(スダチ)は、ポン酢やドレッシングの酢として料理しています。


友人に、「蜜柑狩りはいかがですか?」とお勧めしていいのか!?

微妙な味わいです・・・・



シャクナゲの色変わり

2014年05月10日 | 庭、四季の花
この時期、石楠花(シャクナゲ)の苗が市場に出回りますが、

苗を選ぶとき、気をつけるポイントは、花の色。

実に濃い色の蕾が、開花につれて、淡く薄く透明感を増していきます。



満開になると


蕾の色が淡い桃色の苗は、開花すると白く変化


優しい橙色の蕾の苗も、咲くと白花に変化しました。

そのようなわけで、蕾の色が、多少強くて毒々しくても、

開花すると、なんとも言えない美しい色に化けるのが

シャクナゲの面白さですね。

庭の改造に取り組む

2014年05月09日 | 庭、四季の花
家を新築した折、夫はシャガ200ポットを植えました。



控えめでおとなしやかに見えたシャガが、3年経って本性を現し、

そこかしこに蔓延(はびこ)り、芝もツツジも生存競争に負けていく有様に、

このGW前半の飛び石連休中に、夫はシャガを成敗することにしました。



草薮がすっきりしたことで、妻の私、閃くものがありまして、

イメージをデッサンして夫に見せましたら、

「連休の3日間あれば、できるよ」と快諾してくれまして、

GW後半、夫婦二人で汗水流しました。



階段状に飛び石に敷いた長方形の大谷石を、芝と植え込みの縁石として据えなおし、

園路を広げました。裸地のところには、今後芝生を植える予定です。

写真では読み取れませんが、縁石奥の地被植物も配置を換え、花々が引き立ちました。


上の3枚の写真は、シラカシの南側の変遷を、撮影したものですが、

反対側の北側のシャガについても、撤去して



園路として使用していた木曽の敷石を、モザイク広場の敷石の奥に繋げ、広場を広げ



同時期に咲いているマロニエ、シャクナゲ、久留米ツツジについて、

位置の関連性を持たせ、調和を演出しました



今後、敷石の間に芝生を植える予定です。

玄関園路から西のシラカシを見通すと、以前は



写真ではわかりにくいのですが、奥のマロニエが、少し透けて見えるようになり



庭の奥行きが出ました。


大谷石も木曽石も大変重く、前回は従業員二人で作業してもらいましたが、

今回は、夫が一人で「えい」「ふんっ」と格闘し、やり遂げました。

非力な妻は、ただもう感心して、あらためて夫を惚れ直しました。


花は移ろう、5月

2014年05月03日 | 庭、四季の花
4月中旬にモミジの花が咲き、



5月上旬の今は、プロペラの羽のような形の種なり、風に乗って飛んでいきます。



我が家の東の片隅に、「イングリッシュ・ガーデン」風の小庭を作りましたが、

ホワイトをテーマに、オオデマリとコデマリの、花の大小の対比も楽しんで



一つのラベンダーが、ここまで野生化して大きく育ち、



アヤメも、去年は3輪だけでしたが、今年はこんなに咲かせてくれて



スズランも勢力を伸ばし



植物さんたち、ありがとう。

こんなに いい加減な世話役なのに、お花を咲かせてくれて・・・


花の色は移りにけり・・・

2014年05月02日 | 庭、四季の花
春はタンポポ、水仙など、初めは黄色に咲く花が多く、

そのうちに、赤やオレンジ、青色の花が加わって、季節の移ろいを感じさせてくれます。

以下、4月中旬の お花たちを紹介します。

ムスカリの青。分球して、段々増えてきました



西洋オダマキの青、うつむき加減に咲きますね



オレンジのチューリップと松葉菊。橙色で郵便ポスト周辺を明るく演出。



赤色のチューリップは



原種に近いのでしょうか、頑強で、こぼれ種で、こんなところにも生えて



ハナミズキの赤い花。苗木の背丈は ようやく私の胸の届き、今年、花は4輪。



昨年植えたライラックの苗も、根が落ち着いて、香り高く咲きます。



次つぎと咲いて、ブログ・アップが追いつきません。

GWは雑草とりで、腰痛と格闘しております。

今年のお花見

2014年04月11日 | 庭、四季の花
今年のお花見、近所のお寺を訪ねました。

安行桜(河津桜と近種)のトンネルで始まり、



各種桜(安行桜、染井吉野、緋寒桜、山桜など)の競演、色のグラデーションが美しい



左はソメイヨシノ、右は安行桜、桃色の濃淡がわかりますね



枝垂れ桜



枝垂れ桜と三つ葉ツツジ



三つ葉ツツジの透明感ある赤紫と、枝垂れの桃色が、お互いに引き立てあって


私は、桜の中では、枝垂桜の花が一番好きです



桜を満喫、春を堪能した 夕暮れ時でした。

白木蓮の花

2014年04月03日 | 庭、四季の花
今年の白木蓮は、6年前の移植後の衝撃から、ようやく立ち直って、見事に咲かせました。


足元には、日向ミズキの黄色の小花が可憐で、

白木蓮の大きく豪華に咲き誇る様と、呼応しています。

視点を変えて、馬酔木アセビを手前に、背後に白木蓮。



アセビの赤花も、鈴なりに咲いて



ヒヤシンスとスイセンが競い合い



中国では美人の例えに引用される ハナカイドウ



ハナカイドウは、「おきゃんな町娘」の風情と申しましょうか、



私も夫も、好きな花木です。

春が来た

2014年03月25日 | 庭、四季の花
今週は気温が上がり、我が家の庭にも春が訪れました。

玄関扉を開くと、沈丁花の香り 

新聞受けに向かって歩くと、

まずは、ミニスイセン

お次は、クリスマスに咲かないクリスマス・ローズ

 

黄花スイセン

ついでに、お彼岸に活けた花を紹介しますと、



丸い花器に、ラナンキュラス、スイートピー、サンダーソニア

 

細長い壷に、菊とヒペリカムの実。

春は、香りが立つ花が多くて、気分も華やぎますね。


三回目の雪

2014年02月14日 | 庭、四季の花


一月下旬に満開を迎えた紅梅も、連日の雪で、フリーズド・ドライ。

花が長持ちしています。

奥の蜜柑も、寒さに当たって、糖度を増しているかも・・・


一月に場違いな温かい日、拙宅の玄関扉で白い蛾が 日向ぼっこしていました。

やはり、寒い時には、キリリと寒くなくては、本来冬を越せないはずの虫が生き残り、

早い春と長すぎる夏で、大発生の原因になります。

まだ、「春は名のみの」時節であってほしいですね。

8日の大雪は

2014年02月10日 | 庭、四季の花
8日の雪は、東京と埼玉に住み続けて、初めて見るような雪でした。

豪雪地帯の方からすると、「これくらいで」とのことでしょうが、

積もらずに 風に吹き上げられて渦巻く様は、まさに「吹雪」でして、

ダイナミックな景色を見るために、レースのカーテンをあけて、眺めていました。


夜、積もり具合を見納めてからベッドに入り、翌朝を楽しみに寝ました。



前回の雪の翌朝は、このスイセンの足元まで解けていましたが、

今回は、このように首まで浸かって、「美しい お顔は セーフ」。


屋根を見上げると、積もり具合に差があります



右手前は南東角、吹き溜まりで盛り上がり、

左手奥は南西、北西の風が吹き付けて、雪が吹っ飛んでいます。

拙宅は丘の頂上で、北側は谷地へ下る地形から、北西の風が強く吹き上がってきます。

西側の大きなシラカシの木などは、雪がまったく積もりませんでした。

他の庭木も、夜中は雪がどっしり積もっていたのに、朝はさっぱり無いのです。


真っさらな雪の上に、足跡をつけて、



喜んだあとは・・・・・ひたすら、雪掻きが待ち受けます。

見上げると、落雪注意



新潟から出稼ぎに来ている、夫の友人からの助言で、竹で突いて、予め落します。

雪国の知恵ですね。



午前中、事務所と母屋の間から道路まで雪掻きして、お昼はラーメンを作り、私はギブアップ。

夫は、午後はトラックの駐車場も雪掻きをして、夕方、現場が心配だとボヤクので、

私が「百聞は一見にしかず、で、見に行きましょう」と同行し、現場に到着すると、

夫は やおらスコップを取り出し、そこでも雪掻きを始めた・・・・・

夫の一途に頑張る姿に、私は、ただ感動して、胸キュン。


翌日、二人とも全身筋肉痛です。

夜は、マッサージをしてあげました。

いつまでも、元気で、そばにいてね・・・・・・

あっぱれな雪

2014年02月06日 | 庭、四季の花
一昨日の夕方、最初は小さな粉雪が、

まもなく、大きな白い花びらのように はらはら 舞い落ちてきて、

夜中、一面の白い雪景色に感嘆したのですが、

翌朝、みるみる解けていき



キリンの網目模様のようになって

朝日が差すと、紅梅がキラキラ光って



霜柱がカールしていて、なんだか愉快な感じ



ニホンスイセンも 日光を浴びて 嬉しそう



お昼には、雪は消え去り、

あまりにも 見事な去り際に 「あっぱれ」と感じ入りました。


春が早すぎます

2014年01月28日 | 庭、四季の花
なんだか、最近、

春が早く訪れて、夏が長ーーーくて、秋はあわただしく、冬はあっという間に終る

そんな感じがしませんか???

地球の温暖化、確実に、進行していますよね・・・



我が家では、例年、2月半ばに咲き始める梅が、

今年は一月中旬に まず白梅が咲き始め



紅梅は 蕾がふっくらと膨らんで



先週の 妙に暖かすぎる小春日和で、喉が渇いた尾長が みかんジュースを飲みに来て




後日談、1月31日現在、紅白とも満開です。

早すぎます。春の到来が・・・・