BALIぴあNote

Pianoと納豆と、そしてBALI

継続は…

2015-12-07 13:20:48 | piano


2012年にホームコンサートを友人宅で始めて、早くも3年半。

この10月で10回目を終えることができました。

毎回、違うテーマを設定して選曲も新しいものを選んでいくので、
否応無しにレパートリーが毎回3,4曲ずつ増えていきます。

しかも、人様に聴いて頂くので、かたちに仕上げなければいけないという
結構大変な作業を毎回経験するわけです。

当然、なんとなく惰性で練習していた若いときに比べて、
アナリーゼも、細かい練習も密度は濃いものになります。

さらに、ネットの発達でさまざまな人の演奏、解釈、練習風景、練習法などを
見ることができて、
自分の肥しとなっていきます。

そんなわけで、毎日毎日たとえ20分でも30分でもピアノに向かっていると、
ほんの少しずつですが、上達が実感できる瞬間があります。

そんなときに思うのです。

ピアノは大体小さい時から始めるのがよいとされていて
ある程度の年齢になるとそれ以上に上達するのは難しいとか何とか言われていますが、
決してそんなことは無い、と。
確かに絶対音感などは小さいときにしか身につかないものかもしれません。

しかし、情感と表現力など人生経験がものを言う力はもとより、
テクニックですらこのような年齢になっても
上達し続けているのです。

これは驚きでした。

若いときにこれは弾けっこないとあきらめていた曲が
今、この何年かの練習によってすらすらと弾けているという事実!!!

なんで、ピアノを習っていた小さい頃、あるいは学生の時に
あきらめないで丁寧に何度もやったら絶対できるようになるのよ、
と言うことを教えてくれなかったんでしょう。

効率のよい練習の仕方、
ちょっと体の位置や腕やひじの使い方などを工夫するだけで、
楽に演奏できると言うことを、
なんで私の習った先生は教えてくれなかったんだろう。

教える側になって初めて、教えることの怖さも実感しています。

誰に習うかと言うこともとっても大事なことかもしれない。

それはそうと、ここに来てやっと思うのです。

継続は力なんやって。

ただ続けるだけではなく、進歩を見据えて継続していくことの大切さ。

だから、今やってること何でもいいから、みんなにも伝えたい。

やめないで続けてねって。