近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

沖縄の歴史・文化 “八重山の将来”波照間島は!

2008年07月01日 | 歴史
波照間島は、沖縄県の八重山諸島にある日本最南端の有人島で、面積は12.7km2、標高約65m、人口は600人弱。

交通アクセスは、石垣空港から所要時間25分ほどで、週4日運行されている。





写真は、波照間島日本最南端の碑など遠景と蛇の小道及び日本最南端の碑。

有人島として日本最南端の島であると共に、民間人が行くことのできる日本最南端のスポットでもあり、「日本最南端の碑」と「日本最南端平和の碑」が建てられている。

“日本最南端の碑”の脇に延びる、2匹の蛇が絡み合ったような小道。蛇はそれぞれ沖縄と日本本土を意味し、二度と離ればなれにならないという思いを表していると云う。





写真は、波照間島の日本最南端のニシ浜ビーチ及びニシ浜の夕焼け。

波照間島は隆起珊瑚礁であるが比較的起伏が大きく、中央部には標高65mに達する地点もあり、この付近には灯台が立つ。

日本最南端の“ニシ浜ビーチ”は、毎日見ても感動する青のグラデーションと白い砂が最高だが、観光客は余り寄り付かず、広い砂浜を海水浴でもして満喫できるほどで、叉いつか来て見たくなる場所らしい。



写真は、波照間島の星空観測タワー。

波照間島と言えば“星空!”ということで、普段天文に興味がない人も必ず行くのが、写真のような“星空観測タワー”らしい。

施設自体は3階建で、屋上にドームがあり、星空観測タワーには200mmの屈折式天体望遠鏡やプラネタリウムがあり、観光客も見学可能らしい。





写真は、波照間島から観測した各種星空及び波照間島の天の川。

日本国内では南十字星を好条件で観測できる数少ない島の一つであり、周囲に人工的な灯りが極めて少ないため、他の場所では見えにくい星を肉眼で見ることができると云う。

館内の説明員の方も親切にいろいろな星座を教えてくれると云う。

天の川もくっきり見え、白鳥座あたりには、人工衛星が通過していくのも良く見ることができるらしい。
こんなに素晴らしい星空観測環境は、極めて貴重なものと云う。





写真は、波照間島の酒造所及び当酒造所生産の“泡波”。

波照間島の主な産業は、サトウキビ栽培と製糖・泡盛焼酎。

65歳以上の人口構成比は、2005年の調査によると、実に34.3%と3人に1人を占め、叉就業人口の3分の2が農業に従事し、以前は米や粟が作られていたが、1960年代初めにほとんどの農地が、サトウキビ栽培に転換、島の主力産業になっている。

島内の酒造所では、沖縄の泡盛焼酎の中でも、製造量が少なく入手困難なことで有名な「泡波」という銘柄を生産している。

“泡波”は、確かに幻と言うだけあって、島内の各売店を探しても小瓶は見つかるが、大瓶は手に入らないらしい。大瓶が西表島の土産店で、なんと一万円であったというから、本土では何倍になるのであろうか?

近年になり観光客がとみに増え、民宿が7軒から12軒に増え、ペンションもオープンするほどで、2005年の入域観光客数は約14,000人に達したと云う。

これからも観光収入とサトウキビ産業のバランスの上に、島の生計勘定・生き残り策が見えるようだ!


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