近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

古墳あれこれー前方後円墳の伝播とその推進力とは!続編Ⅱ

2011年12月02日 | 歴史
引続き、前方後円墳陸路の伝播ルートを探索します。

先ずはヤマト王朝の前方後円墳原型を辿りますと、
第10代崇神天皇陵は、山の辺の道に沿った代表的な観光スポットで、全長約240mに亘る堂々とした、古墳時代前期・4世紀後半築造の前方後円墳であり、深い緑の水をたたえた濠が美しく静まる。

この小高い丘陵から眺める大和平野と金剛山、大和三山(耳成山、天香久山、畝傍山)、二上山、生駒山等の山々、誠に悠然たる気分になる。

169号線こそ走っているものの農地に囲まれ、墳丘墓の環境は抜群と言える。

169号線沿道の広告用看板等は、風致規制の対象で禁止され、環境保全に対する入念な気遣いが感じ取れる。









写真は、崇神天皇陵の宮内庁管理柵の様子、同柵越えに望む崇神天皇陵光景、水濠に巡まされた同天皇陵遠景及び同天皇陵脇の陪塚光景。

崇神天皇陵は、長岳寺から徒歩10分、黒塚古墳からも徒歩10分、直ぐ後ろには櫛山古墳があり、山辺の道散策コース・スポットの一つ。



写真は、崇神天皇陵の周濠光景。

同天皇陵は、大和の山々を背景に、水鳥が舞う瑞々しい外濠池の環境保全だけでも大変だと思われる。

見事に管理・維持されている代表的天皇陵の一つと云える。